2018年8月30日木曜日

セミリタイア生活の資金計画

一応資金的な目途ができたからセミリタイアに踏み切ったわけだけど、資産的にはそこまで余裕があるわけではない。資産を切り崩していったとして、年金がもらえる前提でなんとか100歳までは持つ程度。

でもこれは年間150万円くらいで生活する前提にしていて、今は医療費がほとんどかかっていないので問題ないけど、歳を取っていくとそうもいかなくなりそう。そういうわけで、当然ながら単純に貯金を切り崩しながら暮らしていくつもりはなく、できる限り資産を減らさずに済むように、ある程度リスクを取って運用している。

今のところリスク資産の比率は60%にしていて、そのうち3分の2を米国株・ADRの連続増配銘柄を中心とした外国の個別株に充てている。具体的な退職の計画を立て始めた昨年夏ごろから、それまで中心だったインデックス投信から移管を開始した。

おそらく自分の投資センスからすると、インデックス運用のほうが絶対間違いなさそうな気はするけど、連続増配銘柄への投資は、

  • 配当金として得られる収入がある程度計算できる
  • 毎年配当金が増えていくことが期待できる(もちろん減配や無配転落、最悪の場合は倒産というリスクはある)
  • 景気後退期にリスク資産の評価額が減っても、一定のインカムが期待できる

などのメリットがあり、出口戦略が難しそうなインデックス投資と比べても、セミリタイア生活との相性はよさそうに思える。また、確かにアメリカ株の場合、配当金に税金が2重に掛かるというデメリットはあるけど、業績に応じて配当額を決める日本の会社より安定性があるんじゃないかと思う。

今は無職になり、基本的に入金投資はできないので、現有資産をリバランスしながら管理する段階に移行してるのだけど、現状の配当金収入は年間70万円程度で全然足りないため、しばらくはドル建ての配当金は再投資してポートフォリオの拡大を図るつもりでいる。

その時に問題になるのが、生活費を無リスク資産から取り崩し、配当金は再投資するとなると、資産の比率が一方的に崩れていって、管理しようがなくなること。リスク資産と無リスク資産の比率を決めて一定に保っていくことが、リスク管理の面では非常に重要だと思っているので。

そこで、あまり先のことについて考えても埒が明かないので、とりあえず今年を含めた今後5年間の資金計画を考えてみた。具体的には、今後5年分の生活費を、いわゆる生活防衛費として資産から切り離し、残りの資産でリスク資産の比率を改めて設定して管理していく。当面の生活費としては150万円を想定していて、

  • 基本的な生活費:90万円
  • 車維持費:10万円
  • 旅行費:30万円
  • 社会保障費:20万円

車維持費は、税金、任意保険、車検代で、駐車場代は家賃に含めて生活費のほうで見ている。旅行費としては1か月くらいの長期旅行を年に2回+もう少し短期の旅行を数回くらい見込んでいる。生活費は月7.5万になってしまうけど、旅行費を除いているのでこれくらいを目標に頑張りたい。あと、いずれ車を軽自動車に買い替えて、車維持費はもう少し圧縮する予定。

次に具体的な5年分の生活防衛費だけど、今年に関しては、既に大きな負担になる税金、社会保障費関係の支払いが概ね完了しており、これから受け取れるはずの失業保険が入ってくれば、収支はプラスで終えられる予定なので、残り4年分として、440万円を計上することにした。予算に比べてかなり少ないけど、内訳としては、

  • 生活防衛費の取り崩し:110万円
  • 日本株、国内ETFの配当金:5万円
  • その他雑収入:5万円
  • 労働収入:30万円

として、当面は完全リタイアではなく、最低1年で30万円くらい稼げるように働くつもり。残念ながら退職して4か月もたつのに全く労働意欲はわかないけど、最低限の社会性を維持するためにも、これくらいは働いたほうがいいんじゃないかと思う。

あと、働いて稼いだ分で旅行に行ったりしたほうが純粋に楽しるような気もする。日本株や国内ETFの配当に関しては、ポートフォリオ調整の中で変わっていきそうだし、残りの資産運用については、まだ残っているNISA枠の活用方法なども含めて、これからじっくり検討していきたい。


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