2020年11月23日(月)、国頭村のビーチで朝を迎える。
6時半頃起き出してみると、今日はどんよりとした曇り空。朝食は昨日買っておいたサーターアンダギー。6個で350円とそれほど安くはないものの、これもこちらに来たら一度は食べておきたい沖縄の味。
さて、今日は本島最北端の辺戸岬を回って楚洲というところまで行く予定なのだが、最大の楽しみだった釣りが終了したので時間をもて余す。
もう少しゆっくりして出発しようとテント内でだらだらしているうち、とうとう雨がぱらついてきた。荷物を濡らしたくないので慌てて撤収に掛かるも、1歩遅かった。
テントを畳み終わる前に本降りになり、荷物も体もずぶ濡れに。もう10分早く準備にかかっていればよかったものを。。。
急いで近くの東屋に退避。荷物を広げて少しでも水気を落とす。
すると今度は腕時計のベルトが千切れた。今回はアクシデントが続く。天気予報を確認すると、午後からは回復する模様。ならばこのまま野宿旅を続けるか。
北風が強くてずぶ濡れの体では東屋は寒いので、雨が弱まったところを見計らって道の駅ゆいゆい国頭に移動。この角度だとザックカバーをどっち向けに付けようか迷ったけど、とりあえず通常とは逆向きで付けてみた。
道の駅の休憩スペースで天気の回復を待つ。昨日は用なしと思えたこの道の駅、今日は本当にありがたかった。ただ、11時を過ぎても雨が止まない。この先当分食堂も無さそうなので、ここで昼食を済ませることにした。
本館にもレストランはあるのだけど、別の建物がフードコートになっていて、600~700円で定食を食べられる店が並んでいる。
その中のサーター屋というところでカツ丼600円を注文。ボリュームは普通だけどサラダにつけ添えが3品、さらに小ぶりなサーターアンダギーも付いてこの値段はお得感がある。
食べ終わったお昼前、ようやく雨が止んだので出発。時折雨はぱらつくけど、これから天気の大きな崩れはなさそうな気配。
荷物を確認するとタイヤのしぶきでザックがドロドロ。途中でザックカバーを逆向きに付け直した。
北風が強くてなかなか進まない。海も大時化。
だいぶ辺戸岬が近づいてきた。
すると北の空にかすかに青空が覗いてきた。これはいい感じ!
辺戸岬へは58号線を離れて脇道に入る。坂を上りきると、
あれが辺戸岬か。
14時過ぎに辺戸岬に到着。
ここには以前バスを乗り継いで来たことがあるのだけど、もう10年以上前のことなのでほとんど記憶がない。
なかなか迫力のある景色。
ちょっとだけど青空が見えたのはよかった。
14:20頃辺戸岬を離れ、58号線に復帰する。
前回来たときにはここから東村の平良まで3泊4日で歩いたのだった。今回は自転車なのでもう2泊で名護に戻る予定。
東海岸はほぼ平坦だった西海岸と違って山越えのアップダウンが続く。
ただ、自転車だと歩き以上に上りが堪えるためか、記憶よりもアップダウンが激しい気がする。
上っては下りでほとんど平坦な場所はない。
15時40分頃今日の目的地、伊江の浜に到着。こは砂浜自体は特にきれいなわけではないが、水のきれいな伊江川河口に位置していて、近くにトイレと水道もあるのでキャンプ適地として有名な場所。
まずはびしょ濡れのテントを組み立て、風に当てて乾かす。
すぐに乾いた。
橋の上からキャンプ地を見たところ。丸見えだけどほとんど目立たない。
落ち着いたところでまずはコーヒー。最近は国頭スーパーで買った黒砂糖を入れて沖縄コーヒーにしている。
夕食はいつものインスタント沖縄そばに、これまた国頭スーパーで買ったレトルトのらふていを入れてみる。
なかなかおいしかったけど、先日作ったソーキそばには遠く及ばない感じではあった。それでも十分満足し、泡盛を飲んで床に就いた。
この日の走行距離:40.2km