2022年8月25日(木)、この日は宮城県名取市の快活クラブで朝を迎えた。
チェックイン後にこの快活は無料朝食がないのを知り、昨夜あわてて近くのスーパーに食パンを買いに走ったのだった。快活クラブでの宿泊はキャンプほどの気楽さはないものの、バッテリーを気にする必要はないし、何はなくともドリンクバーはあるし、やはり快適。5時半頃起きて朝食を済ませて7時半頃チェックアウト。12時間コースに2割引きの株主優待券を使って1848円だった。
これから東北地方の天気は下り坂。予定を早めてそろそろ切り上げることに。今日は福島県の南相馬市まで走り、そこからはJRで一気に水戸まで行ってしまうつもり。7時半頃出発してまずは国道4号線を南下。すると早速雨がパラつき始めた。
岩沼市に入ったところで雨具の上とパックカバーを装着し、県道10号線に向かう。県道10号線も大型車は多いけど4号線よりはかなりまし。ここでハンドルバーのライトに緩く固定していた腕時計がなくなっているのに気付く。
ベルトを交換してお気に入りだったチープカシオ、安物だけど最近値上がりしてるんだよなあ。パックカバーを着けたりしているうちに落としてしまったんだろうけど、もう取りに戻るには憚られる距離。おとなしく買い直すことにしよう。
8時半ごろ阿武隈川を渡って亘理町に入る。かなり大きな川だけど、
川の真ん中に立ち込んで何やら漁をしている。かなり浅いみたい。
そこから県道38号線に入ってさらに海岸近くを進んだ。
早くも稲刈りの時期が近づいてきた田んぼの向こうに阿武隈山地の山並みが見える。
震災遺構中浜小学校。この辺りは2018年、みちのく潮風トレイルを歩いたときに通った記憶がある。あれもキツかったなあ。。。今では中を見学できるようになっているみたいだけどあまり余裕がないので今回はパス。
9:50宮城県を出て福島県入り。
10時ごろようやく休憩できそうな釣師防災緑地公園に到着。「つりし」ではなく「つるし」と読むらしい。
漁港があるので余裕があれば釣りをしようかとも思っていたけど、意外と時間なさそうなので先を急ぐ。
この辺りは海沿いを通るので気持ちいい。
相馬で県道74号線に移る。
海岸はソーラーパネルで埋め尽くされていた。カーボンニュートラルの答えがこれだとちょっと複雑な気分になってきますね。ただ、これ以上温暖化が進むとシャレにならないので仕方ないことですが。。。
74号線に入るとアップダウンのある変化の多い道となった。そろそろ一応のゴール、南相馬は近いはず。もうひと頑張り。
12:20国道6号線に合流。
そして12:50、ついに南相馬の原ノ町駅に到着!その前に昼飯、昼飯!
今回は歩々(ふうふう)という店にやって来た。ここは親子丼など、伊達鶏を使った丼物が売りのお店。伊達鶏は福島三大鶏の一つらしい。全国ではなく福島なのでそれほど有難みはないけど。
コッテリしてそうなスタミナ丼の大(880円)を注文。濃い目の味付けでご飯がすすむ。うまかったし、ボリュームも十分だったけど、やっぱり親子丼にしておけばよかったかな。味付けが濃くて伊達鶏の味わいが感じられにくかった気がする。
そして13:40頃原ノ町駅に戻ってきた。列車は14:08発なのであまり時間はない。サクッと自転車を畳んで準備完了。ここは折りたたみ自転車の強み。
ホームに向かうとすでに水戸行きの列車は到着していた。この14:08発の水戸行きは、一日に1本、唯一原ノ町から水戸まで乗り換えなしで行ける列車。折りたたみ自転車は意外と重いので、階段を昇り降りしての乗り換えは避けたかった。
このギザプロダクツの輪行バック、ボードウォークにピッタリでしかも軽いので非常に便利だけど、その分薄くてぺらぺら。バッグの持ち手を持つと破れそうなので、50㎜幅のウェビングベルトをフレームに掛けて持ち運んでいる。電車内での固定にも便利!
17:20頃水戸駅に到着。原ノ町から水戸までは普通列車で3時間強、3080円。水戸駅はデカくて立体的なので輪行者には優しくなかった。
そして17:50本日の宿、水戸みまつホテルに到着。朝食付き1泊6000円のところ、いば旅あんしん割で3000円、さらに2000円分のクーポンが付く。
あてがわれた部屋は一見普通のビジネスホテルの部屋だけど、
足元は畳敷きで小上がりがある不思議な造り。まあ1泊だけなので特に不満はなし。
落ち着いたところでクーポンが使えるお店で買い出し。駅の反対側にあるイオンまでやって来た。自転車だと重いものや嵩張るものは買えないので、とりあえず今夜の夕食プラスアルファで1000円分だけ使った。さて、久々に布団で寝れる!
- この日の走行距離:76.9km