2019年7月8日月曜日

スノウリ国境を越えてネパールからインドに戻る~インド・ネパール旅行(17日目)

2019年7月5日(金)、今日はネパールを出国してインドに戻る予定。
ネパール南部、バイラワの夜は暑くて、ファンの風に当たりながら何とか夜をやり過ごした感じ。あまりぐっすりは眠れなかった。

この日はインド側のゴーラクプルでいろいろ用事があるのであまりゆっくりはしていられない。6時頃起きて準備を開始。6:45頃にはホテルをチェックアウトして出発した。


ホテルの代金は部屋代500+チョーミン100+チキンモモ・ハーフ75で675ルピー。昨日の食事代は予想よりも2割増しくらいとちょっと高めだった。


この日も朝食代わりにチア(20ルピー)を飲み、国境の町スノウリ行きのバスに乗り込む。バスは泊まっていたホテルの前のデブコタチョークにも停まるのですぐに拾えた。


7:05バイラワ発、100ルピー渡すと35ネパールルピーと30インドルピーがお釣りで返ってきた。たぶん料金は20ルピー。10分程でスノウリの到着した。


まずは進行方向左手にあるネパールのイミグレーションで出国手続き。


インド人、ネパール人はフリーパスなので他にだれもおらず、スムーズに完了。ネパール側のゲートをくぐってインドに入る。今回は1週間ほどしかいなかったけど、初めてのネパールは旅人に優しい居心地のいい国だった。近いうち、もう少しいい季節にまた来ようと思う。


インドのイミグレーションは国境のゲートからかなり先にあった。


国境から500mほど進み、バスターミナルを越えた先の右手側にある。ここも特に問題なく入国手続き完了。


私のパスポートのスタンプを見て、「チャンドラバンダってどこなんだ?」と聞かれた。役人でもマイナーな国境の町は知らないのか。時計の針を15分戻してインド入国完了。ここではインド側もスノウリというみたい。


ここからバスでゴーラクプルという町に移動するのだけど、その前にネパールルピーを両替しようとしたところ、レートが非常に悪い。残金2615ルピーを替えてもらおうとしたら、最初1100インドルピーちょっとに替えようとしてきた。

あまりにレートが悪いので文句をいうと1500ルピーまで上がったけど、それでも納得がいかない。またネパールには来そうだし、ここは替えずに持ち帰ることにした。この国境で両替をする場合はネパール側で済ませたほうがいいかもしれない。


バスターミナルに行くと既にゴーラクプル行きのバスは待機しており、早速乗り込む。しばらく待って8:10頃スノウリ発、ゴーラクプルまでは120ルピー。


バスは田園地帯を快調に進み、途中のドライブインで休憩。売っていたキュウリとヘチマの中間のようなものを買ってみた。皮を剥いて縦に4つ割りして、唐辛子入りの塩をかけて食べる。少し苦みがあるけどみずみずしくておいしい。10ルピー。


このまま行くと2時間くらいでつくかな、と思っていたけどゴーラクプルに近づくと大渋滞。結局11:25頃ゴーラクプル駅の南側に着いた。


早速ホテル探しにかかるも、どこも思ったより高め。700~800ルピーくらい。そんな中600ルピーだったVardan Hotelというところで妥協することにした。


バス・トイレ付き、外に面した窓はないけど、廊下に面した窓はある。この季節、日差しが入らないほうが暑すぎず過ごしやすいのでそのほうがいいと思えた。


落ち着いたところで昼食に出かける。駅前にずらりと並んだ食堂の一つに適当に入り、ベジターリを注文。


なかなかおいしかったけど、ここはお代わりは有料とのことでお代わりはせず(しなくても十分な量ではあった)。久しぶりのチャパティー付きのターリに満足、50ルピー。


お腹が膨れたところで今日1つ目のミッション、鉄道のチケット購入に出かける。ゴーラクプル駅の予約窓口は駅の西側500m位のところにある。

他の人にならって申込用紙を窓口から自分で取り、必要事項を記入して一番端の女性、老人、外国人旅行者向けの窓口に並ぶ。明日のバラナシ行きと、8日のバラナシ発コルカタ行きのチケットを申し込む。


