2022年10月6日木曜日

尾瀬周遊縦走2022年9月(前日編)

 次なる山行の目的地に選んだのは尾瀬。

尾瀬というと山というより観光地のイメージで何となく敬遠していたのだけど、本州の真ん中の奥の奥という決して行きやすくはないという場所にあって、今はせっかく関東の東側に住んでいるのでそのうち行こうと地図は大分前に買っておいた。

前回の飯豊山行の後山形から戻って、さて次はどこに行こうかと思いを巡らせながら地図を眺めていると、面白そうなルートが思い浮かんだ。尾瀬というと湿原の中の木道歩きのイメージが強いけど、実際のところ木道歩きなんてそんなに楽しいものでもない。

ただ、尾瀬には燧ケ岳、至仏山、それに会津駒ケ岳という登りごたえのありそうな山もある。それらを組み合わせると、単なる木道歩きではなくていろんなコースを楽しめそう。この時期尾瀬は、花は終わって紅葉にはまだ早い時期ではあるけど、その分人も少なそうだし。

検索してみると燧ケ岳と至仏山を縦走する人は多いようで、アクセスを考えると群馬県側の戸倉に車を停めてバスで大清水に移動し、そこから尾瀬沼→燧→見晴で1泊、翌日尾瀬ヶ原→至仏から鳩待峠に下ってバスで戸倉へ、というルートが一般的みたい。

私の場合は時間には余裕があるのでもう少し追加して、福島県側の無料駐車場がある七入に車を停めてバスで御池に移動し、そこから燧→尾瀬ヶ原と歩いて山の鼻で1泊、翌日至仏から鳩待通りを歩いてアヤメ平から尾瀬沼または見晴のキャンプ場で2泊目。

3日目に尾瀬沼から沼田街道を歩いて七入に戻るという計画。2日目は尾瀬沼で泊まったほうがルート的にはスマートだけど、尾瀬沼のキャンプ場は8張り分しかなくて予約制、それにサイトがウッドデッキでタープが張りにくそうなのが難点。

今回は稜線のテント場ではないのでタープでキャンプしたいので、2日目は見晴でキャンプが有力。それでもほとんど重複することなく、さらに舗装道路を歩くこともなく、尾瀬全体を満遍なく楽しめそうなルート。ゴールの位置が違うけどだいたいこんな感じ。

Yamakei onlineにて作成

天気予報をチェックしながら、いつでも出発できるように仕事もギリギリまで入れず、余計な用事もできないように待機しているとそのタイミングはすぐに訪れた。9月の最終週、前半は雨の予報ながら後半は好天が続きそう。

ということで2022年9月27日(水)、尾瀬を目指して出発。七入までは結構遠いので朝イチで出発したかったところだけど、やはり細かい用事もあって早めの昼食を済ませて11時ごろの出発となった。明るいうちにたどり着けるか微妙な時間帯。

七入までは途中まで山形に行くのと同じルートで行けるのだが、直前になって燃料のアルコールが足りないことに気付いて補給する必要もあり、久しぶりに6号線から294号線に入るルートで進むことに。


天気はいいのだけど、茨城県内の294号線は交通量が多くて走りづらい。やはり最近お気に入りの408号から筑波山をかすめて北上するルートのほうがいい。この日は右手に筑波山を眺めながらのドライブ。


そして栃木に入ったところで408号線に入り、その後は4号線へ。大田原付近で400号線に入り、那須高原方面に進む。14:40頃400号線入り。ここからはもうすぐのような感じもするけどまだあと100㎞もある!


ただここからは曲がりくねってはいるけど交通量は少なくて走りやすいルート。フライフィッシャーには有名な、箒川のキャッチ&リリース区間の横を通る。平日だけど結構な釣り人の姿があった。


そこから121号線に入り、福島県に入ったところにあった道の駅たじまでトイレ休憩。こんな辺鄙なところ、そんなに来る人いないんじゃないかと思っていたけど意外と混んでいた。トンネルを抜けるたびに気温が下がり、この辺りは18℃。半袖では寒かった。


そしてさらに352号線に入り、自宅から240㎞ほど走ってまだ明るい16:45七入の駐車場に到着。広大な駐車場に停まっていた車は3台ほどだった。この辺りは予報通り雨がパラついていたけどじきに止んでくれた。さて、明日は予報通りに晴れるのか?