ようやくこの日を迎えました。
明日からインドに行ってきます。前回の海外旅行から帰ってきたのが2020年2月13日。ちょうど3年前ですね。その時の旅行の後半ごろから徐々に新型肺炎の噂を聞くようになり、最後に滞在したタイでは町でマスクを配っていたのが懐かしい。。。あの頃はまだ、世の中がこんなことになろうとは夢にも思ったなかったですね。2020年の前半は無理としても、後半ごろには海外旅行も再開できるのでは、とか思っていたのを覚えています。
当時の菅首相も「人類がコロナに打ち勝った証として」とか何とか言いながら、あくまでオリンピックを開催しようとしていましたからね。結局オリンピックは2021年に延期になったものの、コロナに打ち勝つことはできず、3年経った今でもまだコロナ禍真っ只中という。。。
コロナ終息の気配はいまだに見えてきませんが、それでも当時未知の感染症だった新型コロナも、致死率はそれなりに高いし、後遺症のリスクもあるみたいですが、もうワクチンも治療薬もある普通の病気。私は5類移行には大賛成です。
それでも海外旅行に行けない期間が3年も続くとなんとなく慣れてくるものですね。幸い私の活動には釣りというもう一つの大きな柱があるし、折りたたみ自転車を手に入れたことで国内旅行も俄然楽しくなりました。
家で毎日スパイスカレーを食べていることもあってか、一時期のような海外旅行への渇望感もなくなってきた気がします。昨年後半ごろから徐々に緩和されてきて、行こうと思えば行ける状況ではありましたが、個人的にはまだちょっと早いかなという感じでしたし。
ただ、もう2023年です。個人的にも最初のセミリタイア5か年計画を終え、次の段階に進むべき年。今年は多少状況が不透明であっても生活を正常化させて、もちろんその大きな柱の一つでもある海外旅行も再開させると決めていました。
そんなコロナ明け一発目の今回の旅行、行きたいところがたくさんあってどこに行こうかと悩みました。やはり最初は個人的になじみ深いタイを中心とした東南アジアにするのが無難かな、とも思いましたが、あの辺りは旅先の第一候補としてはもはや魅力が薄い。
というか、十分魅力的ではあるんですが、新鮮味がないというか、刺激がないというか、未知との遭遇感がないというか。。。タイは大好きな国ではあるけれど、メインの旅行対象ではなく、帰りにしばらく寄っていって、旅の疲れを癒すくらいがちょうどいい。
そんなこともあって数多くの候補から決めかねていたのですが、結局決め手になったのは航空券の値段。コロナ禍からのウクライナ侵攻で、一時期ほどではないにしろ以前に比べるとチケット代が跳ね上がっています。
そんな中候補地を並べてスカイスキャナーで手当たり次第に調べていたところ見つけたのがスクートのシンガポール経由ハイデラバード行き。ハイデラバードは南インド内陸部にある都市。南インドをのんびり旅するというのも積年の夢の一つでした。
なぜかこの路線は結構安くて、と言ってもコロナ前に比べるとめちゃくちゃ高いけど、往復で7万円ちょっと。スクートのサイトで直接買うよりスカイスキャナーに掲載されている旅行代理店経由のほうが安かったのでそちらで申し込みました。ということでまたもやインド。
ただ、インドといっても北インドと南インドでは言葉も違うし民族も違う。当然文化や食べ物も違う。南インドには以前一度行ったことはあったのだけど、ここのところはインドでも北や東の方ばかり旅していたので、そのうちゆっくり旅したいと思っていたのでした。
それとせっかくシンガポール経由なら、シンガポールには興味ないけどマレーシアにでも立ち寄って帰ろうかとも思ったんですが、シンガポールでの出発日をずらすとかなり価格が変わりそうだったので断念。今回は成田ーハイデラバード単純往復となりました。
なので今回の旅は、気が変わって全然別のところに行く可能性もありますが、一応ハイデラバードを起点に南インドをぐるっと時計回りに回るというのが大まかな計画。ハイデラバードというとビリヤニ。そして南インドというとミールス、それにティファン。
ミールスというのは北インドで言うところのターリと同じで基本食べ放題のカレー定食。ティファンはインド全国で有名になったドーサ(クレープみたいなもの)とかイドゥリ(蒸しパン)などの軽食。
