今回は配当金生活を目指して運用しているコア・ポートフォリオ、2022年9月の運用状況です。
参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2022年8月)
ここのところの株式市場、前月までの楽観ムードから一転して軟調な展開に。予想を上回るCPIからFOMCでのパウエル議長のタカ派発言でダウ平均はとうとう年初来安値を更新。S&P500やナスダックも時間の問題かもしれません。
そんな中前回からの動きとしては、こういう展開をある程度は予想していて、ポートフォリオのバランスを整えるべく、堅調とは言えないまでも比率の高い生活必需品セクターのなかでも高比率だったユニリーバ(UL)を一部売却。
さらにこちらは比較的堅調だった公益セクターからサザン(SO)も一部売却。その後指値を入れていた景気敏感のBHPグループ(BHP)、3M(MMM)、そしてハイテクのラムリサーチ(LRCX)が相次いで約定。
結果的にはまたしても早まってしまった感が強いですが、まあ仕方ないですね。こういう不安定な局面では安易に指値を入れず、もう少しじっくり構えておくべきなのですが、それでもまあ、自分の中での適正株価で買えたのでよしたしたいところ。
- 前月比:-6.0%(調整後:-6.0%)
- 年初来:-11.1%(調整後:-12.7%)
これでポートフォリオのバランスはバッチリ、かと思いきや、ハイテクセクターが予想以上に軟調で、ラムリサーチを追加購入したにもかかわらず相変わらず低くなっています。全体でもコロナショック以降では最大の-6%という大きな下落。
もう少しバランス調整が必要な感じですが、米ドルでの評価額が大したことなくても円安のせいで想定以上に利益が出ている計算になり、かなりの税金が持って行かれるのが痛い。この円安だとドル転するのも躊躇われるし、難しいところですね。
それはともかく、このまま底なし沼のように沈んでいくのか、それともこの辺りである程度持ち直してくれるのか。本格的なリセッションは来年前半辺りと想定しているのですが、そんな個人的な相場観など当てにせず、淡々と運用するよう肝に銘じていきたいところです。