2021年12月26日日曜日

配当金生活を目指すポートフォリオ(2021年12月)~AT&T投資からの撤退を決意!

 配当金生活を目指して運用しているコア・ポートフォリオ、2021年12月の運用状態です。

参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2021年11月)

ここ1か月の米国株式市場は予想通りFOMCでテーパリング加速が決定したものの、それにより上がったり下がったりという粗い値動き。その後はオミクロン株の重症化リスクが低いという情報が伝わり、一気にリスクオンモードへ。


そんな中、今回は大きく動くことにしました。前回からの動きとしては、まずここのところの懸案事項だったAT&T(T)を全て売却。結果的にはまたしても得意の底値売りとなってしまいましたが。。。

売却した翌日にはさらに下がって、いい判断だったとほくそ笑んだものでしたが、その翌日から鋭く切り返し。もう少し我慢していれば、、、と思わなくはないですが、もう売ってしまったので未練はありません。逆にもう少し早く決断するべきだった。。。

とは言え自分の信条として、下がっても買い増す気が起きないような銘柄は保持するべきではないと思っているのでこれですっきりしました。AT&Tはたぶん日本でいうNTTみたいなものなので、倒産することはないと思いますが、将来的に大きく成長するのは難しいでしょう。

さらにスピンオフなども控えており、減配は必至。このままモヤモヤしながら持ち続けるより、より期待が持てる銘柄に乗り換えたほうがいいと判断しました。その乗り換え先は資本財セクターのスリーエム(MMM)。

スリーエムはウェルズファーゴからの乗り換え時に真っ先に候補に挙がっていた銘柄ですがそのときはやや割高に思えたため見送り。そのときは結局資源株のBHPグループ(BBL)に投資したのでした。スリーエムといえば世界最大級の化学系メーカー。

資本財セクターですがスコッチブランドの粘着テープやポストイットなどで我々にもなじみ深い会社。さらにフライフィッシャーにはフライライン最大手のSA(サイエンティフィックアングラーズ)の親会社としてとても身近な会社でした(現在SAはオービス傘下)。

スリーエムは中国経済にかなり影響されそうで、コロナショック以降低迷していますがまだまだ成長の余地は多いと思っています。そして何といっても68年連続増配の配当王。AT&Tに比べると配当利回りは随分低いので配当額は大幅減となってしまいますが、これでより強固なポートフォリオになると大いに期待しています。

今のところ打診買い程度で目標の半分くらい買っていますが、そのうちもう少し買い増す予定。あと、BHPグループも売却してしまいましたが、こちらは損出しのつもりでまた買い戻すつもり。ただいつものように売却すると株価が上がるという展開に。。。


  • 前月比:+5.5%(調整後:+5.3%)
  • 年初来:+17.3%(調整後:+16.4%)

ということで現在絶賛ポートフォリオ改造中。上表のようにMMMとBBLを景気敏感セクター、VZ、NEE、SOの電気通信と公益を高配当セクターとしてまとめ、合わせて25%くらいの比率になるように調整していくつもり。

ここのところのリスクオンモードで前月比5%以上の上昇となっていますが、マーケットはちょっと楽観的すぎるのでは、と思います。いずれ訪れるであろう調整局面に向けてじっくり構えていきたいところです。と思っているとなかなか調整しないんだよなあ。。。