2021年2月17日水曜日

冨里のスリランカ料理店:Siri Laka Restautant~近場のディープアジアを巡る(その6)

 今回の旅先はようやく2回目となるスリランカ。

富里市にはいくつかスリランカ料理屋があるみたいだけど、なにしろ自宅から40㎞ほどもあるので、昼食のために自転車で出かけるとなるとちょっとした覚悟みたいなものが必要になる。

さらに冬のこの時期北風が強い日が多いので、帰りのことを考えると天候もかなり重要なファクター。そんななか先日ようやく条件が整い、出かけることに。この日は風は穏やかなものの、予報に反して曇り空で薄ら寒い。そのうち晴れてくることを期待して9時半ごろ自宅を出発した。


前回八街のセイロン食堂と同じく、今回も県道65号線経由で酒々井方面を目指す。まずは手賀川沿いを東に進む。自転車は、意外とアップダウンが激しい房総半島内陸部を快適に走るため、チェーンリングを45Tに交換しているダホン・ボードウォーク。


印旛沼の水路を超えたところで酒々井方面へ。


田園地帯を走るこの辺りは結構お気に入りの区間。


今回は酒々井駅付近で京成線の線路を超えてさらに東に進んでいく。


写真ではわかりにくいけどかなりの急坂をこなして国道296号線に出る。しばらく進んで県道102号線に入り、Sakura Sri Lankan Restaurantを目指す。11時半ごろの到着を目指していたけど意外に時間が掛かり、11:50頃到着。


畑の中にぽつんと佇むその姿は秘境感満載だけど、どうも様子がおかしい。


閉店か?と思って近づいてみると2月8日から3月7日まで休業とのこと。緊急事態宣言延長に嫌気がさしたのだろうか?もう少し早く来るべきだったけど仕方ない。ここはまたの機会に譲るとして、気を取り直して第2候補を目指すことに。

この辺り、自転車で回れる範囲に数軒あるのでありがたい。次に向かったのは102号線を戻って296号線沿いにあるSiri Laka Restaurant。こちらは296号線からちょっと奥まったところにある普通の民家のような佇まい。


幸いにもOPENの明かりが点灯してる。時刻はちょうど12時を回ったところ。混んでるかも、と思って入ってみると先客はなくガラガラ。国道沿いとは言え、こんな田舎では平日はなかなか客が集まらないのかもしれない。


ちょっとしたグロッサリーショップを兼ねているようなこじんまりとした店内。スリランカ人の家族がやっている模様。後で女性の一人はテイクアウトの客だというのがわかった。


今回もライス&カリーのL(900円)を注文。


ここはワンプレートに4種類のおかずが乗せられている。メインはご飯の向こうに隠れているチキンカレー。大きめの鶏肉が4片ほど入っている。それにココナッツミルクが効いたジャガイモのカレー、野菜のカレーにサンボルというふりかけのようなもの。

やっぱりうまい!ここのチキンカレーは青唐辛子が効いていて結構辛め。辛いもの好きの自分としてはちょうどいいけど、苦手な人にはちょっと辛過ぎるかも。一通り味わった後はごちゃ混ぜにして食べる。


全体的にちょっと上品な雰囲気で、個人的には前回のセイロン食堂のほうが好みではある。最後にサービスなのか、ごま団子のようなデザートが出てきた。


これで900円は割安感はないものの、バラエティー豊かでおいしいスリランカ料理が食べられるので満足度は高い。これで750円くらいだったら最高なんだけどな。まあうまいので良しとしよう。

満足してお店を後にし、今回はレストランだけではなく食材店にも行ってみる。向かったのは先ほど行ったSakura Restaurantの近くにあるWorld Lanka Foodというお店。想像していたのとは違う、ただのコンテナハウス。がしかし、ここも閉まっている。


電気は付いているので昼食にでも出掛けているんだろうか?しかしこの辺り、食材店もいくつかあるのがうれしいところ。気を取り直してここも第2候補に行ってみることに。ついでに途中にあるもう1軒あるスリランカ料理店の様子を見ていく。


先ほどのSiri Lakaに近いU&Y Asian Restaurantというところなのだが、ここもシャッターが閉まっている。閉店してしまったのか、休業中なのか、こちらには張り紙のようなものもなかった。


ちょっと寂しい気分になりながらやって来たのはヴィヤータ・アジアン・フード・シティ。ここもスリランカ人がやっているお店。この辺り、よっぽどスリランカ人が多いのだろう。ここでは切れかかっているミックススパイスとクミンシードを買いたかったのだけど、クミンシードは置いてないとのこと。


スリランカ料理では使わないのだろうか?なのでカレーパウダーだけ購入。100gで税込み300円となかなかリーズナブル。スリランカ製なのでこれまでとはちょっと違ったカレーが楽しめそう。


この辺り、成田空港に近い土地柄のためかタイマッサージの店もやたらと目についた。中には1時間3000円というリーズナブルな店もあったけど、タイに行けば1時間200バーツ(約700円)が基本。やっぱり高いな。帰りは今回も国道464号線を進むことに。この道は交通量少な目で走りやすい。


印旛沼を超えると京成線と並行して走るバイパスへ。前回は壁がすぐ迫る車道を走って死ぬような思いをしたが、ここは歩道が広く段差も少なくて自転車でも快適。歩道を走るのが正解。


夕方の気配が漂いはじめた頃手賀川に到着。ようやくホームに戻ってきたような気分になる。


バードウォッチングの人たちで賑わっている。何か珍しい鳥でもいるのだろうか?


そして16時過ぎに無事帰宅。今回の走行距離はいろいろと回ったおかげで94.6㎞。さすがにおしりも痛くなるしかなり疲れた。あの辺り、かなり魅力的な地域だけどやっぱり遠い。Sakura Restaurantが営業再開したらもう一度行きたいものだけど。。。今回食べたSiri Laka Restaurantの場所はこちら。

そしてこちらがヴィヤータ・アジアン・フード・シティ。

こういう店をはしごするとちょっとした旅行気分が味わえますね!