南インドにももちろん名勝旧跡の類は腐るほどあると思いますが、今回の一番の目的は食い倒れですね。もういい、っていうくらいミールスとティファン、それにビリヤニを食べ倒そうと思っています。
日本の渓流とさほど変わらないフリーストーンの流れに、それこそ掃いて捨てるくらいニジマスがいたんですね。まあ、川の規模からすると、逆に魚が多すぎて大きく成長することができない感じではありましたが。
それはさておき、そこはお茶で有名な避暑地ウーティ(ウータカマンド)というところの近くなんですが、残念ながら今はトラウトは禁漁になっている模様。当時はドライフライの釣りしか知らなかったけど、今の技術とノウハウがあればもっと楽しめただろうのに残念。
ということでやはり今回は食い倒れの旅になりそう。期間は2月5日から3月16日までの約40日間。予算は15万円以内に収めたいけどどうだろうか?今回はすでに航空券だけで7万円使っている。
為替的には1ルピー1.6円ほどと、前回2020年の時とあまり変わってはないけど、インドだとかなりインフレが進んでそう。前回の記録を見ると1日1500円くらいで済んでいるので、そのくらいだとありがたいけどちょっと無理かなあ。
航空券代は昨年分の旅費で処理しているので、年間予算的には今回は多少オーバーしても構わないのだけど。。。私が最初にインドに通いだした2000年前後、1杯2ルピーだったチャイが2020年辺りには10ルピーに。果たして今回はいくらになっているんだろうか?
ところで3年ぶりの海外旅行ということで、何を持っていけばよかったのか、必要なものがどこにあるのか、引越ししたりしたこともあって準備に手間取った。それに昨年夏ごろ、もう何年も有料で使ってきたメールアドレスを解約し、メインのアドレスをgmailに変更。
それによりいろんなところに紐づいているメールアドレスを逐一変更していたのだけど、ご無沙汰になっていた海外旅行関連は変更し忘れていて結構面倒なことになった。まだ前のアドレスが生きているうちにやれば問題なかったのだが、すでに時遅し。
ホテル予約サイトのBooking.comは国内でも使いたかったので早々に諦めて新規アカウントを取得。Agodaはわざわざ電話してメールアドレスを変更してもらい、ログインはできるようになったのだけど、予約してもなぜか予約確認メールが届かない。
とりあえず初日に予約していた部屋は結局不要になったのでキャンセルしたのだけど、この先思いやられる。エアアジアとスクートはまだ手続き中で完了しておらず。スクートなんて散々時間が掛かって帰ってきた答えがこれ。
シンガポールエアライン(親会社?)に連絡してくれと。エアアジアはクレジットアカウントが残っているので諦められないけど、スクートは新しくアカウントを作り直した方が早そう。あと、国際ローミングカードのFlexiroam。
世界約150ヵ国対応 プリペイドSIMカード FLEXIROAM XS
これは割と手頃な値段で世界各国でネットが使える素晴らしいSIMカードなのだけど、久々に使おうとアプリを立ち上げると、こちらもログインにIDとして登録していたメールアドレスでの認証が必要でアウト。HPのサポート欄のよくある質問を見てみると、
メールアドレスを変更する場合はアカウントに登録しているメールアドレスで、アプリのスクリーンショットを撮って送る必要があるみたい。ただ、ダメ元で前のメールアドレスを書いて送ったところ、無事アカウントを復活させてもらえました。
まあ、新しく買っても700円ほどではあるけど、これは助かった。インドは現地SIMの入手が結構ハードルが高いのでこれがあると安心。今回はとりあえず1GB8日有効のプラン7ドルを購入。8日以内に現地SIMを入手するのが目標。ダメならFlexiroamで粘るしかない。
ということで異常に寒かったこの冬も、みなさんより一足お先に今日でおしまい。帰ってくるころにはもう少し温かくなっていることでしょう。旅日記は一週間遅れで来週くらいからアップしていきますが、果たしてどんな展開になるんでしょうか?
昨年秋頃から計画してきて準備万端のつもりが、直前になってひと悶着あったものの、何とか出発には漕ぎつけそう。後は無事入国できるかどうか。とりあえず明日飛行機に乗り遅れないようにだけはしたい。それでは行ってきます!