2021年8月20日金曜日

横着者のリーダーシステム:本流サクラマス釣り編2021

 今発売されている雑誌、フライフィッシャーにあやかるわけではないけど、今回は今シーズン試してみて大活躍だった私のリーダーシステムを紹介します。

主にサクラマス狙いの本流釣りでのリーダーです。私の釣り方は短めのシューティングヘッドを使ったスペイキャストでの釣り。なので基本的にテーパーリーダーは使いません。

モノフィラメントを何段階かで結んだノッテド・リーダーです。最初の頃はナイロンの5号、4号、3号をそれぞれ1mくらいずつ結んで使っていましたが、まだサクラマスを釣ったことがなかったあるシーズン、せっかく掛けた魚をラインブレイクで2回もバラすという事態が発生。

最初は結び方が悪かったのかと思ったけどさすがに2回目には気づいた。ナイロンラインが吸水劣化していたのだ。そのころはいくら何でも3号ラインがそう簡単に切れるはずはないと思っていたのだけど、前のシーズンから使っていたそのラインの劣化が原因のようだった。

本流で釣りをしていると時として腰くらいまでウェーディングすることがある。私の場合ベストは着用せず、ショルダーバッグを愛用しているのだけど、そうなるとバッグの底が水に浸かってしまい、じんわりと浸水してくる。

どうやらそれでスプールのラインが吸水して劣化したようなのだ。今は防水タイプのバッグを使っているのでもうその心配もないのだが、もはやナイロンは信用できなくなり、現在はフロロカーボン一択。ルアー用の安いものを使っているけど今のところ不満はない。

現在リーダーは下記のようにストリーマー(チューブフライ)用とウェットフライ用の2パターンを使っている。結び目は全てブラッドノット。以前はストリーマー用のティペットには3号を使っていたのだけど、根掛かりしたときに切るのが大変なので今は2.5号に落ち着いている。


  • ストリーマー用:フロロ4号5フィート+フロロ2.5号3フィート=約8フィート
  • ウェットフライ用:フロロ4号5フィート+フロロ2.5号2フィート+フロロ2号4フィート=約11フィート

シューティングヘッドを使う場合、ティペットが強すぎると根掛かりでランニングラインやヘッド自体が切れる恐れがあるのだ。それに伴ってバット部も5号から4号に変更。これは単に太さの差を滑らかにして結び目への負荷を下げるのが目的。長さは現場で一ヒロとか矢引とかで適当です。

リーダーの全長は、嵩張るチューブフライを使うと長いリーダーではターンが悪くなり、キャストフィールがもっさりしてくるのでこのくらいに落ち着いた。そしてウェットフライで釣るときはティペットの2.5号を2フィートくらいに詰める。

そこに2号を継ぎ足してティペットにして、結び目の上にフロロ2号をタールノットで結んでドロッパーにしている。今のところサクラマス狙いでは2号で全く不安はない。昨年の北海道では何度かぶち切られたけど。。。

次回北海道に行くときは5号+4号+3号にしようと思っている。ウェットフライ用のリーダーとしてはやや短めだけど、フライを沈めたくないときにはクリアインタミのティップを使うことでリーダーの短さを補っている。

今のところそれでないと釣れない、というシチュエーションはないけど、フルフローティングラインを使うときのためにフロロの8号5フィートを延長用バットセクションとして常備している。ただ未だ出番はない。

と、ここまではもうここ何年も使っているシステム。ここからが今シーズンから導入した部分。あるポイントでストリーマーからウェットフライに換えるときはティペットを切って継ぎ足してリーダーを作り直すのだけど、またストリーマーに戻すとき、、、ああ面倒。

さらには最近は老眼が進んで朝まだ薄暗い時に針に糸を結ぶのがもう大変!そこで思いついたのがバットとティペットをループtoループで連結するシステム。もともとランニングラインとシューティングヘッド、シューティングヘッドとリーダーはループtoループで連結しているのだけど、それをリーダーにも導入した次第。

私は飽きないようにロッドもリールも毎日とっかえひっかえしながら釣る。そのわりにフライは決まったものを使うことが多いのが現状。ということで各リールのラインにバット部としてフロロ4号5フィートを取り付け、先端にループを作っておく。


これに状況に応じてストリーマーを結んだ2.5号3フィートのティペットかウェットフライを結んだ2.5号2フィート+2号4フィートの仕掛けをループtoループで連結するのだ。ループは何でもいいと思うけど、私は結び目が小さくできるパーフェクションループを採用。


ドロッパー付きウェットフライの仕掛け保管には第一精工のスプールシートミニ。その前に針先を刺せる発泡スチロール製のものも使っていたけど、ハリを何度も抜き差ししているとすぐにボロボロになった。これだと半永久的に使えそう。


こだわる人にはホイットレーのカーストワレットというのもある。私も昔持っていたけど、特に使い勝手がいいとも思えず、随分前にオークションで売っ払った記憶がある。そしてストリーマー(チューブフライ)のほうはフックカバーを付けてそのままカバンににそっと仕舞っている。


フックカバーはメイホウのバーサスフックベイルVS51S。ルアーのトレブルフック用だけど、愛用している90°折れのダブルフックにも問題なく使える。こうして今シーズンから採用したループtoループリーダー、大活躍でした。


4月に釣った今シーズン最初の魚は記憶が曖昧だけど、5月にストリーマーで釣った3本はいずれもこのシステムを使ったもの。ウェットフライではなかなか結果が出ず、もしかしたらループtoループの接続部が目立ちすぎているのかも、とも思ったけど6月にようやく寒河江川で釣れました。

ということで大幅にストレス低減+フロロラインの無駄な消費削減に成功したこのシステム、来シーズンからも自信をもって使えそう。そしてこういうちょっとした小物はアマゾンの2000円以上送料無料のときの買い合わせに便利。おススメです!

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