2025年4月26日(土)、この日は再び日向川近くで朝を迎えた。
今回の遠征では一番寒く感じる冷え込んだ朝。5時頃起きて水位を確認してみると、昨日の夕方から少し増水したまま変わらず。やはり夜は水位調整で放水しているんだろうか?この水位と寒さでは全く釣れる気がしないが、寒いけどまだ風が穏やかな今のうちに釣るか、日が昇って多少温かくはなっても爆風の中で釣るか。どちらもイヤだが、土曜日ということもあってサクッと済ませて帰ろうとすぐに川に向かった。昨日回れなかったポイントに入り、5時半頃から釣り開始。
しかしやはりこの時期のこの時間帯、川に生命感がなく全く反応なし。7時前には予報通り風が強まり、もう止めようかと思っていたところ、さっきまで釣り人が入っていた本命ポイントの一つが空いているのが見えた。ここをもう一度だけ釣って日向川は終わりにしようと再び川に降りた。
下流からの爆風で波立つ日向川。ラインをスイープするとそのまま後方に飛ばされてアンカーが入らず苦労しながらも、いつもより引き出すラインを短くして何とか釣り下っていく。その頃から急激に減水し始め、使っていたタイプ2ボディーにタイプ6ティップのラインでは根掛かりが頻発。
それでももうラインを替えるのも面倒で、そのまま釣り下っていくとまた根掛かり、、、かと思ったらグングン引きだした。よっしゃー、ヒット!急いでランニングラインを巻き取ろうとすると、今度は弛んだラインが風に煽られて絡んでしまい、巻き取れない!
焦りまくったが、幸いそれ程の大物ではなさそうなのでストリッピングで寄せに掛かった。強引に浮かせるとぐるぐるローリングし始めたが、そのまま一気にランディング。無事ネットに収まったのは52cmとちょっと小振りなサクラマス。
口の中に針掛かりしていて絶対バレないフッキングだったのでそんなに焦ることはなかったようだが、とにかく釣れてくれてよかった。。。左側の下唇が剥がれて骨が見えている。外掛かりしたルアーのトレブルフックから逃れたのだろうか。小さいながら逞しさを感じる魚。
手負いだが、何とか生き延びて次の世代に繋いでほしいと願いつつリリースしたのだった。やはり正解は日が昇って少し温まってからだった。あるいは風が魚の警戒心を緩めたか。その後一応ポイントの残りを釣って日向川は終了。ここからは今回まだ入っていない小国川に立ち寄って、この遠征は切り上げることに。
午前中は車の中でゆっくり休憩し、昼食を済ませてまずは小国川近くの若あゆ温泉に向かった。ここも300円から400円に値上がり。でもまあ施設の充実度合いからするとまだ十分安いが。ゆったり温まり、さらに風が和らぐ夕方までゆっくり休憩して16時頃小国川へ。
まずは以前お気に入りだったポイントに行ってみると、やはり小国川も例に漏れず流れが大きく変わってしまっている。水はまだかなり多いがクリア。ここは全く釣れそうにない流れなので、ちょっとよさそうに見えた対岸側下流に移って少しやってみたが反応なし。
日が沈む頃には風も弱まり、その後もう1カ所やってみたものの、鮭川以上に遡上量が少なそうな小国川、全く可能性を感じないままこの日は17時半頃納竿とした。最後にもう1匹釣れたことだし、明日の朝もう少しだけやって今回の山形は終了かな。