いつまでも東屋を占拠しているわけにもいかないので、5時過ぎに起き出してテントを畳み、朝食の準備にかかる。朝食は早ゆでクルリ半袋を茹でてポタージュスープを2袋入れたもの。シチューみたいになって結構食える。この日も雨の予報なので、東屋でキャンプができそうな四方山まで行きたい。出発までの1時間くらいの間にさらに10人くらいの人が登ってきた。鹿狼山登山を日課にしている人が多いのだろうか。6：10頃出発。
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| 朝方は悪くない天気だったが。。。 |
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| 今回の相棒は今は亡きGoliteのJam2パック。 |
1時間ほど進んだところで山道は終わり、舗装道路に出た。しばらく進んで真弓清水に到着。轟々と水が噴出しており、たっぷり水分補給した。ただ、この先にも右近清水という水場があるので、今夜のキャンプ用の水はそっちで汲むことにする。そのうちとうとう雨が降り出した。小雨なので傘をさして歩く。風がなく、蒸し暑くて不快だけど、傘ならそんなに気にならない。
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| 7：00真弓清水着。水量は十分。 |
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| 7：35右近清水着。ここで今日必要な水を確保。 |
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| 単調な舗装道路歩きが続く。 |
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| 歩いてきた鹿狼山を振り返る。 |
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| 8：25福田諏訪神社着。 |
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| 常磐線の高架横に福島県新地町の標識があった。ここから宮城県に入るようだ。 |
今日後半は阿武隈山系縦走コースという山道に入る予定だが、それまで延々と車道歩きが続く。潮風トレイルは福田諏訪神社からしばらく進んだ後、6号線を横断して海側に大きく迂回し、その後坂本駅で再び6号線に戻る。ここから10㎞以上はありそうだ。
すでに2時間車道を歩き、6号線に出たとき、雨の中そんなに大回りして車道を歩く意味はあるだろうか、このまま6号線を北上したほうがいいんじゃないか、と自問を繰り返した。せっかく来たんだし、ショートカットすると四方山に早く着きすぎるかも、とも思って一応コースに沿って歩くことにした。
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| コース上にあった旧中浜長学校。 |
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| 10：26坂元駅着。 |
遠くからは新しい建物のように見えたのは、廃墟となった旧中浜長学校だった。ここに立ち寄るために大きく迂回しているんだろうか。それとも6号線は途中で歩道がなくなって安全に歩けないのかも。。。10：26坂元駅に到着。途中無性にコーラが飲みたくなったけど、まったく店も休憩できそうな場所も見当たらなかったので早速駅構内の自販機でコカ・コーラを購入した。350ml缶くらいがちょうどいい感じだったけど、280mlのペットボトルしかない。仕方なくそれを買って駅前のベンチに腰掛けたところ、目の前にローソンの看板があった。ちょっと早まったようだ。まあ、駅前には屋根付きのベンチもあるし、よかったことにしよう。ここで行動食も食べて30分くらい休憩した。重い荷物に舗装道路歩きで、足の付け根や腰が痛む。やっぱり6号線をショートカットしたほうがよかった。。。
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| 国道6号線をひたすら歩く。 |
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| 12：10深山山麓少年の森着。 |
そこからさらに6号線をひたすら歩き、今日最後の補給地点となりそうな山元町役場手前のローソンで今夜の飲み物を調達。しばらく歩いて12：10頃、阿武隈山系縦走路の登山口となる深山山麓少年の森に着いた。きれいな東屋があり、雨の中ゆっくり休憩するとともに山登りに備えて再び栄養補給。水道もあったので減っていた水筒も満タンにして出発した。
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| 小雨が降る中、傘をさして気持ちいい山道を進む。 |
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| 山頂付近からの眺め。小雨だけどガスはなくていい眺め。 |
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| 13：40深山山頂着。 |
深山山頂まではいろんなコースがあるみたいで、どれが潮風トレイルのルートかよくわからなかったので「こまがえりコース」を選んで進んだ。このコースでは山頂手前500m地点に水場があり、わざわざ右近清水から水を担いで歩く必要はなかったようだ。一旦稜線の縦走路に出て、300mほど縦走路を南に戻って13：10頃深山山頂に到着。ここから縦走路を北に進むが、ほとんど歩く人がいないんだろう、藪が濃くなり、クモの巣が増え、さらに風がないので虫が顔にまとわりついてきて不快度指数が急上昇。疲れもあり、だんだん嫌になってきた。潮風トレイルの標識が全くなくなり、ルートがあっているか不安になってきたが、Google Mapで確認してみると、間違ってはいないようだ。
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| 深山山頂を過ぎると、一気に不快な山歩きとなった。 |
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| 15：00四方山の2㎞ほど手前で車道に変わる。 |
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| 15：40四方山着。 |
地図をパッと見たところ、ずっと先の亘理町あたりまで山道が続いているものと思っていたが、よく見ると四方山近辺は車道のようだ。 深山から四方山まで1時間くらいを見込んでいたが、ここまで既に1時間半近く経過している。いよいよ疲れている中、もう2㎞ほど歩いて15：40頃ようやく四方山に到着。立派な東屋があり、ここでもキャンプできそうだが、やや車道に近く、人が来るかもしれない。と思っていると、別の方向に東屋の標識があり、奥に進むともう一つ東屋があった。
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| 奥の東屋。 |
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| 東屋の端にテントを張る。夕方には薄日もさしてきたので今日もフライは省略。 |
ベンチとテーブルがあるので少々狭いけど、こっちのほうが人が来そうにないので端っこにテントを張った。しばらく休んで展望台にも行ってみたけど、猛烈に腰と足が痛くてまともに歩けない。立ち上がるのにもいちいち気合を入れなおさないといけないほど。明日は大丈夫だろうか。昨日と同じ食事で夕食を取り、明日のプランを考える。当初は名取まで行ければ、、、と思っていたけど、既に気持ちが切れかけている。地図を眺めて、岩沢駅までにしようと決めた。松尾芭蕉ゆかりの場所みたいで、そんなに興味はないけどゴールにふさわしい場所のような気がした。そう思って18：00頃には就寝。ただ、22：00頃本降りの雨に起こされた。念のためフライシートをセットして再び眠りについた。
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