2022年5月16日月曜日

車中泊用のシュラフを新調した~イスカ パトロールショート

これまで車中泊用のシュラフは、以前山登りで使っていたものの、今となっては重くて担ぎ上がりたくないビッグパックというメーカーのダウンシュラフを使っていた。

ビッグパックは昔ダンロップが販売していたドイツのメーカー。

650フィルパワーのダウンが380g入った3シーズン用のシュラフで、今でこそ650フィルパワーというと汎用グレードのダウンだけど、買った当初はわりと高級グレードで、社会人になって初めて買ったダウンシュラフだった。

重量は850gなので3シーズン用としてはそれほど重い部類ではないけど、今はこれと同じかもっと温かい400gちょっとのシュラフを持っているので山登りや歩き旅での出番はなくなり、もうずいぶん前から車中泊専用となっていたのだった。

そんなわけでたぶんもう25年くらい使っているけど、入り口のショックコードが伸びきってただの紐になってしまっている以外は特に問題はなく、車中泊用としては今でも十分使えるシュラフ。

それと冬場の寒い時期に使っているのがドイターのスターゲイザーという化繊のシュラフ。一応-7℃まで対応の2㎏ちかくあるシュラフだけど、重量やコンパクトさがほとんど問題にならない車中泊ではこちらも十分と言える。

これら2つのシュラフを時期によって使い分けてきたのだけど、そんな中で出てきたビッグパックに対する不満、本当に大したことないのだけど、ダウンが少しずつ飛び出してきて車内にちょっとずつ散らかっていくこと。

見つけたら車外にポイっとつまみ出せばいいだけのことだけど、ダウンは軽くてフッと車内に舞い戻ってきたりするもの地味にストレスだった。そんなわけで、差し迫った必要性は全くないものの、給付金の使い道を考えていて思いついたのが車中泊用シュラフの化繊化。

ダウンの特性として、対応温度域が広くて暑い時期でもそれほど暑苦しく感じられないなどの利点はある。ただ化繊でもフルオープンにして掛布団のようにしたり、お腹の上にだけ乗せたりすれば済む。夏場の関東や南東北ではそれでも暑すぎるかもしれないけど。。。

寒いときでもダウンのほうがありがた味を感じるものだけど、できるだけ荷物を減らしたくて余計な防寒着を持てない歩きや自転車ならともかく、車中泊なら予備の防寒着を持つこともできるし。

そう思うと3シーズン用のシュラフも化繊のものが欲しくなって物色開始。化繊シュラフは2千円くらいの激安のものもあるけど、私はこういったものについては愛着がわいて長く使えるものが欲しいので、それなりのメーカーのものを選ぶことにした。

信頼性のあるシュラフを製造しているメーカーというと、モンベル、イスカ、ナンガあたりだろうか。その中ではモンベルのシュラフは使ったことがなく、これからも買うことはなさそうだけど、イスカとナンガは今でもいくつか愛用していて信頼しているメーカー。

そんな中で目に留まったのがイスカのベーシックシリーズ。その中でも3シーズン用としてちょうどよさそうなパトロール600という化繊シュラフにショートモデルがあるのを発見。イスカのショートモデルは身長165㎝まで、と謳われているけど170㎝の私でも十分使える。

ISUKA パトロールショート

今ではほとんど出番はないけど、エア280のショートモデルというのを持っているのだ(今は廃番で、エアドライ290ショートというのが後継品っぽい)。ショートモデルのほうが軽量コンパクトだし、余計な隙間ができにくいので温かい。


それにレギュラーモデルより少し安いのもいい。定価で8千円ちょっとと値段も手ごろ。届いたものを手に取ってみると、収納状態でもバカでかいしズシリと重い。ただそれはもちろん想定内で、車中泊用なので問題なし。


それにシュラフの生地は高級品ほど薄くなる傾向があるけど、生地が薄くなるとどうしてもパリパリと紙っぽい手触りになっていくのに対し、これは厚めの生地で肌触りもいい。今のところ部屋で試し寝してみただけだけど、サイズ的にはやっぱりピッタリ。


尤も、車中泊ではシュラフのフードまですっぽりかぶるようなことはほとんどないとは思うけど。ということで次回の車中泊からいよいよこれを投入してみます。何か不具合とか気になるようなことがあればまたブログで報告しようと思います。