2023年3月1日(水)、今日はインド最南端のカンニャクマリというところまで移動する。
鉄道の出発時刻は9時半なので余裕はあるのだが、泊まっているSurapi Lodgeの402号室はファンがうるさすぎてよく眠れず。この日は月初ということもあり、5時頃には起きて各証券口座を覗きつつ資産の集計などをして過ごした。7時過ぎに朝食へ。今日もこの時間はどんよりとした曇り空のマドゥライ。ぶらぶら歩き回って今日は屋台でイドリにした。
これで25ルピー。昨日のMurugan Idli Shopのワダ1個分!それでも全然うまいので私にはこれで十分。
別の店でチャイを飲む。ここは12ルピーだった。
横でワダを揚げているおっさんを見ていると、無造作に生地を放り込んでいるように見えてちゃんとドーナツ状の輪っかになっているから不思議。
8時半頃ホテルをチェックアウトして出発。今回は鉄道でナガルコイルというところまで行き、そこからバスでカンニャクマリに向かうという計画。
鉄道のチケットは一昨日購入したのだけど、席は余裕で取れた。もしかすると南インドの鉄道で席が取りにくいにはチェンナイ周辺だけなのかも。
列車は20分遅れの9:55マドゥライを出発。今回は2等座席でナガルコイルまでは120ルピー。インドではありがちな席の不法占拠もなく座ることができた。それでもちらほら立っている人もいるので、最終的にはキャンセル待ちになっているんだろう。
席さえ取れればやはり快適な鉄道旅。車内販売は高い割にあまりおいしくないのでパスし、昼食はバスに乗り換えのタイミングで取ることにしよう。
路面が濡れているので、この辺りでは雨が降ったみたい。
それでも南に行くほど天気は回復し、ナガルコイルでは気持ちいい青空が覗く。15分遅れの13:50に到着。
到着したナガルコイル・タウン駅は町外れにあり、町中のバススタンドまでは歩くつもりだったものの、駅を出るとバスが停まっている。列車の到着に合わせて出発する連絡バスのよう。
バススタンドにも行くというので乗るとすぐに出発。ナガルコイルのバススタンドまでは15ルピーなのだが、お釣りがないとのことで20ルピー取られた。
15分ほどでナガルコイルのニューバススタンドに到着。ここでもカンニャクマリ行きのバスが待機しており、乗り換えると程なく出発。
頻発しているからなのか、インドでは珍しくガラガラの状態での出発だった。ナガルコイルからカンニャクマリまでは20kmほどあるのだが、先程より安い16ルピー!
バスに乗っている間にBooking.comやAgodaをチェックしてみると、Agodaで600ルピー弱のホテルが見つかった。カンニャクマリは観光地でホテル探しが難航しそうなので素早く予約しておく。
45分ほど走って15時にようやくカンニャクマリに到着。結局昼食を取る間もなく順調に着いてしまった。バスは岬に近い町の南側に到着したため、せっかくなので先に観光を済ませることにしよう。
カンニャクマリはインド最南端の町で、ベンガル湾、インド洋、アラビア海の3つの海(tri sea)が交わることからヒンズー教の聖地にもなっていて有名なところ。私もそうだったけどコモリン岬という名前で知っている人もいるかもしれない。
ここも景色がよさそうだし地理的に記念になりそうな場所なので、ラメーシュワラムと共に今回の旅行で訪ねることをミッションとして課していた数少ない場所の一つ。
やはり土産物屋がずらりと並ぶいかにも観光地といった風情。何となく気持ちが浮き立ってくる縁日のようなこの雰囲気、嫌いではないけど個人的には長居したくなるような場所ではない。
インド人がほとんどだけど欧米人の他、日本人かはわからないけど久々に東洋人の姿もちらほら見かけた。
さて、また後で陽が夕日を見に来るとして、そろそろ予約したホテルに向かう。ホテルは町の北側にあってやや不便。
時間が中途半端なので、途中のティーストールでチャイと、
細長い揚げ物で軽く小腹を満たしておく。20ルピー。
予約したのはHotel Skyarkというホテル。来てみると随分立派なホテルだった。Agodaで953円(約580ルピー)。
直前割引で投げ売りしていたんだろうか?とても1000円弱で泊まれるとは思えないいい部屋だった。
インドでは初めてのアメニティキット付き。日課の水浴びと洗濯に掛かる。もちろんシャワーヘッドは付いているのだが、やはり個人的にはバケツに水を貯めて浴びるほうが好き。お湯とは言わないまでもぬるま湯が出た。屋上のタンクが太陽光で温められただけかもしれないが。
18時前、夕日を見に再び岬方面に出掛けた。徐々に人が集まってきている。
ここは海から昇る朝日と海に沈む夕日が見られる場所。大勢に混じって太陽が沈んでいくのを眺める。天気にも恵まれていい夕日を見ることができた。
18時半に日が沈み、三々五々帰路に就く。夕食はホテルの近くに戻り、ひなびた雰囲気が好みのHotel Chitraという食堂に入った。今日は昼食を食べ損なったので食べ放題のミールスにした。
タミルでは何度目かの赤紫のおかずがまた出てきた。意外と定番みたい。これもポリヤルの一種なんだろうか?ここはご飯が冷めていて最初はがっかりだったけど、おかずは温かかったので手食にはちょうどいい感じだった。ここのところご飯1杯目はサンバル、2杯目はラッサムで食べるのが好み。
お腹いっぱい食べて80ルピー、今回も満足。それにしてもインドでは米、野菜のおかず、グレービー(カレールー)は激安で食べ放題なのに、肉料理になると途端に高くなるのが不思議。手間は大して変わらなさそうだけど、この差は一体どういうことなんだろう?