2020年8月4日(火)、今日は16時半発のフェリーで本州に戻るので北海道最終日。
当初のイメージでは北海道の本流釣りは十分堪能し、最後は道南の渓流でのんびりイワナ釣りでもしようと思っていたのだけど、なかなか結果がでない本流を諦めきれず、最後まで粘ることになった。昨夜は雨だったけど橋の下で快適な車中泊。起きると4時半ごろですでに雨は上がっていた。早速川に向かう。昨日どのくらい雨が降ったかわからなかったのでおそるおそる川を覗いてみると、やや増水しているものの濁りはほとんどなく、絶好の条件に見えた。
増水気味なのでシンキングラインにドロッパー、リードとも4番のフライでスタート。しかし途中小物っぽいアタリがあっただけで終了。全く、日に日に釣れなくなっていく尻別川なのであった。
朝食を済ませて次のポイントに移動。しかしここではミニサイズのヤマメのみ。もしかするとこれが今回の北海道遠征最後の魚かも、と思って一応写真に撮っておいた。
そうして向かった最後のポイント、大物が期待できそうな雰囲気はあるのだが、釣れたのは15cmクラスのニジマスと先程と同じようなミニサイズのヤマメのみ。とうとう20cmクラスの魚すら釣れなくなった。11時になったところで上がって函館に向かうことに。
考えてみると、ここ数日で西日本から次々に梅雨明けが発表されていった。もう盛夏と言っていい季節だ。ここ北海道では逆に雨になったけど、それでもやはり着実に季節は進んでいるのかもしれない。それに気づかず同じ釣りを続けていた私が悪かったのかもしれない。
ということで毎日釣り続けた釣りもようやく終了。なんだか尻ずぼみに終わって納得感はないけどさっぱりした気分ではあった。再び降り始めた雨の中、国道5号線を走って函館に向かう。
12時を回ったところで途中のパーキングスペースで昼食のインスタントラーメンを食べ、再び走り始めると、函館には思いの外早く着いてしまいそう。ということで本来なら明日が風呂の日なのだが、明後日には帰宅する予定だし、時間潰しも兼ねて今日風呂に入っておくことにした。
調べてみると途中の八雲町の「和の湯(やわらぎのゆ)」というところがよさそうなので寄ってみることに。5号線からは少し離れているけどそれほど遠回りでもない。行ってみると、畑の中にポツンと建っているちょっと秘境感もあるところ。
かなり年期の入った雰囲気で場末感もあり、営業しているか不安になったほど。しかしこれは好きな雰囲気。古いけど充実した設備でなかなかいい。入浴料は450円とまあまあ安め。ただここもシャンプーやボディーソープはない。
お湯はちょっと濁った感じでやや熱め。よく体が温まる感じ。一応露天風呂もあって、そっちはややぬる目だった。先客1人でゆっくりできたけど、私が上がることには結構客がやって来た。わりと人気の温泉なのかも。
さっぱりしたところで再び5号線を南下。不思議と函館に近づくと雨は降っていなかった。15時半ごろフェリーターミナルに到着。ターミナルでおみやげを買って16時過ぎに乗船開始。定刻の16時半函館港を出港し、20日間毎日ひたすら釣り続けた北海道ともとうとうお別れとなった。
ただまだ旅は終わらない。これから2日かけて大間から千葉の自宅まで自走しないといけないのだ。今回は天気がいまいちなのでずっと船内で過ごした。一応wifiがあるので、ここぞとばかりに下書きしておいたブログの記事をアップしようとするも、電波が不安定でなかなかはかどらず。
そうこうしているうち、あっという間に大間に到着。まだ18時で明るいので、少しでも距離を稼いでおこうともう少し走ることにした。この日は19時半まで走って横浜町というところのパーキングスペースで車中泊。
それにしても暑い。ここはまだ本州最北端に近い下北半島だというのに。これまで夜の気温は20℃前後だったのが一気に25℃に。網戸をセットしても風の通りが悪くて汗だくになって夕食を済ませた。そう思うと北海道は天気にも恵まれて本当に快適だったなあ。