前週は近場でお茶を濁したこともあり、フライも十分補充して満を持して迎えた2021年11月9日(火)、予定通り南房総に向けて出発することにした。
ただ天気はあいにくの大雨。まあそれは予報通りではあるものの、午後には晴れるとの予報がかなり後ずれしている。それでも夕方にはチャンスもあろうとこの日も朝から出発。今回もまずは快活クラブで腹ごしらえ。朝食兼昼食(兼夕食)を食べ、満足感と後ろめたさの板挟みの中車を南に走らせた。しかし途中でものすごい雨になり、これはヤバいんじゃないかと一旦通りがかった道の駅木更津に退避してやり過ごすことに。
ここで2時間近く休憩して出発。15時過ぎに前回と同じ外房側の海岸にたどり着いた。幸い雨は止んで青空も覗いているけどかなりの強風と強いうねり。あまり釣れそうな雰囲気ではないが、せっかく来たのでいつもの漁港で竿を出してみる。
相変わらず風は強いものの、この日は前回と違って南風。お気に入りのスロープ周りが追い風になるのでそこに入った。5番タックルにこの日もドロッパーシステムで手早く探っていく。
ふと気が付くと前方に虹が見えた。何かいいことないかな~、と釣れそうにない雰囲気ながら期待を込めてリトリーブする手にコツリ、コツリとアタリがあったけどそれっきり。明日に期待することにしてこの日はまだ明るい17時前に納竿とした。
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2日目の2021年11月10日(水)は強風で車中泊する車がぐわんぐわん揺れてなかなか寝付けない中朝を迎えることになった。どうやら風は昨日よりも強くなっている模様。ゆっくり準備して朝食も済ませて7時前に釣り開始。
まずは昨日とは別の漁港に来てみたものの、ここはもろに風を受けるようでものすごい風に釣り人は皆無。これは無理そうだとちょっとはマシそうな昨日の漁港にもどった。ここも風は強いけど何とか釣りはできるレベル。
しかしだからといって釣れる訳ではない。広い漁港の中を移動しながら丹念に探ってみたもののアタリの一つもなく心が折れた。少しはましになったかも、と先ほどの漁港に行ってみたものの、まともに立っていられないほどの風。
この日は南~西風で内房側も期待はできないけど、こっちで釣れないので仕方なく移動してみることに。ということで内房側に移動してまず立ち寄ってみた漁港、ここはいつも穏やかな岸壁もこの日ばかりはバッサバッサと波をかぶってとても釣りができる状況ではない。
次の漁港に移動。お昼近くになったので昼食を済ませて堤防に出てみると、先ほどの漁港ほどではないもののこちらも強風で竿を出せる状況ではない。いくらかましな湾奥の港内で竿を出してみた。
しかし案の定反応なし。しばらく粘ってみたけどさっぱりで、夕方に風が収まるのを期待して車で昼寝しながら時間を潰す。夕マヅメが近づいた16時前、いつものカマス港に行ってみたものの、ここも強風と強い濁りで無理。
先ほどの漁港に戻って期待薄の湾奥でやってみたけどやはりダメ。また明日頑張ろうと、この日もまだ明るい17時前に納竿して車中泊とした。
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3日目の2021年11月11日(木)、天気予報で想定はしていたものの、相変わらずの爆風にがっかりしながらもまだ暗いうちに起き出してカマス港に行ってみる。昨日よりは多少ましかというレベルだけどやはり釣りは無理。
諦めて昨日の漁港に戻って一応竿を出す。とりあえずマヅメ時だけは頑張ってみたけど相変わらず一切反応はなく、心が折れて車に退避。朝食を済ませて今回最後、前回大物をバラした内房の漁港に望みを託すことに。
しかし期待もむなしく、予想以上の強風。この日は快晴で富士山がよく見えた。ただ、ここは左斜め後ろからの風で右利きとしては強風ながらキャストはしやすい。ストリーマーとシュリンプフライで一通り探ってみることにしよう。
後ろからの強風で、気を抜くと海に落ちそうなるので少し岸から離れてキャスト開始。後ろに体重をかけて踏ん張っているのでたまに風が止むと後ろにつんのめりそうになる。森林限界の上の稜線上ではたまにあるけど、平地の海辺でこんな目に合うとは。。。
タナ、リトリーブ、フライとなんとかルーティーンの釣りをこなしたところで全く無反応。結局風に煽られ、車で右往左往しながら350㎞も走ったけど3日でアタリは初日の1回のみ。魚の顔を見ることなく今回の遠征は終了となった。
お昼前に内陸の自宅に戻ってみると、びっくりするくらい穏やかな秋晴れの天気。さっきまで風に吹かれ続けたのがうそみたい。今回はあまりにもひどかったけど、こんなこともあるさと気持ちを切り替えて、近いうちにリベンジすることにして今回の釣行記は終了とします。