いつものように6時頃起き、7時前に朝食に出かけた。この日朝食は牛肉と野菜のスープにホタルイカのような小さなイカの煮物。牛肉のスープは大好きな沖縄料理、ソーキ汁に近いものがあり、小さめの赤とうがらしを1つ入れると味が引き締まって非常においしかった。ご飯と合わせてP80。その足でフェリーターミナルに向かい、スリガオ行きの便を確認してみると10時発とののことで、P290でチケットを買って一旦ホテルに戻った。
9時前にホテルをチェックアウトし、フェリーターミナルに向かう。ターミナルフィーP16を払って待合室で待つが、一向にフェリーがやってこない。11時を過ぎてようやくフェリーがやってきたが、ターミナルの女性警備員から、「このフェリーは貨物専用で、あなたが乗るべきフェリーは8時に出航した。」と教えられた。そんなの早く言ってくれよと思ったけど、10時というのは聞き間違いだったのだろうか。
それはともかく、ターミナルの外にある船会社の事務所に頼んでみれば、とのことだったので、行ってみた。聞いてみると、持っているチケットで次の12時か13時頃来る便に乗ればいいとのことだったのでそれを待つことにした。ファリーは台風などの影響で、スケジュールが非常に流動的とのことで、台風が来ているようにも思えなかったが、ある程度は納得したのだった(訂正:この記事を書いた翌日、たしかに台風29号が発生してる)。
のんびりとしたリロアンのフェリーターミナル |
ターミナルに戻り、待ってみるが12時を過ぎてもフェリーは来ない。ただ、ダバオ行きのバスが何台か到着して、その乗客でターミナルが混雑し始めて、そろそろフェリーが来そうな雰囲気はあった。そろそろお腹も空いてきたので、とりあえずターミナルのキャンティーンで昼食をとることにする。選択の余地はなく、小さめの唐揚げ2個とご飯の唐揚げ弁当がP70。
そこからさらに待って13時過ぎてもやって来ず、15時半を回ったところで、次のフェリーが来るのは夜の7時か8時くらいではないかと言うのを聞いてこの日スリガオに行くのは諦めた。何とものんびりしているというか、いい加減というか。それではスリガオ到着は真っ暗になってからになってしまう。日が暮れてから宿を探すのは避けたかったので、スリガオ行きは明日にすることにしたのだった。
昨夜泊まったMy Casa Inn Pensioon Houseに戻り、再度チェックイン。昨日と同じ2階のシャワー・トイレ別のダブルルーム。P500はちょと痛いけど、昨日と同様2階には他に宿泊客がいないのでゆっくりくつろぐことができる。シャワーを浴びて洗濯を済ませ、夕食に出かけた。この日の夕食はムツのような魚の唐揚げと豚肉とバナナの炒め煮のような料理。
夕食に食べた魚の唐揚げ、豚肉とバナナの炒め煮 |
バナナといっても、バナナQと同様調理用バナナで、酸味のあるイモのような食感で豚肉とよく合う。スープとご飯を付けてP95。この日は前夜の経験もあってビールはホテルで買うことにした。ただ、いつも飲んでいる1Lの大瓶はなく、320mlの小瓶のみ。1本P35なので値段的には大瓶と大きな差はない。小瓶2本を買った。
フィリピンの定番、サンミゲル・ビール |
というわけで、この日は何もせずほとんどフェリーターミナルで過ごすこととなった。その間本を読んでいたのだけど、読んだのは百田尚樹の「永遠のゼロ」。百田尚樹はかなり思想が偏っている印象があり、今まで避けていたのだけど、以前知人が読んでおもしろかったといっていたのを思い出し、出発前にブックオフの108円コーナーにあるのを見つけて買っておいたのだった。太平洋戦争の話で、たまたまだけど現在滞在しているレイテ島とか、まさにこれから渡ろうとしているスリガオ海峡の話も出てきて何かしら因縁めいたものを感じたりした。ただ、全体の話としては、ちょっとで来すぎている感じもあって最後はやや興ざめではあった。読み終わった後の余韻がないというか。それでもそれぞれのエピソードはおもしろくて何度か涙も出たし、集中力が続かず結構時間は掛かったけど読み応えはあった。また別のを読んでみようと思う。そんな感じで何とも言えない微妙な1日が過ぎた。明日はスリガオにたどり着けるだろうか。。。
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