今回は昨年に引き続き、インドから陸路でパキスタンを目指す予定でしたが、、、せっかく苦労して(というほどのことはないけど)インドのマルチビザを取得したというのに、まさかの国境閉鎖でパキスタン行きはかなわず叶わず。
ということで急遽インド国内旅行に切り替えざるをえなくなり、すでにあまり興味はなくなっていたものの、2年前大雨で道路が封鎖になって行けなかったラダック方面に行ってみることにしました。そんなわけで今回はカシミール経由でラダックに向かったものの、、、
ラダックはかつての秘境から、現在は交通の便が悪いただの観光地と化している印象。ようやく念願かなって訪れることができたラダックだったけど、もはやゴンパとかにそんなに興味がない今となっては期待していたほど面白いところではなかった。涼しくて超快適ではあったけど。。。
もう10年早く行っておくべきだったなあ。後半はヒマーチャルプラデシュで釣りをしながらのんびり過ごそうかと思っていたものの、こちらも数十年前と比べて大雨の頻度が増えたのか、雨季のこの時期釣りができそうな水域は見当たらず。
代わりに7年前旅したスピティ・キナウル地方を再訪してみました。スピティはラダック同様チベット文化が色濃く残る地域。前回行けなかったランザやコミックにも行けて、ラダックよりはこちらのほうが個人的には楽しめた。
それにキナウル、特にレコンピオは非常に居心地がよくて快適。本場チベットよりもチベットらしいといわれているラダックだけど、期待したチベット料理がかなり今いちだったのに対して、こちらはめちゃくちゃおいしかったし。
これはあくまで個人的な見解だけど、チベット料理ってそもそも日本人的にはそれほどおいしいものではなくて、それにインドなど異文化の影響が加わることによっておいしくなっているんじゃないかと思う。
なのでチベット人がマジョリティーのラダックやスピティは恐らく素朴なチベット料理がある程度そのまま残っているんだと思うけど、味的にはちょっと残念な印象。それよりもインド人も多いキナウルとかシッキム、西ベンガル北部、それにネパールなんかのほうが洗練されておいしくなっているんじゃないかなあ。
そして最後に初めて立ち寄ったベトナムのホーチミン、悪くはなかったけど、個人的にはハノイのほうが好み。これからも機会があれば滞在することはあると思うけど、今後積極的に行きたいと思うほどのところではなかった。
宿泊地と旅行費用まとめ
- 1インドルピー=1.71円
- 1000ベトナムドン=6.1円(ATM手数料込み)
費用全体の内訳は下記の通り。昨年はパキスタンのビザ申請には、航空券、ホテルの予約証明、それに旅行計画書の提出が必要で、さらに9ドルくらい払ってようやく30日のシングルビザがもらえたのに、今年は無料だったうえ、ホテルの予約証明も旅行計画書も不要だった。
あっさりもらえて(しかも90日のマルチビザ)よろこんでいたところ、そんな手続き簡略化が私的には裏目に出てしまった模様。旅行計画書の提出が必要だったら、アタリ国境が閉まっていると教えてもらえたはずだったのに。。。
- 航空券+国内交通費:64983円
- 現地滞在費:77279円
- ビザその他:2960円
- 合計:145222円
今回は待望の中国ノービザ入国も復活したことだし、マルチビザなので何ならパキスタンから中国に入って戻ってくるのもいいかなあ、なんて想像しながら手持ちの中国元も持って行ったのだけど、そんなわけで叶わず。こちらも積年のあこがれだったラダックをメインに旅しました。
来年こそはパキスタン再訪を果たしたいところだけど、年々国際情勢は悪化しているのでどうなるか、判断が難しいところ。中国ノービザ入国が続くようなら、インドからパキスタン、それに新疆ウイグルを旅してそのまま中国から戻るルートなんて面白そうなんだけどなあ。。。