2024年1月10日(水)、この日はヤラーからバンコクに向かう夜行列車で朝を迎えた。
タイの2等寝台は快適そのもので、途中何度か目が覚めたもののよく眠ることができた。6時過ぎに騒がしくなってきたので起きてみると、係員の人が寝台を畳んで回っている。私も起き出して寝台を畳んでもらい、シートモードに戻った席につく。7時頃ようやく日が昇ってきた。
定刻6:10着のところ、1時間ちょっと遅れて7:25バンコクのクルンテープ・アピワット駅に到着。コロナ禍の間にバンコクの中央駅はホアランポーンからこのアピワット駅に移されている。バンコク市街の北、以前バーンスー駅があったところにある。
今日はこのままバンコクは素通りして我が心のふるさと、イサーンに向かう。巨大な駅で分かりづらく、散々迷ってようやくチケットカウンターを見つけ、今日の目的地ナコーンラーチャシーマー行きのチケットを買った。
あわよくば7:10発の快速に乗り換えられるかと思っていたけどやっぱり無理で、次の10:35発の急行に乗ることになった。ナコーンラーチャシーマーまでは1時間くらい早く着くだけなのに3等の料金は快速の倍で199バーツ。
さて、まだ時間があるので朝食を食べようとうろうろするも、周りはきれいに整地されていて屋台や庶民的な飲食店は見当たらない。そこでGoogle mapを眺めてみると、アピワット駅の向かい側に従来からのバーンスー駅が残っているのを発見。
グルっと回って行ってみると期待通りそそられる簡素な露店が並んでいる。
その中にカウマンガーイを出す店があったので決定。
タイに来たら一度は食べておきたいカウマンガーイ。軽めの食感は朝食にもバッチリ、40バーツ。
さらに駅から少し歩いたところにあった屋台で食後のコーヒー。
タイでホットコーヒーを頼むともうインスタントしか出てこない。ここは10バーツなのでまあいいけど。
次の列車はお昼を跨ぐので、横の屋台で串焼きを買っておく。
串焼き3本とご飯で40バーツ。
アピワット駅に戻ると10:15から改札が始まった。
乗り込むと結構混んでいて満席に近い状態。
定刻の10:35アピワット駅を出発。次のドンムアン駅でさらに乗り込んできて満席になったが、幸いアユタヤでかなり降りてくれて余裕ができた。
おかげで3人掛けの席を独り占め。ゆっくり昼食を食べることができた。ご飯は好物のカオニャウ(もち米)だった。
しばらく進むとコラート高原に入っていく。
線路の横には延々と橋脚が並んでいた。これはもしかすると、すでに昆明からヴィエンチャンまで開通したらしい高速鉄道が延伸されているのかも。昆明とバンコクか鉄道で結ばれる日もそう遠くはなさそう。
列車は5分遅れの14:53タノンジーラ駅に到着。ナコンーラーチャシーマー駅よりもこっちのほうが市街地に近くて便利。
ついでに明日のチケットも買っておいた。
半年ぶりのナコーンラーチャシーマー。
シーラットホテルが満室だったので今回はチュムポンホテル(Chumphol Hotel)にした。
エアコンなしのダブルが260バーツ。タオル、水ボトル、石鹸、ティッシュ(トイレットペーパー)も付いてこの値段。シーツは真っ白だし、これだからマレーシアに泊まるのがアホらしくなる。
ここは同じ値段で水シャワーとホットシャワーの部屋があるのだが、今回はホットシャワーで当たり!さすがにナコーンラーチャシーマーには目新しさはないので部屋でゆっくり寛ぎ、19時過ぎに夕食へ。
近くのナイトマーケット行く。ここは年々寂れていっている印象だったけど、今回はちょっと店が増えているかな。
ソムタムを注文。横のおばさん、見覚えがあるので去年と同じ店っぽい。今回はそのお母さん(?)が作ってくれた。あと、左端に写っている白っぽい練り物のようなものが気になった。聞いてみるとムー(豚)だというので買ってみる。カオニャウを付けて全部で90バーツ。
ソムタムは唐辛子5本にしてみたけど結構辛くて、唐辛子は避けながら食べた。練り物は皮なしのソーセージのような感じ。イサーンのソーセージは脂身が多すぎてちょっと苦手だけど、これはあっさりしていてなかなかいける。やっぱりタイ料理の中でもイサーン料理は格別。