朝の気温は22℃。防寒具としてダウンベストを持ってきたけど、今回は必要なかった。外は蚊が多いのでテント内で手早く昨日と同じ朝食を食べ、荷物をまとめる。屋根がなければ片付け中に全てびしょ濡れになり、大変なことになるところだった。ここからもう少し山道が続くが、雨で完全に心が折れたので、林道を伝って「長命の水」方面に降り、町に出ることにした。7：10頃出発。
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| ガイラインを張ってないので侘しい外観だけど、中は快適だった。 |
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| パックカバーを装着し、傘をさして出発。 |
1時間ほどで6号線に出た。とりあえず亘理町まで行くことにした。亘理駅から電車に乗ることも考えたけど、まだ時間が早すぎてホテルにチェックインできないのでもう少し先の亘理公園を目指す。
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| 8：10 6号線に出た。 |
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| 8：45亘理公園着。 |
8:45頃亘理公園に到着。東屋で休憩し、行動食のチョコバーを食べると少し元気が出てきた。この日は北風が強く、傘をさしていても下半身がずぶ濡れになった。寒いので雨具のズボンを履いて出発。ここは奥の花園の横に広場があり、野宿にもよさそう。ここからまた潮風トレイルのルートに戻り、次の逢隈駅を目指す。
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| 9：50逢隈駅着。 |
9：50頃逢隈駅に到着。ここからは6号線を北上すればあと1時間くらいで岩沼駅に着きそう。
時間的にもちょうどよさそうなので、潮風トレイルのルートは無視して一応の目的地、岩沼駅を目指すことにした。
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| 再び6号線に出た。岩沼まであと4㎞。 |
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| 阿武隈川を渡り、岩沼市に入る。 |
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| 11：20岩沼駅着。 |
雨の中ひたすら6号線を北上する。気温は18℃くらいで、朝より下がっている。結局上半身もびしょ濡れになりながら11：20頃岩沼駅に到着。今回慌てて出発したため、ハイキングの必需品、ウィンドシャツを持ってくるのを忘れたのが痛かった。芭蕉ゆかりの名所に立ち寄る元気もなく、駅の多目的トイレで着替えさせてもらった。といっても、雨具のズボンを脱いでジップオフパンツの膝から下を装着し、Tシャツはホテルでシャワーを浴びてから着替えたかったのでそのまま長袖シャツを羽織っただけだけど。ホテルにチェックインできるのは13時からなので、岩沼駅周辺で昼ご飯を食べようと思ったが、駅周辺には飲み屋しか見当たらないので仙台に移動することにした。
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| 12：30仙台駅着。 |
岩沼駅は東北本線と常磐線のジャンクションで、仙台行の便は結構ある。それほど待たされることもなく、12：30頃仙台駅に到着した。初めて来たけど、とくに感慨はなかった。よくある大きな町っていう感じ。こういう町の良さはしばらく住んでみないと分からないんだろう。駅では仮設ステージでバンドが演奏していた。この週末、仙台では定禅寺ストリートジャズフェスティバルという音楽イベントが開催されていて、町の各所で演奏が聞けるようだ。あとで出掛けてみようと配っていたパンフレットを貰った。
昼ご飯は焼き魚定食が食べたい気分だったので定食屋を探しながらホテルに向かう。すると商店街の一角の仮設ステージ横に屋台が出ており、焼き鳥なんかに混じって鮎の塩焼きが売っていたので思わず買って食べた。焼きたてではなかったので味はそこそこ、300円だったのでまあ満足。これで焼き魚食べたい欲は満たされたし、寒くて早くホテルに入りたかったので、ホテル近くのすき家で手早く牛丼を食べて昼ご飯とした。
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| 商店街の屋台で鮎の塩焼きを買ってみた。 |
今回泊まったのはナインアワーズ仙台というカプセルホテル。よくあるカプセルホテルとちょっと違って外国のドミトリーのような雰囲気。早割が効いて2400円だったのでよかった。シャワーをを浴びて一息入れて、ジャズフェスティバルに行こうとするも、体中が痛くてなかなか言うことを聞かない。16：00頃になってようやく出掛けてみた。ジャズフェスティバルだけど、ジャズだけではなく、ポップスやワールドミュージックなど、いろんなジャンルのバンドが2日間で700組以上出演するとのこと。料金は任意のカンパのみというのもすごい。
まずはホテルに近い西公園に行ってみると、いい感じのファンクが聞こえてきたので近付いてみた。Wild Balsamicosという東京からきた4ピースのバンドで、演奏はかなりうまい。聞き覚えのある曲だけど思い出せない。ニューオリンズ音楽をやっているバンドとのこと。次に隣のステージでアンデス音楽をやるようなので行ってみたけど、いまいち好みではなかったのでさっきのステージに戻った。今度はJoecoolというこちらも東京のバンドがソウル系の演奏をしていた。これもいい感じ。
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| ソウル系のバンド、Joecool。 |
日が暮れてきたので今度はジャズを聴きに定禅寺通りにやってきた。途中いろんなところから音楽が聞こえてくる。こういう雰囲気はいいですね。プログラムを見て気になった、仙台を拠点に活動してる名雪祥代というサックス奏者のカルテットの演奏を聴いてみた。こちらはセミプロレベルではないプロの演奏。めちゃくちゃうまい。ただ、とくに引っかかるような個性は感じられなかったのが残念。でもタダなので大満足。
最後に正統派ジャズを演奏するというビバップスというバンドを聴いてみたけど、こちらはセミプロレベルだったので途中で抜け出し、夕食に向かった。Google Mapで定食屋を検索して出てきた三好食堂に行ってみた。おばちゃんが一人でやっている昔ながらの定食屋の雰囲気。焼き魚定食をたのんでみると、この日はホッケだった。それに切り干し大根の煮物、塩昆布、みそ汁が付いて、ご飯大盛りは無料で670円。大満足だった。帰りにスーパーで（第3の）ビールを買ってホテルに帰った。
翌朝、4日目は8：13仙台発の常磐線で帰る予定だったけど、またしてもぎりぎりで乗り遅れた。いくら無職で時間があるとはいえ、もう少し時間にタイトに行動しなくては。。。次に東京方面に行けるのは40分後くらいの東北本線。それはそれでいいかと思い乗車。延々と電車を乗り継ぎ、途中余りまくっていた行動食を食べながら、18時過ぎ、無事に自宅に帰り着いた。東北では長袖シャツを着ても寒いくらいだったけど、関東ではまだ蒸し暑さが残っていた。
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| 乗り継ぎに時間があったので外に出てみた新白河駅。奥の細道の起点とのこと。 |
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