昔はインドではこういうところでも列を作らずに窓口に殺到して、かなり大変な作業だったけど、今は結構ちゃんと並んでいる。順番抜かししようとする人を注意する人もいるくらい。ただ、客の捌き方が悪くてなかなか進まない。

2時間くらいかけてようやくチケットをゲット。明日のバラナシ行きは席があったけど肝心のコルカタ行きの寝台列車はウェイティングリストの12番。どうなるか微妙なところ。まあ仕方ない。

予約窓口ではやたら時間はかかったけど、中は冷房が効いていて結構快適だった。その後外に出るともの凄い暑さ。温度計は38℃くらいを指している。チャイ(10ルピー)を飲んで一旦ホテルに戻った。


そして次なるミッションは靴の修理。今回この旅行に合わせて新しい靴を下ろしてきたのだけど、靴の箱に付いていた値札を見ると少なくとも2009年以前に住んでいたところで買ったものらしかった。

すでに10年以上経過している。ちょっとやばそうだな、とは思いつつ履いて来たのだけど、先日ソールが剥がれ始めているのに気づいた。何とかバンディプルからの山道の下りは持ってくれたけど、昨日右足の半分くらいが剥がれてしまったのだった。


どうも私は何にしろ買いだめしないと落ち着かない性格で、そのせいで昨年秋の山行から連続で靴の不具合に見舞われている。靴の買いだめだけはやめたほうがいいですね。

それはともかく、昨日のバイラワではこの辺りならどこでも道端で見かける靴修理屋が見つからなかったので、今日はサンダル履きでここまでやって来たのだった。

駅前をぶらつくとすぐに見つかった。靴を見せると修理可能で、「Glueing and stitching, very strong!」と言っていた。値段を聞くと250ルピーとのことで、ここも一応値切って200ルピー(約320円)になった。

見ていると、Glueingと言っていたのでゴム糊かウレタン接着剤で付けるのかと思っていると瞬間接着剤で付けている。これだと仮止めくらいの効果しかなさそう。その後太めのスレッドで靴本体と靴底を縫い合わせていく。


これだとそこそこ強度はありそうだけど、靴底のウレタンが劣化したらすぐに崩壊してしまいそう。まあとりあえずこの旅行中くらいもってくれればいいか。

このおっさん英語が得意で、マナリには行ったことがあるか?から始まって、去年訪れたスピティ・キナウルの話で盛り上がった。なんでもスピティで働いていたことがあるとのこと。


そうこうしているうち、30分ほどで修理完了。インドではこういう手作業の修理を驚くほど低価格でやってくれるので助かる。傘の修理とか、服の綻び直しとか、結構重宝している。

これで今日のミッションは完了。喉が乾いたのでライムジュース(30ルピー)を飲んでホテルに戻った。シャワーと洗濯を済ませ、しばし休憩。


夕食は気になるものをつまみ食いしてみることに。まずは団子のように丸く焼いているパンのようなもの。


以前ラージャスタンのブンディーで同じようなものがターリに付いてきたけど、ここでは単品で売っている。すっぱ辛いジャガイモカレー(ただしターメリックが入ってないようで白っぽい)を付けて食べる。団子を2つ追加して45ルピー。


食べている途中で突然大雨が降り出した。食後もしばし雨宿りさせてもらい、雨足が弱まったところでマンゴー0.5kg(30ルピー)を買って一旦ホテルに戻った。しかしやはり食べ足りないのでもう一度出かける。こちらはフライパンで焼いている饅頭のようなもの。


注文すると野菜を炒めたあと、この饅頭をほぐして一緒に炒め、最後にダルのようなスープをかけて煮込む。饅頭の正体はジャガイモのよう。結局よく屋台で食べるダルスープのようなものになった。15ルピー。


さらに揚げ物屋に寄る。まだ食べたことがない、写真右側の平べったい揚げ物を買おうとしたけど小銭が足りず。奥の野菜パコラなら2個10ルピーでいいとのことで、最後は野菜パコラ(つなぎ多めのかき揚げのようなもの)で締めた。さて、今日もマンゴーを食べて寝ることにしようか。

関連記事:ゴーラクプルからバラナシへ~インド・ネパール旅行(18日目)

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