2021年12月25日土曜日

タイイングバイスを新調した~RMOFフライタイイングバイス

 以前書いた通り長年愛用してきたアンビルAPバイスが突然壊れた。

応急処置をしてとりあえずフライは巻けるようになったのだが、やはりこのまま使い続けるわけにはいかず、次はどれにしようかと悩む結構楽しい時間を過ごしてきた。

過去記事:タイイングバイスが壊れた!~アンビルAPバイス

本命はティムコのTMCソリッドバイスだったのだが、シャフトが短くてクランプ仕様では使いづらそうなのと、買うならau PAY マーケットでポンタポイントを1.5倍にして買おうと思っていたところ、ポイント交換が月4000ポイントまでに戻ってしまって旨味がなくなりボツに。

次点はサンライズ・シルバラードバイスかRiverrunsバイスだったのだけど、さらに調べているとベストと思われるものを発見。それで購入したのがこちら。

RMOF・フライタイイングバイス(クランプツール仕様)

たぶん上記のRiverrunsバイスと同じもので、不要な台座やその他パーツが付いてない分安いのが特徴。RMOF(ロッキーマウンテンアウトフィッター)はアクアビットという小さな会社が展開しているブランド。


私はアクアビットのパックロッドを昔から愛用していて信頼しているというのも大きかった。届いたものを見てみると、付属のポーチにはRiverrunsと書いてあり、やはり全く同じものだろう。買うなら安いRMOFのほうがいいと思う。

まだ使い始めたばかりなので耐久性に関しては不明だが、使用感はそれなり。本体がアルミ製というのもあるかもしれないけど、精度はやはり値段なりといった感じで若干動きにガタがある。ロータリー部分にグリースを薄く塗るとだいぶマシにはなった。


それと上の写真のようにクランプに切れ目が入っているせいか遊びが多すぎてシャフトがガタつく。これはネジを締めこんでも変わらなかったのでAPバイスのクランプを流用することにした(シャフト径は同じ)。

あとAPバイスはジョーの開き具合を調整するネジがレバー側にあって左手だけでフックの締め具合を調整できていた。それに対してこちらはジョーのほうにあるので両手で調整しないといけないのがちょっと使いづらいかなあといったところ。

まあこのあたりは慣れの問題か。全体としてはこの値段にしては悪くないんじゃないかと思う。クランプがいまいちなので、初めてバイスを買う場合はペデスタルタイプにしておいた方がいいかもしれない。


あと、ジョーに溝がないので大きなフックを巻くには適していない。説明には#24~#2程度のフックに適しているとあるけど、まあその通りだろう。もともとスモールジョーとラージジョーがあるうち、こちらはスモールジョーを装着しているとのこと。

ここであれっと思ってRiverrunsバイスのほうを確認してみると、#22~#3/0フック対応でミッジジョープログラムはキャンセルしたとある。もしかしたらこちらはラージジョーのほうを装着しているのかもしれない。

もう少し使ってみて、大きなフックが巻きづらいようならラージジョーの取り寄せができないか聞いてみようかとも思う。めったにないけど、サーモンフックのシャンクを使ったフライを巻くこともないわけではないので。アクアビットならそのあたりも対応してくれそうな気がする。

ということでなかなかよさそうなバイスが5千円ちょっとで手に入った。この値段だったら10年くらい持ってくれれば御の字なんだけど。。。とりあえず年末年始は引きこもって海用フライを巻き溜めておこうと思っているところ。ペデスタルタイプが欲しい人はこちらをどうぞ。

RMOF・フライタイイングバイス (ペデスタル台座+クランプツール)