2018年にインド・ミャンマー間の国境国境が外国人にも開放され、とうとう我々旅行者でも陸路移動することが可能になりました。
今回は2020年1月にリカワダル/ゾカワタル国境を通ってミャンマーからインドに行ったときの情報をまとめました。
ミャンマーからインドに陸路移動するルートしてはミャンマー側:サガイン州のタムーからインド側:マニプール州のモーレに抜けるルートがメジャーですが、今回はチン州のリカワダル(Rihkhawdar)からミゾラム州のゾカワタル(Zokhawthar)に抜けるルートで旅してみました。
このルートの面白さはミャンマー側はマイナーなチン州を垣間見れること、インド側からはかなりアクセスしづらいミゾラム州を通ること、そして凄まじい悪路を体感できることなどがあります。チン州もミゾラム州もキリスト教圏で共通する雰囲気もありますが、越境感抜群のおもしろいルートでした。
国境のリカワダルに行くためにはまずカレーミョに行く必要があります。カレーミョにはマンダレーからアクセス可能(調べてはいませんが、たぶんバガンからでも行けそう)。マンダレーからは、Thiri Mandalar Bus Stationから15:00発のバスと17:00発のミニバスがありました。
カレーミョから国境のリカワダルに向かうのですが、私はチン州に興味があったので途中のテディムに寄って1泊しました。テディム行きはカレーミョ7:00発、8000チャット。実際は7時半に出発して11時半テディム着。
カレーミョには安宿がなさそうだったのでそのままカレーミョのバスターミナルでテディム行きに乗り換えました。バスの場合、ちょっと遅れたりすると接続が怪しいですが、ミニバスならよっぽどのことがない限り問題なく乗り換えられそうです。
テディムでは時計台の前にあるCiimunai Guest Houseに宿泊。1泊12000チャット~。ここは太陽光で温められたぬるま湯シャワー、wifiはなし。もう少し高いところではTedim Guest Houseが20000チャット~。Ciimunai GHの場所はこちら。Tedim GHはその手前にあります。
テディムから国境に行くためにはカレーミョから来るミニバスに途中乗車する必要がありました。テディムに興味がない場合や時間がない場合はカレーミョから乗ったほうがいいかもしれません。テディムのバス乗り場はこの辺り。
通常バスは11:30~12:00頃テディムを通過するとのこと。私は泊った宿Chiimunai Guest Houseの主人にバイクで送ってもらいましたが、十分歩いてこれる距離。自分のペースで行動したいなら歩いたほうがよさそう。ただ、バスは名簿に記入する予約制なので、チェックアウトする前に来て記名し、一旦戻ってゆっくり出直してもいいかも。
この間はものすごい山道の悪路ですが、それだけになかなか面白いです。テディムから国境までは10000チャット、約2時間半。このときは13:15にバスがやってきてリカワダル着は15:50でした。
正式な両替屋はなかったような気がしますが(急いでいたためちゃんと確認できず)、テディムからのバスを降りると両替屋のおばちゃんが待ち構えていました。持ち金を渡したところ20350チャットが950ルピーに。この前後でキャッシングした時のレートが1チャット=0.0735円、1ルピー=1.56円だったので、それほど悪いレートではないですね。
バス乗り場から国境まではバイクタクシーで100ルピー。ちょっと高めですが、この国境は遅くなると閉まってしまう可能性があるため、バイクタクシーを利用したほうが無難でしょう。この時は16:00に国境着。
国境は16時まで、との情報もあったけど、少なくともカレーミョからのバスが到着する時間までは開いているんじゃないかと思う。なのでじっくり国境周辺を見学したかったところだけど、急いて出国手続きをした。
ここでは川が国境になっていて橋を渡って国境を越えることになる。ミャンマー側のイミグレーションは橋のたもとの右側。特に問題なくスムーズに手続き完了。
インド側は橋を渡った右手にイミグレーションがある。こちらもスムースに手続き完了。ゾカワタルのスモー乗り場まではさっき乗ったバイクタクシーが待っていてくれてさらに100ルピー。
ゾカワタルのスモー乗り場からは近場の町チャンパイへ行く便とミゾラム州の州都アイザウルに行く便がありました。アイザウル行は夜行でおそらく翌朝着。私はチャンパイまで移動しました。
スモーで100ルピー、約1時間。ただし、私のときは夕方になってしまったため割増料金を取られ、150ルピーになりました。このときは17:45ゾカワタル発、18:50チャンパイ着でした。チャンパイではHotel Chawngthu(600ルピー~)に宿泊。ここはwifiはありますが安い部屋は水シャワーのみでした。場所はこちら。
もう少し安いらしいHotel Holiday Homeもあるようですが、私が行ったときは休業中なのか満室だったのか、泊まれませんでした。場所はHotel Chawngthuの前の坂を登りきったあたり。
この国境越えの注意点は、チン州もミゾラム州も敬虔なクリスチャン圏なので日曜日には国境は開いているらしいですが、交通がストップします。それを考慮して計画を立てたほうがいいでしょう。私はチャンパイで足止めを食らいました。実際に国境越えしたときの様子はこちらからどうぞ。
今回は2020年1月にリカワダル/ゾカワタル国境を通ってミャンマーからインドに行ったときの情報をまとめました。
ミャンマーからインドに陸路移動するルートしてはミャンマー側:サガイン州のタムーからインド側:マニプール州のモーレに抜けるルートがメジャーですが、今回はチン州のリカワダル(Rihkhawdar)からミゾラム州のゾカワタル(Zokhawthar)に抜けるルートで旅してみました。
