行先は、以前から行きたいと思っていたインドのスピティ・キナウル方面をメインに周ることに割とすんなり決定した。
2018年夏インド旅行の計画
スピティ・キナウル地方について
スピティ・キナウル地方は北インドの中国との国境に近い辺境地帯で、特にスピティはラダックやザンスカールと並び、インド国内にあるのチベット文化圏の一つとして知られている。ヒマラヤ山脈の西端にあたり、標高3000mを超える山岳地帯だ。頑張れば1週間でも周れそうだが(実際ゴールデンウィークやお盆休みにこの地域を旅行しているサラリーマン旅行者は結構いるみたい)、せっかくなのでじっくり周ってみたい。航空券手配
ということで、失業保険受給に必要な求職活動のスケジュールがなんとなく分かりつつあった4月下旬から具体的な計画を開始。スカイスキャナーで、できるだけ安く行ける時期を調べてみる。6月下旬出発なら成田→デリーの往復チケットが4万円台後半で手に入りそうだ。Tripstaという初めて聞くちょっと怪しげな代理店だけど、最安値だったのでこちらで6月27日発、8月1日戻りの5週間の日程で中国国際航空の便を予約した。チケット代は48300円。北京経由なので、帰りに北京で1泊することにした。ビザとガイドブック
次に実際の旅行の準備を開始。まずはビザ。九段下のインド大使館で6か月のマルチビザを取得。費用は1550円。ガイドブックは、前回インドに行ったときに買った13~14年版の地球の歩き方があるけど、これにはスピティ・キナウル地方は載っていない。最新版を買うことも考えたが、運よく地元の図書館に地球の歩き方の最新版のほか、地球の歩き方GEM STONEの「ラダック ザンスカール スピティ」、旅行人ウルトラガイド「チベット」もあったので、これらの必要部分をコピーして、古い歩き方とともに持っていくことにした。さらに、ロンリープラネットのヒマーチャルプラデシュの章もPDF版で購入し、スマホに入れておいた。時計回りか、反時計回りか
ルートとしては、マナリから標高4551mのクンザム・ラを超えてスピティ渓谷に入り、キナウル渓谷からシムラに抜ける時計回りと、逆にシムラから入ってマナリに抜ける反時計回りがメジャーのようだが、標高が徐々に上がる反時計回りのほうが高山病のリスクが低そうなので、こちらでいく予定。3週間くらいでキナウル渓谷、スピティ渓谷を巡り、後半はラージャスターンで過ごすというのが大まかな計画。スピティ・キナウル旅行の持ち物
荷物としては、1週間でも5週間でも持ち物はそんなに変わらず、いつもの海外旅行用の荷物に、文庫本を多めに(10冊くらい)入れた。あと、インドの高地用に、普段の夏の旅行では持っていかない薄手のダウンジャケットと寝袋、シルクシーツを追加。さらに川のコンディションによってはマス釣りができるかも知れないと思って、4番のパックロッドと毛鉤釣り道具一式も追加。想定よりもかなり重くなったけど何とか30Lのバックパックに収まった。そして出発する
果たしてインドで1か月飽きずに過ごせるのか、若干不安があった。というのも、インドにはこれまでいずれも1週間くらいの日程で5回ほど行っているけど、そんな短い日程にもかかわらず、大体後半に下痢で体調を崩し、早く帰りたくなった思い出が多いからだ。当時はピークシーズンにできるだけ安く旅行するため、バンコク発日本行き1年オープンのチケットと、バンコク発その先行きのチケットを組み合わせてアジア各地を旅行していたから、インドで体調を崩した時などには早くタイに帰りたいと思ったものだった。ともあれ、当日は強風で離陸が2時以上遅れたものの、乗り遅れることもなく無事日本を出発し、何とか乗継便にも間に合い、翌日未明デリーに降り立ったのだった。。。関連記事:2018年夏インド旅行(2日目~デリー)
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