今回は配当金生活を目指して運用しているコア・ポートフォリオ、2022年10月の運用状況です。
参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2022年9月)
ここ1か月の株式市場、ようやく弱い経済指標が出はじめたおかげで(!?)、株価は落ち着きつつあったものの、ハイテク企業の冴えない決算もあって微妙な雰囲気。さらに習近平3期目突入で俄然台湾リスクが高まり、私のポートフォリオの主力TSMCは下落の一途。
そんな中ここ1か月は動きなし。とりわけ大きく売られていた半導体銘柄、ラムリサーチ(LRCX)を買い増すチャンスはあったものの、150円近辺で推移するドル円にドル転するのをためらわれて結局買えずしまい。
日銀の為替介入を期待して指値は入れていたのだけど、思ったほどには円高にならず。その後10月下旬にFRBの利上げペース減速期待で一時的に円高に振れたことでようやくドル転できたものの時すでに遅し、でした。
大型ハイテク株の失望決算で連れ安になるかと思いきや、わりと底堅く動いているのでそろそろ半導体サイクルは底打ちしたのかも。かと言って下落を続ける台湾セミコンダクター(TSM)をこれ以上増やすのもちょっとためらわれる状況だしなあ。。。
- 前月比:+3.2%(調整後:+2.8%)
- 年初来:-8.3%(調整後:-10.2%)
生活必需品セクター、ヘルスケアセクターが底堅いのに対して相変わらずハイテクセクターは軟調。さらに急激な金利上昇が嫌気されたのか、公益セクターも軟調な1か月でした。全体的には今週末にかけて株価が復調してきたおかげでやや上昇し、一安心といったところ。
ただ、このまま上昇基調に戻るとはとても思えず、また何かをきっかけに乱高下を繰り返す展開を予想。ポートフォリオのバランスからするとヘルスケアを売却してハイテクを買うべき状況ですが、どうするべきか?
台湾セミコンダクター、企業としての実力には何の疑いもないものの、今回は地政学リスク。中国は5年、あるいは10年以内に台湾に侵攻すると言っているようなものだし。ここをチャンスと見るべきか、早めに逃げるべきか、あるいは静観か。悩ましい展開が続きそう。