2019年6月7日金曜日

和賀川の放水に翻弄されて岩手を離れる~2019年岩手遠征記2(21日目)

2019年6月3日(月)、現在メインで釣っている和賀川はダムの放水がないと釣りにならないため、放水のない午前中は遠野の猿ヶ石川に向かい、夕方戻ってきて和賀川を釣ろうと考えていた。
5時頃起きて食パンとレモンティーの朝食を食べ、用を足しに河川敷の公園に行ってみると、川の水が多い。


あれっ、まだ放水しているのかな。ここ数日の放水状況をみると、だいたい午後から夜8時頃まで放水しているみたいだけど、昨日は夕方から放水が始まったのだった。国交省のHPを確認するとやはりまだ放水している模様。予定を変えて今日も和賀川を釣ることにした。


いつまで放水が続くのかわからないため、少々焦り気味に数カ所回ってみたけど全く異常なし。今日の岩手内陸部は30℃を越える予報で、強烈な日差しに炙られて10時過ぎにギブアップ。車に戻ってこれからの予定を検討する。


この分だと放水は夕方には終わって、和賀川の夕方は期待できそうにない。かといって今から猿ヶ石川に行くもの中途半端な気がする。地図を見ながら、岩手県最南部、一関市を流れる砂鉄川に行ってみることにした。砂鉄川も北上川の支流で、大ヤマメが釣れる川として全国的にも有名な川。

11時半くらいになったところで味噌ラーメンの昼食を食べ、今日はお風呂の日なので途中にある水沢石田温泉に寄っていくことにした。石田温泉は北上市から南に20km程度行ったところにある。Google mapの情報では設備が古くて低い評価が多い一方、それが味があるという高評価もあった。


実際に行ってみると確かにかなり古い。ただ私的には非常に懐かしい感じがしてとてもいい雰囲気に思えた。子供のころ家族で旅行に行った別府の温泉旅館を思い起こさせるような雰囲気。日帰り入浴は600円。これで400円くらいだったら最高なのに、ちょっと高め。といっても、この辺りの温泉では普通というか、やや安めみたい。シャンプーとボディーソープの備え付けあり。浴室は結構広めで窓も大きく明るくてよかった。


風呂から上がって着替えていると、地元のおじいさんに話しかけられた。ほとんど理解できなかったけど、そのおじいさんはここの露天風呂がお気に入りとのこと。露天風呂があるのに気づかず入らなかったのが残念。さっぱりしたところで水沢から南東に進み、砂鉄川を目指す。

15時くらいに砂鉄川に到着。砂鉄川は思いの外小さな川だった。まず下流部を見てみたけど、砂底で浅く、全然釣れそうにない雰囲気。やる気が失せてもう帰ろうかとも思ったけど、せっかくなのでもう少し上流も見てみることにした。しばらく車を走らせると、大きめの石が入った良さそうな流れがあったので釣ってみる。


川に降りてはみたけど、民家のすぐ横を流れていてなんだか落ち着かない。ウェットフライで釣り始めると10cmもないくらいの小さなヤマメが釣れたけど、目論んでいた夕方の大物狙いができるような雰囲気ではないため、17時前に終了。非常に中途半端な感じだけど、これで今回の岩手での釣りを終えることになった。

和賀川の水位を確認するとまだ放水は続いている様子。こんなことなら和賀川にとどまっていた方がよかった。読みががずれてがっかり。しかしもう今更仕方ないので今日はさらに南下して、三陸道の無料区間に近い道の駅「林林館」で車中泊することにした。

国道456号線を南下する。途中舗装林道のような細い区間を通り、気が付くと宮城県登米市に入っていた。林林館は岩手県だと思っていたけど、どうやら宮城県にあるみたい。こうして3週間滞在した岩手県を離れることになった。なんだか少し感傷的な気分になったけど、また夏に戻ってきてもっと釣りまくる予定なので良しとしよう。


18時くらいに林林館に到着。結構空いていて、車中泊しそうな車がちらほらいる程度。道の駅での車中泊は落ち着かなくてあまり好きではないけど、ここはそれほど悪くない環境。明るいうちにブログの記事を書き、19時を回ったところで夕食にする。今日はマーボー丼と味噌汁。なんだか欲求不満気味なので、今回も近場の本流に寄って帰ることにしようかな。

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