2020年11月24日(火)、快適なキャンプ地、伊江の浜で朝を迎える。
明るくなってきたところで外を覗いてみると、今日も雨が降ってもおかしくないようなどんよりとした曇り空。小用を済まそうと外に出て愕然とする。
ポールが折れているぅぅぅっ!これはかなりの重症。補修用のポールスリーブは持ってないし、今回のキャンプもこれまでか。
気持ちを落ち着かせるためとりあえず朝食にする。朝食は昨日の残りのサーターアンダギー。今日は40kmほど離れた平良あたりまで行くつもりなのだが、釣ができないので時間が余ってしまう。
なのでゆっくりキャンプできるここで昼頃までのんびり過ごそうかとも思っていたのに、最早そんな余裕はなくなった。
恐る恐るテントをばらしてみると、ポールは完全に折れている訳ではなく、ジョイントのメス側が裂けている状態。これならダクトテープで補修すればなんとかなりそう。それにしても今回はアクシデントが続く。これが最後だといいのだが。
ホッとしたところで7時半頃出発。
相変わらずアップダウンが続く。今日はきつい上り坂は自転車を押して歩く作戦に変更。必死に漕いで6km/hくらいしか出ないのは効率が悪すぎる。それなら4km/hで歩いた方がまし。
この作戦は見事に功を奏し、上り坂も苦にならなくなった。基本的に上り下りが続くため、押して歩くか漕がずに坂を下っていくかしかない。
延々と上り、恐怖の長い下り坂を下ったところに安波集落はあった。
まだ早い時間帯でお腹は減ってないが、この先食料が手に入るかわからないのでここで少し食料を仕入れておく(遅い時間になると惣菜系は売り切れる)。
ただここは品揃えが少なく、非常食にパンとポーク玉子のおにぎりを買っておくことにした。
9:40頃安波ダムへの分岐点に到着。前回は伊江の浜の翌日は安波ダム湖畔で野宿した記憶がある。
東海岸は海沿いよりも山間部を走る区間が多い、まさにやんばるの道。
10:10国頭村を抜けて東村に入った。
休憩しようと思っていた高江の共同店は工事中、トイレも撤去されていた。この分だと昼前に平良に着いてしまいそう。それなら食堂のある平良で昼食にするか。
久々に海が見えてテンションが上がる。
やんばるならではのすごい景色。
河口近くにダムが作られ、そのまま海に。
遠景。
どうやら福地ダムらしい。
前方に海が見えてきた!
釣れそうな雰囲気満々。
11:40頃福地川海浜公園に到着。ここは平日なら1000円でキャンプできるみたいだけど、それでも高過ぎ。
福地川の河口。前回はここでメッキが釣れたんだよなあ。
久々の信号停車。
11:45頃今日の目的地、サンライズひがしに到着。しかし、、、
食堂はまさかの定休日。それならば、と向かったのは、
すぐ近くの比嘉ストアー。ここで弁当を買うことにした。
いろんな種類があってさんざん迷った結果、唐揚げメインの弁当を選択。値段はまさかの300円。450円でも安い気がするが。
さて、まだ12時過ぎ。野宿態勢に入るには早すぎる。釣れそうなポイントだらけでフライロッドさえあればいくらでも時間を潰せるのだが。。。仕方ない、観光でもするか。
ということでまずは近くの慶佐次ヒルギ公園に行ってみる。ここはマングローブ林を観察できるらしい。途中明るいうちからテントを張れそうな野宿スポットを発見。ただ、やはりまだ早すぎるので観光に行こう。坂を上って、下っていくと、
あれがヒルギ公園か。
ここはカヤックツアーが人気みたいだけど、
木道が整備されていて歩きでもそれなりに楽しめた。
家族連れの子供はカニを見つけては喜んでいるけど、
私は浅瀬に群れ魚のほうにテンションが上がる!
次は少し戻って山と水の生活博物館に向かう。
途中に東村指定天然記念物のサキシマスオウノキというのがあったので寄ってみる。
なかなかおもしろい形の木だけど、わざわざ見に行くほどでもないかな。
そして山と水の生活博物館に到着。
しかしまたしても定休日。
道端で飼育されているリュウキュウイノシシが見られたのでよしとしようか。
子供イノシシは好奇心旺盛でなかなかかわいかった。
隣の福地川公園は、キャンプ禁止とは書いてなかったのでもしかするとキャンプOKかも。博物館の営業日だったら聞いてみる価値はあるかもしれない。さて、そろそろさっき見つけた野宿スポットに戻るとしよう。
ポールが折れかかったテントの設営に掛かる。ジョイント部にダクトテープを巻いたところ、しばらくは問題なく使えそう。
15時すぎに設営完了。やることがないので明るいうちから泡盛を飲み始めた。
お待ちかねの夕食はインスタント沖縄そばに朝買ったおにぎり。
は~、釣ができないとこの旅のおもしろさも半減。明日も時間をもて余しそう。
この日の走行距離:62.5km