2020年3月19日木曜日

茨城サクラマスチャレンジ2020その1

2020年3月11日(水)、遊漁券を入手した私は早速久慈川に向かった。
川に着いたときにはすでに15時過ぎ。この日は下見のつもりで、あらかじめGoogle mapで目星をつけておいた、川に降りられそうな下流の場所に行ってみた。


やってきた久慈川、この日は雨の翌日とあって予想よりもきつめの泥濁り。釣れるような状況ではなかった。下流部にもかかわらず予想よりもかなり流れが効いているのは雨で増水しているためだろうか。

見たところ立ち込めるような岸もないし、今日は釣りは無理だな、と思って土手を歩いていると、平日にもかかわらずかなり下流の対岸側に2人の釣り人の姿を発見。一人は土手から釣っているが、もう一人はウェーダーを履いて川に立ちこんでいる本格派の様子。

そこは岸があって流れも効いており、フライでも釣りになりそうな雰囲気。まず釣れる水色ではなかったけど、釣り人の姿を見ると俄然釣欲が湧いてきてすぐさまそこに向かった。もしかするとその釣り人から何かしら情報が得られるかもしれない。

しかし行ってみるとすでに釣り人の姿はなかった。残念ながら情報は得られなかったけど、その分自由に釣りができる。早速川に入って1年ぶりの本流釣りを開始。まあ、透明度20㎝くらいなので釣れる確率はないに等しいのだけど。


底が見えないので膝下くらいのウェーディングにとどめ、釣り下っていく。久しぶりのダブルハンドロッドの感触を確かめながらキャスティングを続けるも、思いのほか浅い様子。立て続けに根掛かりでフライをロストしただけでこの日は終了。明日の増水の引き際に期待し、早々に車中泊体制に入ったのだった。

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2日目の翌3月12日(木)、朝はゆっくり準備して8時前からスタート。前日のポイントを改めて釣ってみる。まだ濁りはきついけど透明度は3、40cmと釣れなくはない状況。かなり水も引いていて、水中の障害物も水面の様子から判別できるようになっている。


しかし、昨日よりもかなり下流まで釣り下ってみたものの反応なし。少し早めの昼食を済ませて午後からは少し上流に移動。右往左往しながらも何とか川に降りてみるとなかなかよさそうなポイント。


しかしやはり何もなし。下流側は対岸の左岸側のほうがよさそうなので移動して続きを釣ってみるも、やはり何もなし。いいポイントではあるけれど、全く生命感が感じられない。その後は新たなポイントを探しながら走り回ってみたものの、いい場所が見つからずそのまま納竿となった。この日も早めに車中泊モード。

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3日目の3月13日(金)、水が足りなくなったので道の駅ひたちおおたに寄って補給し、釣りを開始。水は笹濁りで最高のコンディション。午前中は昨日の午後釣ったポイントの右岸、左岸を釣ってみたものの何もなし。やはりまだ時期的に早いのだろうか。釣れそうな雰囲気は全くない。


その後は気分転換もかねて中流域に向かってみた。しかし、川に降りられる場所がわからなかったり、工事中だったりでなかなか釣りができる場所が見つからない。

先に昼食を済ませてやって来たポイント、ここもすぐ上流で工事していて雰囲気はよくないけど、せっかくなので釣ってみることに。中型のメイフライがハッチしていて生命感は感じられる。


しかしやはり何もないまま釣り下っていると、工事現場が泥水を垂れ流しはじめて強制終了。久慈川は諦めて、那珂川に寄って帰ることにしよう。ということでやって来た那珂川、ここも絶賛工事中でダンプカーが行き交っている。すっかりやる気がなくなって車を降りることなく今回は帰路に就いた。

昨年の台風の影響か工事が多いには仕方ないにしても、ここ、というポイントが見つからないまま最初の釣行は終了。久慈川、まだまだこれからだとは思うけど、残念ながらあまり可能性は感じられなかった。今年も厳しいシーズンになりそうな予感。