これまで使っていたスマホはファーウェイのP10liteというモデル。
2019年秋に購入したので3年半くらい使ったことになる。2017年発売で購入時すでに型落ちモデルで安かったというのが購入した理由。確か新品で1万5千円しなかったと思う。その割には高性能で、ファーウェイは米中対立からGoogleのサポートを受けられなくなったので心配しながらも特に不満なく使えてきた。カメラの性能もいいし、できればもうしばらく使い続けたかったところだけど、3月に釣りの最中不注意で水没させてしまい再起不能に。
思えばこのP10liteも2代目で、1台目を同じく2019年秋に買ったのだけど、1か月も経たないうちに登山の最中大雨に遭ってこちらも浸水で瞬殺。速攻で買い替える羽目になったのだけど、気に入っていたのでもう一度同じものを買ったのだった。
そんなわけで結構気に入っていたP10liteだけど、スマホ自体に問題はなくても古くなるといろんな新しいサービスに対応していなかったりとだんだん使い勝手は悪くなってくる(最近では海外旅行時スマホでワクチンパスポート申請ができなかったりとか)。
そんなこともあってもうしばらく使ったら買い替えようと、年明けくらいから次に買うスマホの候補を物色していたのだった。個人的にはスマホでゲームをするわけでもなく、動画もほとんど見ないので、安くて小さくてちゃんと動けば何でもいいというスタンス。
今回も1万5千円くらいでないかと探していたところ、円安もあってか中国メーカーのスマホもそんな価格帯では最早売ってないみたいで、どちらかというと国内メーカーのほうが安いくらい。改めて私がスマホに求める仕様を書くと、
- 価格が安いこと(できれば1万5千円くらい)
- ポケットに入れても邪魔にならないくらい小さいこと(5インチくらい希望)
- デュアルSIM(mineoと日本通信を使い分けているので)
- カメラの性能がそこそこいいこと(最近はデジカメを使わなくなって、旅行でも釣りでも専らスマホで写真を撮るため)
そんな中で見つけたのがソニーのXperia Ace Ⅲというモデル。エクスペリアの廉価モデルで、通信会社の抱き合わせでばら撒かれているのか未使用品がオークションやフリマでちょうど1万5千円くらいで売られていたのだった。
ドコモ、au、ワイモバイルで微妙に仕様が異なるのだけど、ドコモ以外はデュアルSIMっぽい。大きさも5.5インチで、厚みがだいぶ厚いけと大きさはP10liteとさほど変わらず、カメラの性能は期待できないけどそれ以外のレビューはまずまず。
これのauかワイモバイルモデルにしようと決めたのだった。ところがインドに旅立つ前の1月末頃だったか、ネットを徘徊していたところACE Ⅲとほぼ同じようなスペックのAQUOS sense5Gというのを発見。こちらは何と1万円強くらいで売られている。
こちらは価格コムなどのレビュー評価はあり得ないくらい悪いものの、ちゃんと使えているとうレビューも少ないながらあるにはあった。どうやらゲームをしたり、アプリをいっぱい入れるようなヘヴィーユーザーには全くもって不評の様子。
当たり外れがありそうだけど、ライトユーザーの私なら不満なく使えるんじゃないかという希望的観測から、インフレ進行で何でもかんでも値上がり中だし早めに買っておこうと、インド出発直前ということもあってあまり深く考えずにポチってしまったのだった。
ただインド旅行にはぎりぎり間に合わず、まあ今年の秋くらいから使い始めることにしようと、インドから帰ってきても電源すら入れずに放置していたのだけど、前記の通り3月の私的解禁後1発目釣行でP10liteを水没させてしまったことで急に出番が回ってきた。
P10lite水没はショックではあったけど、ちょうどsense5Gも買ったことだし切り替えるいい機会だと前向きにとらえてsense5Gを使い始めることに。そうしてセットアップが完了したところ、全然問題なく動くしカメラの性能も思ったほど悪くない。
これは使える!と必要なアプリを入れ、カバーや保護フィルムも購入してすぐに2回目の釣行に出掛けた。その時は調子よかったのだけどしかし、、、その翌週の3回目の釣行で早くも不具合が発生。
