2019年12月7日土曜日

つくばりんりんロード~折りたたみ自転車で巡る近場の旅2019(1日目)

11月の後半はサイクリングで過ごそうと思っていたのだけど、私の住む関東ではこの時期らしくない連日の雨。
11月の後半3分の1はほぼ毎日雨が降っていた印象。早くも12月に入り、グッと寒くなってきたものの、ようやく天気が安定してきた。

まとまった雨が降った翌日からしばらく晴天が続きそうな予報のため、早速出掛けることにした。向かったのは去年パンクにより断念したつくばりんりんロード。土浦から筑波山の西側を通り、JR岩瀬駅に至る自転車道。廃線になった線路あとに作られたサイクリングロードとのこと。

そこからは小貝川沿いを走って戻ってこようか。そんな大まかな計画を立て、2泊3日の予定で出発したのは12月2日(火)のことだった。9時には出発しようと思っていたものの、前日何も準備せずに寝てしまったため、やっぱりもたつくことに。

そのままにしていた登山用の装備からキャンプ道具をいくつか入れ替えて準備完了、ようやく10時半頃出発したものの、忘れ物に気づいて一旦戻り、10:45頃の出発となった。出足が重いのはいつものことだけど、何とかしたいもの。

今日はとりあえず土浦を目指すのだけど、以前から気になっていた牛久大仏を見てから行こうと思い牛久方面に向けて出発。まずは手賀沼から手賀川沿いを走って利根川を渡り、茨城に入るつもり。


タイヤを交換したせいか、今日はやけに体が軽く、スイスイ進んでいく。と思っていたら単に追い風なだけだった。今回の装備。リアキャリアにバックパックを括り付けるスタイル。


フロントバッグは内側に向けて付けたほうが使いやすい。ハンドルポストに後付けのボトルホルダーを取り付けている。今回は関東甲信越のツーリングマップルRをばらし、必要な箇所だけクリアファイルに入れて持ってきた。ふんわりと二つ折りにしてフロントバッグに挿入。できるだけスマホは使わず、地図を頼りに走る予定。


手賀川から利根川に至る道は何度か通っているのだけど、逆方向からならスムーズに行けるのに、毎回合流点付近で迷ってしまう。しばらく市街地を彷徨っていると川を発見。


これも利根川に合流しているもの考えて川沿いに走ると見覚えのある赤い橋が見えてほっとする。


11時半頃利根川に到着。ここから少し戻った栄橋を渡り、県道4号線を北上する。


しかし、栄橋の直前で堤防道路が途切れ、路肩もほとんどない。赤信号の隙に365号線を逆走し、ダッシュで橋の歩道に駆け込んだ。


4号線を走っていると、前回霞ヶ浦に行った時もこの道を通ったことを思い出す。牛久大仏の場所は予めGoogle mapで調べて、地図で見当を付けておいた。


一旦4号線を離れて県道34号線を進む。国道408号線の手前で左折すれば途中にあるはず、と思って進むも、


結局見つからないまま4号線から続く県道48号線に出てしまった。Google mapの位置が間違っているのかとも思ったけど、大仏にそこまで思い入れもないのであきらめて土浦に向けて進むことに。


しばらく進むと牛久大仏の標識を発見。ただ、そこから7.6㎞もあるので行く気が起こらず今回はパス。後から地図をよく見ると、408号線の手前と思っていたのは勘違いで、その少し北を並行して走る央圏道の手前だった。Google mapでは央圏道が468号線と記されているので勘違してしまった。まあ、大仏はまた別の機会にすることにしよう。


ということで48号線をひた走って土浦を目指す。途中ウエルシアがあったので早めに補給しておく。ウエルシアは基本高めなのでウエルシアデー以外にあまり使うことはないのだけど、12月末までの楽天期間限定ポイントがあるので今回は楽天ペイで消費していく。ここでは夕食後のおやつを購入。


坂を下って土浦市街に突入。


14時ごろ、約1年ぶりの土浦駅に到着した。


りんりんロードは駅の東側から始まるはずなのでそのまま進むと看板があった。


線路あとに作られているだけに土浦駅のすぐ横からスタート。


やっぱりサイクリングロードは走りやすくていい。車を気にせず、道順も気にせず、ボーっと考え事をしながらのんびり進む。


最初は土浦の市街地を進んでいく。


廃線跡だけに、時々駅のプラットフォームが残っている。


ネギ畑の向こうに筑波山がくっきり見えた。それにしても、今日は風も穏やかでいい天気。


しばらく進んで14:20虫掛駅跡の休憩施設に到着。エネルギー補給を行う。


今日は自家製の焼きいもを持ってきた。少し前に知り合いにじゃがいも、里芋、さつまいもを大量にもらったのだけど、さつまいもは使い方が思いつかず、ひたすら焼きいもにして食べたけどこれが最後の1個。レンジで3分+トースターで8分でまあまあうまくできる。しっとり系かほくほく系かはいも次第といったところ。


14:50藤沢休憩施設に到着。ここはキャンプによさそうな草地があるけどちょっと民家が近すぎ。


そろそろ今日の宿営地を物色しながら進むも、なかなかいい場所がない。時間的には筑波休憩施設あたりがよさそうなんだけど。


右手に古墳のような雰囲気の場所があったので行ってみると、


小田城跡とのこと。ここも芝生に東屋もあってキャンプにピッタリだけど、当然無理。


水道があったので念のためボルトを満杯にし、きれいなトイレを借りて先に進む。盛り土の壁をくりぬいて作られた立派なトイレだった。


柿の木越しに筑波山を望む。


それにしても柿って1本の木にものすごい数の実が実るんですね。すごいパワーというか、生命力を感じてしまう。


小田城跡から少し進んだ北条というところでスーパー・カスミのすぐ横を通過。補給にそさそう。と思っていると、


すぐ先にウエルシアもあった。今日はすでに補給を済ませているのでパス。ここは川沿いのサイクリングロードと違って周囲に生活感があっておもしろい。その分野宿場所探しには苦労しそうだけど。夕方の雰囲気が漂いだした16時前、筑波山が正面に迫ってきた。


16時過ぎに筑波休憩施設に到着。トイレや空気入れもあり、サイクリングの休憩にはぴったり。しかし、人けが多すぎて全く野宿できる雰囲気ではない。仕方ないので来た道を戻って、目星を付けていたところを当たってみることに。


ただ、さっきまで人けがなかったところも、自転車で帰宅する学生がいっぱいいたりとにぎやかになっている。結局8㎞ほど戻った高架下にいい場所を発見。もう真っ暗になった16:50頃テント設営を完了した。枯草の上だけどすぐ下はアスファルトなのでペグは打てず。


今日の夕食はレトルトのチキンハンバーグに乾燥わかめと芽ひじきを加えたみそ汁。


食後は明日以降の計画を練り直す。考えてみれば、つくばりんりんロードは40㎞ほどしかないので明日朝にはそうそうに走り終わってしまいそう。小貝川沿いを走ってくると明日には家に戻ってきてしまう。


地図を眺めながら考えた末、栃木南部を横断して佐野か足利あたりまで行き、渡良瀬川→利根川と下って千葉県に戻るプランに決定。今日はさっさと寝ることにしよう。

  • 本日の走行距離:81.5km