2021年3月18日木曜日

3月中旬のカマス漁(後編)~いや、まだまだいけそうな感じ

 車中泊して迎えた2日目の2021年3月12日(金)、まだ3月だというのに早くも網戸を付けずに開けていた窓から蚊が侵入してきて悩まされる羽目に。

ただ気温がまだ低いせいか活動はそれほど活発ではない様子。幸い1か所刺されただけで済んだ。

さらに、この日は午後から雨の予報だったのに、早朝3時ごろ車の屋根を叩く激しい雨音で目が覚める。今日は無理かなあ~と思いつつまどろんでいるとしばらくすると雨音は止んだ。そんなことですっかり目が覚めてしまってまだ暗い5時前に起き出し、食パンとレモンティーで朝食を済ませた。


まだ暗い5時40分ごろから釣り開始。今朝は先週初めて入って調子のよかった堤防先端に入った。この日も南風が強め。まずはいつもカマス釣りに使っているやや大きめ(と言っても全長3㎝くらい)のストリーマーで広範囲に探ってみる。

しかし全く反応なし。次に全長2㎝くらいのラビットチャーリーに交換してみるもやはりダメ。どうやら魚がいないようだ。期待の朝マヅメも不発に終わってしまった。やはりカマスシーズンは終了したのか。

もう諦めて帰りたかったところだけど、この日は途中で昼食を食べて帰りたかったのでもう少し粘ることにして別の漁港に移動。ここは昨年の晩秋一時期よく釣れていたのだけど、それ以降はパッタリと釣れなくなったところ。


今回も大して期待せずに釣り始めた。まずは付けっぱなしにしていたラビットチャーリーで探り始める。タナや投げる方向を変えながら探っていると、カウントダウン10秒からのスローリトリーブでコツンと何かがフライに触った感触が。再び同じラインをトレースするとようやくヒット!


25㎝クラスのアベレージサイズのカマスだった。しかしやはり後が続かない。またタナを変えながら探っているとカウントダウン20秒でヒット。


今度は30㎝クラスの良型。するとこの20秒レンジでコンスタントにアタリが出てきた。しかしアタリと言ってもリトリーブする手にわずかに重みが乗る程度で非常に微妙なアタリ。そのままリトリーブを続けているとフライを放してしまう。


かといって合わせが早すぎるとすっぽ抜け。ということで1キャスト1キャッチとはいかないまでも、コンスタントに釣れてきた。こうなると細いティペットにラビットファーのフライでは釣りにくいので、初日に使ったフェイクファーのフライに変更。


たまたま時合いが来たのか、あるいはタイミングよく群れが回ってきたのか。30㎝クラスの良型が次々に釣れだした。しかしせっかくの時合いも雨がぱらつきはじめ、やがて本降りに。まだまだ釣れそうだったけど9時過ぎに納竿した。


しかしタイミング的に一歩遅く、車にたどり着くまでに土砂降りになり、ずぶ濡れになってしまった。まあ、久々によく釣れたのでよしとしよう。いやー、楽しかった!予想通り昨年秋よりも型も一回り大きくなっているし。


帰ってみると今回は合計7尾の水揚げ。25㎝クラスの1匹を除いて28~30㎝の良型ぞろい。丸々太った魚も混じる。今回もから揚げ、カレー、一夜干しとカマス料理を堪能できた。そろそろ川の様子も気になるけど、もう少しカマスも粘りたいところ。