解禁を迎えたものの寒い日が続く3月。
それでも中旬になってようやく春らしい陽気が続きそうなのでいよいよ出発することに。今シーズンもメインは山形を攻める予定だが、繋ぎとして近場の川をどこにしようかとずっと悩んでいたのだった。昨シーズン初めて釣った鬼怒川は噂に違わぬいい川で、私自身も尺上数本を釣るなどいいシーズンを過ごすことができた。フライ向きのいいポイントだらけ、魚影も濃くていい川なのだが、それ以上に人影が濃いのが難点。
平日でもたいていのポイントに釣り人の姿があり、思うように釣りができないこともしばしば。もう少しのんびり釣りがしたいところだけどやはりそううまい話はなく、魚が多くて人も多いか、魚がいなくて人もいないの2択。
そんなわけで悩みつつ選んだのは北関東の某川。今年から訳あって河川名は伏せて書くことにします。こちらとしても書きづらいし、読んでくださる方にしても読みづらいだろうし、味気ないものになってしまうだろうとは思うけど、そこはどうかご了承ください。
天気予報を眺めながら今か今かとはやる気持ちを抑えつつ、雨が止んで風も治まりそうな2024年3月14日(木)にようやく私的解禁を迎えることととなった。渋滞を避けるため8時半ごろ出発。これまで南に車を走らせていたのとは反対に北に向けて進んでいく。
そしてお昼ごろ川に到着。大枚を叩いて今年から値上がりした年券を購入した。物価上昇はわかるけど、そんなに値上げしなくても。。。それはともかくここは前にも来たことがある川。早速以前の記憶を頼りによかったポイントをまわっていくことに。前々日に大雨が降って心配だった川のコンディション、結構増水はしているもののもう笹濁りと言うほどの濁りもなく、これが遡上魚狙いなら絶好のコンディション。ただこの時期ここに遡上魚はいないだろう。
とりあえず今は居つきのヤマメを狙い。というかまず今回はポイント確認と竿やフライのテストがメイン。先日仕上げたミニスイッチロッド第3弾、セージの8番を試してみる。
風が強いので感触がわかりづらいが、インタミラインでは15.5gではやや重め、14.5gでは若干軽め。恐らく15gがベストだろう。次回準備してこよう。RPLX8番は思った通り切れ味のいいアクションで投げ心地抜群。
ただ、だだっ広いこの川を釣るにはやや力不足か。ここはやはりダブルハンドが欲しいところ。それはともかく、早くも中型のメイフライがハッチしていていい雰囲気なのだが、案の定一切反応なし。
その後も以前よかったポイントを回ってみたものの、この時期よさそうな深くてゆったりした流れは見つからず、どこも浅いザラ瀬に変わっていてがっかり。もう2か所ほど回ったところで予想通りアタリすらなく17時頃納竿とした。やっぱりダメそうなこの川、選択を間違ったかな。。。