2日目の2024年11月6日(水)、この日は風も治まって穏やかな朝を迎えた。
昨日カマス港2で太刀打ちできなかったタチウオも気になるけど、やはりカマスの状況が気になるのでこの日の本命カマス港1に向かった。朝食前、6時過ぎに着いてみるとこちらもガラガラ。ここもまだカマスは始まっていないということか。とは言えやってみないことにはわからないので、一応一通り探ってみることにする。まずはいつものカマス用パイロットフライ、5㎝ほどの化繊クラウザーから。
リトリーブ速度を変えながら表層から底付近まで探っていくと、タイプ4のカウントダウン40秒、スローリトリーブでゴゴンっと根掛かりのような感触。少し間を置いてゴンゴンと引きだした。これはカマスではないけどかなりの大物!以前ここで釣れたことがあるマゴチか、あるいはヒラメか?
スピード感はないものの、トルクフルな引きを堪能して上がってきたのはタチウオ。なんだこっちもタチウオだったのか。。。やや拍子抜けだが、タチウオとしては自己記録更新の75㎝程、指3本とまずまずの魚だった。
タチウオとしては小さめだしクーラーに入らないのでリリースしたが、釣り味としてはカマスより断然おもしろいので次を狙って40秒ラインを攻めていく。なかなか後が続かない中、30分ほどしてようやく次の魚がヒット。こちらは重量感はないもののなかなかの引き。
上がってきたのは20㎝ほどのメッキ。こちらは本命でうれしい1匹となった。ただ相変わらずカマスらしい反応はなし。やはりカマスのシーズンはまだみたい。その後同サイズのメッキをもう1匹追加していったん終了、車に戻って朝食にした。
朝食後は同じ港内の別の場所を釣ってみる。日が昇ると風が出てきて、この場所はもろに向かい風になって釣りづらい。ここは全く反応なく終了。
この日はいつも人がいてなかなか入れない一番人気の堤防先端が空いていたのですかさず移動。ここは追い風方向にもキャストできて快適。すると時おりアタリがありフッキングもするのだが、すぐに外れてしまいなかなかランディングに持ち込めない。そんな中ようやく釣れたのは、
カマス!まだ盛期のような大きな群れではないみたいだけど、一応いるにはいるみたい。続いてヒットしたのは、いい手応えから良型のカマスかと思ったら、、、
アジ!20㎝ほどのサイズだけど丸々と太っていて、7番ロッドを絞り込んでくれる。そこから時合いに突入したようで、なかなかランディングには持ち込めないものの1キャスト1アタリ状態が続く!
アジの場合は口が弱いので、ちゃんと口の中に掛からないと途中で外れてしまうようだ。
それでも個人的には数年に一度、不定期にやって来るアジ祭りを久々に堪能。アジ、この日は細身で大きめのストリーマーで釣ったが、群れに当たって活性が上がるとティペットの太さとかフライは何でもよさそうな感じ。
しかしそんなお祭り状態は長くは続かず30分ほどで終了。どうやら群れが去ってしまったみたい。代わりに再びカマスが釣れだした。そして再び謎の大物が。。。
上げてみると朝と同サイズのタチウオ。ただしこちらは共食いで食べられたのかシッポが切れていてやや短め。そこで気がつけばすでに13時。アタリも遠のいたことだし、一旦終了して昼食休憩とした。
午後からはメッキポイントを回ってみようかと考えていたのだけど、メッキは朝方釣れたし、もう少しカマスが釣りたい気分なので移動してカマス港3の様子を見てみることに。
そうしてやって来たカマス港3、こちらは外向きの堤防先端付近に釣り人が固まっているものの、港内に釣り人の姿は皆無。あとで聞いた話によると、カマスはその外側の堤防まで来ているが、港内には入ってきてないらしい。
それでも全く居ないことはないだろうとここでも表層から低層付近まで、リトリーブ速度を変えながら満遍なく探っていくことに。すると魚種不明の魚が2度ほどヒットしたけどどちらもバラシ。暗くなる17時まで粘ってみたものの結局ここではノーフィッシュで終了となった。
やっぱり今年の秋は温かかっただけに魚の動きも例年より遅れている模様。どうやらカマスの本格開幕はまだみたいだけど、終わってみればタチウオ、メッキにアジ、カマスと非常に楽しい一日となった。明日もう少しだけやってみて今回は終了としたい。