2018年8月24日金曜日

セミリタイアラーのiDeCo活用計画

勤めていた会社では確定拠出年金をやっていたので、退職後はiDeCoに移管することになった。
証券会社は、現在メインで使っているSBI証券にしようと思っていたけど、商品ラインナップにやや難があり、信託報酬最安のeMAXIS Slimシリーズが選べるマネックス証券にした。
自分はすでに口座を持っているマネックス証券にしたけど、これから始める人はマネックス証券か松井証券がいいと思う。

もともとの確定拠出年金では、新興国株式に連動する商品ラインナップがなかったので、先進国株90%、日本株10%くらいの比率で運用していたのだけど、今回は先進国株60%、日本株20%、新興国株20%で申し込んだ。時価総額の比率からすると、日本株と新興国株の比率がやや高めだけど、非課税でスイッチングできるiDeCoの場合、適度にリバランスすることで世界株式インデックスをアウトパフォームできるかも、と思ったから。

掛け金は、来年の税金を減らすため、とりあえず年内は上限の67000円に設定(付加年金を収めているため)。収入がなくなる来年以降は掛け金を減らすか、運用指図者になる予定。

いろいろなサイトやブログを見ていると、移管には2~3か月かかりそうなので、5月中旬に申し込んで、完了するのは8月くらいかなあと思って、6月下旬からの旅行に出発した。ところが8月頭に戻ってみると、思いのほか早く手続きが完了したようで、7月下旬に5月、6月分として134000円が引き落とされていた。

家賃やクレジットカードの引き落としにも使っている口座の残高が2000円くらいになっていたのでちょっと焦った。ということで、無事マネックス証券に移管された。具体的な商品は下記の通り。

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1080000円
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 360000円
  • DIAM DC インデックスファンド 360000円 (千円未満四捨五入)

マネックス証券ではTOPIXに連動する商品については、DC専用でeMAXIS Slimよりも信託報酬が安いDIAMのファンドが選ばれている。ただ、現時点で資産を集計してみると、リスク資産の目標比率60%に対して現状67%と、ややリスク資産がオーバーウェイトになっている。

現在の株高の状況で、無収入なのに月7万円弱も株式クラスに積み増しするのはちょっと危険な感じがしたため、いろいろ考えた結果、新規積立分は無リスク資産の「みずほDC定期預金」に積み立てることにし、設定を変更した。現在の状況をみると、

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1128000円
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 354000円
  • DIAM DC インデックスファンド 360000円
  • みずほDC定期預金 134000円 (千円未満四捨五入)

となっており、既に引き落とされていた5、6月分から変更が適用されていた。年末に資産全体のリバランスを行う際、資産状況によっては全額定期預金に移管するかもしれない。積立額や積立方法の変更には書類の提出が必要だが、商品の変更やスイッチングはオンラインで簡単にできる。

確定拠出年金、iDeCoは、掛け金が税金控除の対象になる上、60歳まで引き出せないという制約はあるものの、解約やスイッチングが非課税でできるという、やらないと絶対損な制度だけど、手数料が、1回の積立に対して167円かかるというデメリットがある。

積立金額が大きいとあまり影響はないけど、もし来年から積立額を最低額の5000円に変更した場合、3.3%も手数料を取られることになる。来年以降も拠出するとしたら、年1回の拠出にしたほうがよさそう。

ということで、今後はiDecoのメリットを最大限に生かすため、資産全体のリバランス枠として活用していこうと思う。つまり、好景気で株価が上がり、リスク資産が増えすぎた場合は定期預金に移し、相場が崩れて株安になったら株式クラスに戻す。あまりタイミングを計ると失敗しそうなので、半年に1回、6月末と12月末にたんたんとやる。

通常売却を伴うリバランスは税金の支払いもあってためらいがちになるが、非課税のiDeCoだったら迷いなくできそう。特に自分の場合配当金生活をめざして、リスク資産は個別株メインで運用しているので、iDeCoでリバランスするのはなかなかいいアイデアなんじゃないかと思う。

にほんブログ村
人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