2022年8月27日土曜日

田野畑村から宮古市へ~東北自転車旅2022年8月(5日目)

 2022年8月20日(土)、岩手県田野畑村の明戸キャンプ場で朝を迎えた。

ここは1泊800円の高級キャンプ場だけあってトイレにコンセントもあり、快適に過ごすことができた。昨夜はなぜか熟睡できなかったけど。


5時半頃起きるとこの日はどんよりとした曇り空。今日は午後から一時雨の予報。


食パンとコーヒーの朝食を食べていると、6時過ぎから早速雨がパラつき始めた。ちょっと遅かったか、と慌てて撤収の準備をしていると程なく止んでくれた。


ゆっくりできるキャンプ場ではあるけど、本降りになる前にできるだけ進んでおきたい。せっかくなので早めの7時頃出発。雨に備えてパックカバーを着けておいた。


明戸キャンプ場の全景。


まずは県道44号線の残りをひた走る。すぐに厳しい上りが始まった。


そして一気に下って再び海辺へ。


海岸美日本一?の北山崎断崖クルーズが発着する島越港。


さらに進むと迫力のある断崖が迫ってきた。道はここから渓谷沿いを上っていく。河口からすぐに渓流が始まるおもしろい流れ。この辺りでもイワナが釣れそう。来年はまた岩手を釣ってみようかな。。。

延々と続く急勾配に、チェーンリングを45Tに交換している私のボードウォークでもまっすぐには登れない。車がほとんど通らないのをいいことに、子供の頃よくやったみたいにジグザグ走行で乗り切った。


登りきると意外にも、大きな郵便局もある集落が広がっていてびっくり。


何でもないけど妙に心が安らぐ景色。


ようやくかすかに三陸道と国道45号線の標識が見えてきた。


三陸道をくぐって8:20頃45号線に合流。


これで後は楽勝と思いきや。。。


渓谷を跨ぐ巨大な橋。


ものすごい高度感で、軽い高所恐怖症の私は怖くて路肩は走れず、車道の真ん中を走った。


こちら45号線も、勾配こそそれほどでもないけど果てしない上り坂が続く。


そして恐怖の下り坂を一気に下って小本川を渡る。


そしてまたすぐ上りかよ。


ここからはコンビニも何もない山間部や田園地帯をほぼ登りっぱなし。


海に近いこの場所で、一体何でこんなに登る箇所があるのか不思議なくらい。


上り坂の連続で、もう頭がおかしくなるんじゃないかと思い始めた10:15、ようやく下って道の駅田老に到着。何がある訳でもないけど、やっと座って休める。


さらに上って下ること1時間、11:40頃閉伊川河口に広がる宮古市街に到着。待望の昼食は、道の駅みやこの向かい側にある宮古魚市場食堂。まだお昼前だけどすでに結構並んでいる。


お目当ては焼魚定食500円!ご飯はセルフサービスお代わり自由!この日の焼魚は鮭。青物好きの私としてはやや肩透かしな感もあったけど、それでも十分満足。もちろんお代わりもしてお腹いっぱい。


さて、ここからは海岸沿いを離れて閉伊川沿いの106号線を遡って盛岡方面に向かうことに。もう海沿いはいい。リアス式海岸にも飽きた。あんなに無駄に上り下りやってられない。ここからは区界の峠越えはあるものの、あとは北上川沿いを下っていけばそれほどキツくないはず。


ということで106号線へ。当面キャンプ場はなさそうだけど、そこは2019年に通って勝手知ったる閉伊川。いくつか野宿できそうな場所の当てはある。


13時前、とうとう雨が降り始めた。早めにカッパを着て再び出発。


ただ、それほど降ることもなく程なく止んでくれた。青空も見えているし、ここから天気は回復か。


リンゴ型をした蟇目のバス停で休憩。貴重な休憩スポット。ここでカッパを脱いだ。


しばらく進むと2019年当時はまだ出来ていなかった自動車専用のバイパスが完成していた。と言うことは、


ここからはほとんど車が通らないパラダイス!これは想定外のご褒美。この辺りの106号線はほとんど平坦と言っていい緩い上りで、これまでと比べ物にならないくらい快適に進む。


その後も時折雨はパラついたものの、15時前に本日の宿営地に到着。


しばらくするとまた本降りになったのでいいタイミングだった。ここはいい場所だけどラジオが全然入らないので手持ち無沙汰。仕方なくツーリングマップルを眺めて今後のプランを練った。


今日の夕食は再びてりやきミートボール丼と味噌汁。それにしても今日は本当に疲れた。余裕があれば浄土が浜でも見に行こうかとも思っていたけど、そんな余裕全くなし。昨日あまり眠れなかったことだし、今日はもうさっさと寝ることにしよう。

  • この日の走行距離:75.0km

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