2023年3月10日金曜日

コッタヤムからアレッピーへ〜南インド周遊旅行2023(27日目)

 2023年3月3日(金)、ケララ州コッタヤムのKandathil Tourist Homeというホテルで朝を迎えた。

ここはインドの安宿にしては珍しく網戸があるのだが、念のため昨夜は蚊取り線香を点けて寝ることにした。ところが電気を消すとそれでも蚊の猛攻が始まって寝られず。

網戸ばかりに気を取られていたところ、よく見ると廊下側に割と大きな開口があって蚊は入り放題の様子。蚊取り線香をもう1本点け、2本体制にしてようやく眠ることができた。おかげで朝にはこちらも煙に燻されて喉はガラガラ。蚊と一緒にこっちまで退治されるところだった。


7時過ぎに起き出して朝食へ。昨日の夕方入った店に行ってみるとまだ閉まっているので近くのHotel Arya Sarmatという食堂に入ってみた。壁のメニューからイディヤッパムというのとワダ、それにここはカレーを別に注文するシステムのようで、Kadala Curryというのを注文。


イディヤッパムはビーフンをローティのように平たく固めたもの、Kadala Curryは豆カレーだった。それなりにうまかったけど74ルピーはちょっと高い。


別の店でチャイ(10ルピー)を飲んでホテルに戻った。荷物をまとめて10時にチェックアウト。


今日
はアレッピー(アラップーラ)まで移動する。ここコッタヤムからはバックウォーター域を通ってボートで行くことができる。バックウォーターの船旅もこの旅行のミッションの一つ。


観光船もあるのだけど、観光船に乗るより、地元住民に混じって公共の定期船に乗る方が遥かに楽しそう。それに安そうだし。


10時半頃アレッピー行きのボートが出るKodimatha Boat Jettyに到着。


運河は全面水草に覆われていて、ほんとにここからボートが出るのだろうかと思ったけど、聞いてみるとこれがアレッピー
行きとのこと。


11:30発でまだ時間があるので近くの商店でチャイを飲む。昼食用のスナックも買って全部で42ルピーだった。


11時頃から乗って待っていると11:30コッタヤムを出発。ボートは30人乗りくらいの中型ボートで9割位の乗船率。殆どがインド人旅行者で外国人っぽいのは私くらいのものだった。車掌(船掌?)が回ってきて料金を徴収。アレッピーまでは28ルピーだった。


小さな船だけど運転手、車掌、乗組員2人の4人体制。船は唸りを上げながら水草をかき分けて進む。


速度は10km/hくらいか。土手を走る自転車に追い越される。


水草地帯を抜けたところで一旦停止。やはりかなり負荷が掛かっているのかエンジンに水を掛け、さらに乗組員の1人が潜って作業。スクリューに絡まった水草を取っていたのかも。


ここからはややスピードアップ。やがて運河を抜けて湖に出た。


教会の横を通過。


アレッピー近くではハウスボートが行き交う。


途中の停車駅で何度か客の乗降があったのだが、アレッピーに近づいて再び運河に入るとその頻度が高まる。この辺りでは地域住民の足として活躍している模様。


対岸から対岸へ、ジグザグに進みながら停まっていく。橋が少ないためか、中には運河を渡るだけで降りる人も。


やがて向こうに大きな建物が見えてきた。そろそろアレッピー到着か。


再び細い運河に入り、


2時間半ほどのクルーズを楽しんで14時過ぎにアレッピーのジェッティーに到着。


早速ホテル探しに掛かる。


しかしこれが難航。やはりここは観光地。こういうところでは事前予約しておいたほうがよかったかもしれない。安宿が固まっているところが見つからず、延々と歩き回る羽目に。


散々歩き回ってヘトヘトになったところで16時前にようやく決着。結局ボートジェッティー近くのNavendu Home Stayというところ。


1泊700ルピーくらいしそうな部屋を粘って2泊で1050ルピーまでディスカウント。


結局昼食を食べ損ね、中途半端だけどお腹ペコペコなので買っておいたちまきを食べる。


ライスと言っていたのでおこわのようなものを期待していたのだけど、中身は米粉で作った甘い蒸しパン。これはこれでおいしかったけどちょっと外された感じ。これを2個とデザートにさらに甘い揚げドーナツを食べた。多分1個10ルピーの30ルピー。


水浴びと洗濯を済ませ、まだお腹は減ってないけど夕食へ。ここアレッピーに来た目的の一つがトディ(Toddy)と呼ばれるヤシ酒を飲むこと。Google mapを頼りに近くの(と言っても2km以上離れている)トディショップを目指して夕暮れ時の運河沿いを歩く。


Google mapでは別の店のようになっているが、聞いてみるとSubash Hotelが目指すお店だった。


トディと、あまりお腹は減ってないので主食系は頼まずフィッシュフライのみ注文。トディは一瞬硫化水素のような生臭い風味が鼻を突くが、すぐに慣れておいしく飲めた。これも微発泡の軽いお酒。もしかすると夕方のこの時間帯はお酒の発酵がより進んでいるのかも。


おいしいつまみについ3杯飲んでしまい、会計は250ルピーとやや高め。多分トディ1杯50ルピーかな。ほろ酔いのいい気分で帰路に就いたのだった。Subash Hotelは店主がきれいな英語を話すので余所者でも安心して入れるお店だった。おすすめ。

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