2025年11月24日(月)、今日は半年ぶりとなる久々のクラ活。
最近は自転車にしろ車にしろ、遠くまで出掛けるのが億劫になっていて、以前は東京でも東側や千葉の湾岸地位なら出掛けていたけど、今となっては遠すぎる。ということで今回も前回同様比較的近場の鎌ヶ谷フィルの定期公演。
この日は温かくて風も穏やかな小春日和り。絶好のサイクリング日和りに恵まれて、紅葉した街路樹を眺めながら気持ちよく愛車のダホン・ボードウォークを走らせた。会場はいつもの初富駅近く、ショッピングモールに併設されたきらり鎌ヶ谷市民会館。
無料だけど指定席なので、開演15分前の13:45頃到着。わりと人気なようで、予約するのが遅れたので真ん中付近の席は取れず、中間くらいの列の一番端っこの席にしておいた。
今回はオール・シューベルトのプログラム。前半が「ロザムンデ」序曲と交響曲第8番(第7番)未完成、後半が交響曲第9番(第8番)グレート。シューベルトは好きな作曲家だし、特にグレートは特に一番好きな曲の一つでもあるので期待が高まる。
始まってまず驚いたのは、ヴァイオリンが両翼配置になっていること。現代では向かって左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと並ぶ配置が一般的だけど、今回は左に第1ヴァイオリンとチェロ、右に第2ヴァイオリンとヴィオラという配置。
オール・シューベルトだからだろうか、たぶん何らかの効果を狙ってのことだろう。こんなことなら早めに真ん中らへんの席を選んでおけばよかった。それはともかく、ロザムンデも未完成もなかなかの熱演。両翼配置の効果は特には感じられなかったが。
期待のグレート、好きな曲なので所有するCDは10種類を下らないが、雄大なクレンペラー/フィルハーモニアの演奏でこの曲を覚えた私にとって、大抵の演奏は序奏から主部に入ったときに一気にテンポが上がるものが多くてがっかりするものがほとんど。それに対して我らが鎌フィルはというと、、、
期待通り主題に入っての加速もなく、軽快なテンポながら堂々とした運び。第1楽章は終わったときに拍手をしたくなるほどの熱演だった。1時間近く掛かる長い曲だけに第2楽章以降はダレる部分もあったし、相変わらず複雑なパッセージはガチャガチャしてしまうけど、最後までじっくり聴かせてもらいました。
長い曲だっただけにアンコールはなかったけど、今回も十分堪能し、満足して帰路についたのだった。サイクリングとコンサート鑑賞を組み合わせたクラ活、やっぱりこのくらいがちょうどいい。日程が合えば次回も出掛けてみるつもり。
この日の走行距離:36.2㎞




