2023年12月21日(木)、この日はパレンバンのMess ATというホテルで朝を迎えた。
7時頃起きて朝食に出掛けようとするとフロントに呼び止められた。どうやらこのホテルは朝食付きらしい。後から別に請求されるのかもしれないけど、それならそれで問題なし。ただ、朝食はここで作っているわけではなく、スマホ翻訳でいくつか示してくれたメニューの中からBubur(お粥)を選ぶとバイクでひとっ走りして買ってきてくれた。
先日食べたBubur Ayamのようなものを想像していたのだが、これは甘く味付けした雑穀粥で、お粥というよりぜんざい。これはこれでなかなかうまかった。
今日は朝から雨がパラつくイマイチな天気だが、だからと言って引きこもるのももったいないので出掛けることに。
まずはムシ川に架かるパレンバンの象徴、アンペラ橋を見にいく。
橋の両側に広い歩道が整備されていて、ところどころにベンチも設置されている。
行き交う船が旅情を掻き立てるムシ川。
この橋、今は故障していて動かないらしいが、元々は大型船が通れるように橋が持ち上がる構造になっているらしい。そう聞いたときは橋が2つに割れてパカンと開くのを想像していたけど、実際はたぶん橋の真ん中の部分が水平に持ち上がるんだろう。
今はすぐ下流側にLRTの線路が走ってる。わりと最近開通したものらしい。
橋を渡ったところで橋の下にある茶店でコーヒー休憩。
コピ5000ルピア。
続いてPasar 10 uluという市場に行ってみる。
市場に続く道も賑やか。
市場前の様子。
中は生鮮市場になってるけど、
どちらかというと外のほうが賑わってる。
マンゴーが1kg5000ルピアと安かったので、500g(2個)買っておいた。
再びアンペラ橋を渡って北側に戻る。
こちら側(川の北側)にあるPasar 16 Ilirは衣料品中心の市場。
それほど面白みはなかった。
一旦ホテルに戻ってお昼頃昼食に出掛ける。するとちょうど飲食店が並んでいる一角にたどり着いたとき、いきなり雨が土砂降りに。すぐ向かいにある食堂に行くもの躊躇われるほど。しばらく軒下で雨宿りを余儀なくされる。
雨が弱まったところで食堂に駆け込んだ。メインに鶏の唐揚げを選んで待っていると、想像とは随分違うものが出てきた。
これまではご飯に他のおかずの汁を何種類かかけてくれていたのが、ここでは別皿でサンバルとスープが出てきた。このスープはインドネシアでは初めて味わう酸味が効いたスープ。なかなかうまい。ただ値段は17000ルピアとやや高め。
食後は小雨がパラつく中傘を差してメインストリートを渡った西側のエリアを散策。こちらはパレンバン大モスク。アラブっぽくないインドネシア風のモスク。
これはムシ川の主?べリドという魚のモニュメント。
オランダ統治時代の要塞。現在はインドネシア軍の施設として利用されているらしい。
さて、ホテルに戻ってシャワーと洗濯を済ませると、18時半頃から夕食に出掛けた。しかしこの時間帯パレンバンでは食の選択肢が一気に狭まる。昼間あれだけ営業していた露店がほとんど閉店済みなのだ。アンペラ橋付近まで歩いて川沿いにようやく開いている店を発見。
焼き魚を選ぶと、昼と同様スープとサンバル、生野菜が別々に出てきた。これがパレンバンスタイルなんだろうか。ここは15000ルピアで満足度高め。
付近を散策すると、昼間歩いた川沿いの広場はナイトマーケットになっていた。
夜のアンペラ橋。
どうやら昨日夕食を食べたような道端の屋台はこの時間から営業を始めるみたいで、帰り道は先ほどよりも賑やかさが増していた。結局今日は1日中雨だったけど、部屋に戻ると朝方買っておいたマンゴーを食べ、満足して眠りに就いたのだった。