何枚か写真を撮った後、魚が釣れたので撮影しようとスマホを取り出すとシャッターが切れず、しばらくするとブラックアウト。電源は入っているのだが、画面が真っ暗になり操作不能の状態に。
電源ボタンを長押しして一旦電源を切り、再度起動すると一応電源は入るのだけどまたすぐにブラックアウト。その日は珍しくいっぱい釣れたのに写真に残すことができず、悲しい思いをしたのだった。
釣りや旅行に行っても写真を撮ってないとすぐに忘れてなかったも同然となってしまう。幸いにしてその時の釣行は長期遠征ではなく比較的近場。最悪2、3日我慢すればいいだけなのでまだよかったのだが。
ただその時は翌朝何とか復活。どうやら他のスペックに比べてメモリが足りないみたいで、スマホが熱を持つとブラックアウトしてしまうらしい。そして冷えるとまた動きだすみたいなのだ。
その頃はまだ涼しい気候ということもあって3回目釣行はだましだまし使えたけど、こんなのじゃあとても長期遠征や海外旅行には連れて行けない。スマホが熱を持つといっても、カイロみたいに熱くなるわけじゃなくてほんのり温かくなっただけでダメなのだ。
少し温かい日だと充電しているだけでアウト。そんなときは冷蔵庫でしばらく冷やしてやれば復活するのだけど、そんなスマホってある?!この分だとこれから夏場にかけては全く使い物になりそうにない。山形遠征も迫ってきていることだし、諦めて早くも買い替えることに。
調べてみると運よく当初狙っていたエクスペリアのAce Ⅲ、新品や未使用品ではないけど程度の良さそうな中古が1万円ちょっとといういい値段で出品されているのを発見。また安物買いの銭失いになる可能性もあるけど、もう時間がないので即購入。
すぐにセットアップして山形に出発という運びとなった。一応予備に初期化して極限までアプリを削除したsense5Gと、さらにデジカメも持っていく。そのぶっつけ本番になった山形遠征だけど、結果は上々だった。
上々というのはもちろん釣果ではなくAce Ⅲの性能。当たり前だがスマホとして普通に使えてカメラも言うほど悪くない。iphoneとかと比べたらそれはダメそうだけど、記録として残しておくスナップ写真にはまあ十分ではある。
ちょっと困ったのはデュアルSIMではあるけどe-SIMと物理SIMのデュアルで物理SIMは2枚差せない点。現在ネットは家のパソコンも含めて平日昼の12~13時まで事実上使えないmineoのマイそくというので賄っていて、使えない時間帯は日本通信に切り替えて使っている。
Ace Ⅲではそれができないので山形ではsense5Gに日本通信のSIMを入れておいて、昼間どうしてもネットが必要なときはsense5Gを起動して何とか乗り切れた。ただ前述のようにsense5Gはほとんどアプリを入れていなくても動きが不安定。
4月の山形はまだ涼しくてよかったけど、これからの時期は厳しそう。ということで悩んだ末、mineoのSIMをe-SIMに切り替えることにした。e-SIMにしてしまうと、Ace Ⅲに何かあったとき代えが利かなくなるのでちょっと心配だが、一応日本通信のSIMもあるし大丈夫だろう。
mineoの場合物理SIMからe-SIMへの切り替えは440円掛かったけどその日のうちにすぐに完了した。これで一先ず一件落着。sense5Gは家で予備として使うにもままならなそうで、完全に無駄になってしまったけど全部入れても2万円台前半には収まったのでまあ良しとしよう。
Ace Ⅲ、ケースがプラスチックで安っぽいけど最近のスマホにしては小さいし、その割にバッテリー容量はP10liteの1.5倍の4500mAhあるし今のところ大満足。厚みは厚いけど大きさはP10liteよりちょっと小さいくらい。
sense5Gもそうだけど、日本のメーカーのスマホは生活防水仕様なので釣りや山登りで水に濡らしてしまいやすいアウトドア派にはうれしいところ。ちょっと浸水させたくらいではたぶん大丈夫だろう。
それにしてもsense5G、台湾資本になったとは言え一応日本のメーカーのシャープの製品なのにここまで酷いとは。。。P10liteに続いて再びスマホ買い替えに難儀することとなったけど、Ace Ⅲが4、5年くらい持ってくれれば結果オーライ。さてどうなることやら?