テディムからインド国境に続く道 |
このルートの面白さはミャンマー側はマイナーなチン州を垣間見れること、インド側からはかなりアクセスしづらいミゾラム州を通ること、そして凄まじい悪路を体感できることなどがあります。チン州もミゾラム州もキリスト教圏で共通する雰囲気もありますが、越境感抜群のおもしろいルートでした。
目次
1.インドビザ
ミャンマーからインドに行く場合はヤンゴン、マンダレーでもインドビザの取得が可能。私はマンダレーで取りました。詳細はこちらの記事にて。
2.国境へのアクセス
マンダレーからカレーミョ
国境のリカワダルに行くためにはまずカレーミョに行く必要があります。カレーミョにはマンダレーからアクセス可能(調べてはいませんが、たぶんバガンからでも行けそう)。マンダレーからは、Thiri Mandalar Bus Stationから15:00発のバスと17:00発のミニバスがありました。
バスは15000チャット、ミニバスは18000チャット。ミニバスのほうがちょっと高いですが、17時発なのでマンダレーでビザ申請した場合、受け取ったその日に出発できるメリットがあります。いずれも夜行の翌朝着。
私はミニバスで行き、カレーミョ着は翌朝の5時でした。
カレーミョ行バスのチケット売り場 |
私はミニバスで行き、カレーミョ着は翌朝の5時でした。
カレーミョ行ミニバスのチケット売り場 |
カレーミョからテディム
カレーミョから国境のリカワダルに向かうのですが、私はチン州に興味があったので途中のテディムに寄って1泊しました。テディム行きはカレーミョ7:00発、8000チャット。実際は7時半に出発して11時半テディム着。
テディム行のチケット売り場 |
カレーミョには安宿がなさそうだったのでそのままカレーミョのバスターミナルでテディム行きに乗り換えました。バスの場合、ちょっと遅れたりすると接続が怪しいですが、ミニバスならよっぽどのことがない限り問題なく乗り換えられそうです。
テディムでは時計台の前にあるCiimunai Guest Houseに宿泊。1泊12000チャット~。ここは太陽光で温められたぬるま湯シャワー、wifiはなし。もう少し高いところではTedim Guest Houseが20000チャット~。Ciimunai GHの場所はこちら。Tedim GHはその手前にあります。
テディムからリカワダル(国境)
テディムから国境に行くためにはカレーミョから来るミニバスに途中乗車する必要がありました。テディムに興味がない場合や時間がない場合はカレーミョから乗ったほうがいいかもしれません。テディムのバス乗り場はこの辺り。
通常バスは11:30~12:00頃テディムを通過するとのこと。私は泊った宿Chiimunai Guest Houseの主人にバイクで送ってもらいましたが、十分歩いてこれる距離。自分のペースで行動したいなら歩いたほうがよさそう。ただ、バスは名簿に記入する予約制なので、チェックアウトする前に来て記名し、一旦戻ってゆっくり出直してもいいかも。
リカワダル行きバス乗り場 |
この間はものすごい山道の悪路ですが、それだけになかなか面白いです。テディムから国境までは10000チャット、約2時間半。このときは13:15にバスがやってきてリカワダル着は15:50でした。
3.国境情報
両替
正式な両替屋はなかったような気がしますが(急いでいたためちゃんと確認できず)、テディムからのバスを降りると両替屋のおばちゃんが待ち構えていました。持ち金を渡したところ20350チャットが950ルピーに。この前後でキャッシングした時のレートが1チャット=0.0735円、1ルピー=1.56円だったので、それほど悪いレートではないですね。
国境越え
バス乗り場から国境まではバイクタクシーで100ルピー。ちょっと高めですが、この国境は遅くなると閉まってしまう可能性があるため、バイクタクシーを利用したほうが無難でしょう。この時は16:00に国境着。
国境は16時まで、との情報もあったけど、少なくともカレーミョからのバスが到着する時間までは開いているんじゃないかと思う。なのでじっくり国境周辺を見学したかったところだけど、急いて出国手続きをした。
インド側は橋を渡った右手にイミグレーションがある。こちらもスムースに手続き完了。ゾカワタルのスモー乗り場まではさっき乗ったバイクタクシーが待っていてくれてさらに100ルピー。
国境の川 |
ゾカワタルからの移動
ゾカワタルのスモー乗り場からは近場の町チャンパイへ行く便とミゾラム州の州都アイザウルに行く便がありました。アイザウル行は夜行でおそらく翌朝着。私はチャンパイまで移動しました。
ゾカワタルのスモーカウンター |
スモーで100ルピー、約1時間。ただし、私のときは夕方になってしまったため割増料金を取られ、150ルピーになりました。このときは17:45ゾカワタル発、18:50チャンパイ着でした。チャンパイではHotel Chawngthu(600ルピー~)に宿泊。ここはwifiはありますが安い部屋は水シャワーのみでした。場所はこちら。
もう少し安いらしいHotel Holiday Homeもあるようですが、私が行ったときは休業中なのか満室だったのか、泊まれませんでした。場所はHotel Chawngthuの前の坂を登りきったあたり。
乗り合いタクシーのスモー |
この国境越えの注意点は、チン州もミゾラム州も敬虔なクリスチャン圏なので日曜日には国境は開いているらしいですが、交通がストップします。それを考慮して計画を立てたほうがいいでしょう。私はチャンパイで足止めを食らいました。実際に国境越えしたときの様子はこちらからどうぞ。