2023年12月25日月曜日

ジャンビ州のジャンビに到着~インドネシア・東南アジア周遊旅行2024(6日目)

 2023年12月18日(月)、この日はプカンバルからジャンビに向かう夜行バスの中で朝を迎えた。

昨日の16時にプカンバルを出発したバス、ジャンビまでは12時間掛かるというので、夜明け前にバスを降ろされるのも嫌だなあと思っていたところ、4時を過ぎても一向にジャンビに着く気配はない。


そのうち夜が明けて日が昇り、8時を過ぎた頃ようやくジャンビ市街を流れるハリー川に架かる橋を渡った。幸いにと言うべきか、すっかり明るくなた8時半、パレンバン方面とジャンビ市街方面に分かれる交差点でここがジャンビだと降ろされることになった。


結局500kmくらいのところを16時間半も掛かったのだった。バスがボロかったおかげでエアコンの効きが悪くて寒すぎず、体調も問題ないのは何より。


夜中にこんな道端に放り出されることだけは免れたものの、ここからジャンビ市街まではまだ10km以上ありそう。さてどうしたものかと途方に暮れつつも、とりあえずは腹ごしらえ。朝食にしようと目に付いた屋台に腰を下ろした。


ここもいつも食べているちまきに具材を混ぜたやつを出すみたいだけど、ここの特徴はソースを皿の上で材料をすり潰しながら1食ずつ作っていくこと。


ちまきに目玉焼き、麺、もやしなどを見事な手捌きで混ぜ、最後にインドネシア人の好きな揚げせんべいを砕いてふりかけて完成。甘辛いソースが非常に美味。ここも13000ルピアだった。


朝食を食べながら観察していると、時おり乗り合いタクシーっぽい黄色いミニバスが走っているのに気付いた。そんな1台に聞いてみると町の中心っぽいラーマヤーナデパートまで行くというので乗り込む。


バスを降ろされたSimpang Rimboという交差点からラーマヤーナまで30000ルピア。ジャンビも結構捉えどころのない大味な町のようだが、何はともあれホテル探しに掛かる。


すると3軒目くらいで入ったHotel Marinaというところでエアコンなしのツインが10000ルピアとのことで決定。


窓がきっちり閉まらなかったりとかなりボロいけど、窓があるし頼むと扇風機も持ってきてくれたし、これで100000ルピアならインドネシアではかなり上等な部類だろう。


ここもコンセントが1つしかないので、先日買った電源タップが役に立った。午前中はそのままぐったりベッドに倒れ込み、お昼過ぎに昼食へ。


ここジャンビではこれまで訳なく見つかった飲食店がなかなか見つからず、さまよい歩き続けることに。


そうしてようやく見つけたおかず屋に入って今日は魚の唐揚げを選択。後のおかずは店の人が勝手に選んでくれた。


これまではどこに入ってもご飯は小さなカップ2杯分と決まっていたが、リアウ州からジャンビ州に入って文化も違うのか、ここでは最初から追加のご飯も出てきた。久々にお腹いっぱい食べて大満足だけど、魚を2切れとも食べたので20000ルピアとやや高めだった。


食後は町の散策。まずはジャンビのランドマーク、Jembatan Gentala Arasyというハリー川に架かる橋に行ってみた。


これは歩行者専用の橋で、見渡す限り上流にも下流にも橋はない。車は朝方バスで渡ったかなり上流にある橋を渡るしかなさそう。面白い橋だけど何でまたこんなのをわざわざ作ったのか不思議。


対岸側にはGentala Arasy Towerという時計塔がある。


その後はラーマヤーナデパート周辺をぶらついてみたけどやっぱり捉えどころがない印象。


今ひとつ活気が感じられないジャンビ。明日の午前中は市場探しをしてみることにしよう。そうすればまた印象も変わるかも。


この日は道端の茶店でコーヒーを飲んでホテルに戻った。ここも1杯5000ルピア。


部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませて19時前に夕食へ。すると近所はどこも既に閉店済みでゴーストタウンのようになっていて焦ったが、ラーマヤーナ前まで行くと向かい側にまだ開いているお店を発見、事なきを得た。


チキンカレーを選ぶと他にもたくさんのおかずが並んだ。ココナッツミルクが効いた濃厚なチキンカレーはご飯が進む。ただ怖いので必要以上には手を付けないことに。


インドネシア料理は甘辛い味付けでどれもうまいんだけど、強いて言えば酸味が少ないのがちょっと物足りないところ。とは言えこれで18000ルピアとこの日も満足してホテルに戻ったのだった。