2022年8月15日月曜日

八雲町郷土資料館と森漁港での釣り~2022年北海道車中泊釣行(24日目)

 2022年8月2日(火)、しぶとく降り続ける雨の中尻別川の畔で朝を迎える。

5時前に目が覚めたとき尻別川の水位を確認すると、案の定大増水。これはダメだとふて寝して6時半頃起床。ゆっくり朝食を食べ、一応川を見に行ってみるとやはり泥濁りの大増水。


明日午前中までは釣りができるのだが、とてもそれまでに回復するようなレベルではない。諦めてコーヒーを淹れ、ラジオでクラシック・カフェを聴きながら今日の作戦を練る。本流がダメなら支流の昆布川でも、と思っていたけど昆布川は昨日の時点で既に泥濁りだった。


ここはキッパリ諦めて、函館を目指して道南方面に進むことにしよう。地図を眺めていて何となく目に付いた森漁港で海釣りでもしてみようか。それと途中の八雲町郷土資料館が無料というので寄ってみるか。ということで9時過ぎに蘭越町を出発。国道5号線をひた走る。


しばらく走ると路面は乾いていて青空も見えてきた。ただそこからは場所によって降ったり晴れたりの天気。


峠を越えて長万部に入るとようやく晴天に。


マックスバリュで買い出ししてまずは八雲町郷土資料館へ。


ここは1階に剥製の展示、2階に郷土資料館があるほか、八雲町は木彫り熊発祥の地らしく、2階の別室に木彫り熊資料館もある。


1階の剥製をざっと見学して郷土資料館へ。ここはアイヌの資料館というわけではなく、アイヌ関連もあるけどユーラップ開拓の歴史と産業別の展示がメイン。


様々な現物のほか、写真も多くてなかなかグッド。開拓使が持ち込んだ刀や鎧兜の展示もあった。


ただ、妙に暗くて見辛いなあと思っていると、


見学し終わって出るときにようやく節電で消灯されているのに気付いた。みなさんはちゃんと電気をつけてから見学しましょう。


続いて木彫り熊資料館へ。こちらは美術品のためか、撮影禁止と撮影可が厳密に分けられていて面白かった。新しめのものとか、木彫り熊講座の作品なんかは撮影可。ただ私はそれほど木彫り熊には惹かれなかった。ここはやはり郷土資料館の充実度が凄かった。


さて、時刻はちょうどお昼。昼食を食べて森漁港に行こう。台風一過のような快晴の中車を走らせて13時過ぎに森漁港に到着。


正面に駒ヶ岳を臨むなかなかのロケーション。ただ釣り人の姿は皆無。でも、釣り禁止ではなさそうだし、せっかく来たので竿を出してみることに。


シンキングラインで小型のストリーマーやシュリンプフライを引いてくると小魚の群れが着いてきて、時折コツっとつついてくるけどフッキングせず。魚が小さすぎるみたい。緑色っぽいので多分チカっていう魚だと思う。

2時間くらいやっていたけど他に反応はなく、海は諦めて、そろそろ水が落ち着いた川があるかも、と見て回る。しかし、何ヵ所か見てみたけどやはり濁りと増水でどこもまだ釣りは無理。明日、最後のチャンスに期待してこの日は車中泊とした。