2019年2月25日月曜日

ジョレタンからペリンへ~インド・バングラデシュ旅行24日目

2019年2月22日(金)、今日はいよいよ西シッキムのペリン(Pelling)に向かう。
ペリンはシッキム西部、標高2000mを越える町で、エベレスト第2の高峰カンチェンジュンガが望める場所として有名。果たしてカンチェンジュンガは拝めるだろうか。


この日も7時過ぎに朝食に出かけるも、やはりまだ町は閑散としており、開いている店はほとんどない。ジョレタンには大きなタクシーターミナルがあり、そこのキャンティーンに行ってみた。聞いてみるとヌードルなら可能とのことで、ヌードル・スープを注文。


出てきたのはやはりトゥクパ。ただ、さっぱりしている中にもコクがあり、朝からでも十分おいしく食べたれた。60ルピー。昨日のが30ルピーだったからちょっと高めに感じたけどまあ妥当な値段だと思う。一旦ホテルに戻って荷物をまとめ、8時過ぎにチェックアウト。再びタクシーターミナルに向かう。


聞いてみるとペリン行きはなく(今日の便がもうないのか元々ないのかは不明)、ちょっと手前のゲイジン(Geyzing)で乗り換えになるとのこと。なのでゲイジンまでの乗り合いジープのチケット(120ルピー)を購入。ジープは間もなく、8:40頃ジレタンを出発した。


ジョレタンからゲイジンまでは、一応舗装されているのだけど、かなりの部分で土砂崩れで崩壊している悪路。途中景色のいいところも通っていたけれど、残念ながら後部座席の中の方の席だったためあまり景色は楽しめないまま、10:20頃ゲイジンに到着した。晴れてはいるけど霞んで遠望は利かず。果たしてペリンはどうだろう?


着いたタクシースタンドでペリン行きについて聞いてみると、ペリン行きはスモール・タクシーとのこと。指さされたワゴンRのようなスズキ・マルチに乗り込むとすぐに(10:30頃)出発。あり得ないような急坂を登ること20分、10:50頃ペリンに到着した。ゲイジンからペリンまでは50ルピー。


車を降りた目の前に有名なHotel Garudaがあったけど、その2軒ほど隣、安そうなLadakh Houseに行ってみた。窓からの眺めはないけど、バス・トイレ別のツインが300ルピーとのことで即決。ちなみに眺めのいい部屋は500ルピーとのこと。


宿の主人が周辺の観光情報を教えてくれたので後で出かけてみることに。カンチェンジュンガが見たかったんだけどなあ、と漏らすと、今朝はよく見えたという。そしてあそこに見えるよ、と指さされた方を見ると、確かに雲の上に顔を出した雪山が見えた(写真ではちょっとわかりにくい)。初めて生で見る8000m峰に感激。


とりあえずここまでやって来て山を見れないという最悪の事態は回避できた。明日の朝もう少し迫力ある姿を見られることを期待したい。ちょうどお昼前になったところで昼食がてら散策に出かける。適当なレストランでフィッシュカレーを注文。


久々に(でもないか)食べたカレーはやっぱりうまい。このフィッシュカレーは100ルピーだった。食後は教えてもらったペマヤンツェ・モナストリー(Pemayangtse Monastrey)とラブデンツェ遺跡(Rabdentse-site)を見に行くことに。この辺り、木々といい川といい、景色は日本の山林にとても近い感じ。


ペリンからゲイジン方面にしばらく歩くと大きなステューパが見えてくる。そこから登ったところがペマヤンツェ・モナストリー。入場料50ルピー。ちょっと高いなと思いつつ入ってみる。


中は撮影不可だけど、古い仏画はなかなか見応えがある。3階立てで、山車のようなものが展示された2階の絵画はおそらく何かストーリーがあるのだろう、興味深く見学できた。3階は古い道具やお面、衣装の展示場になっていたりして結構盛り沢山。


続いてそこからさらに進んでラブデンツェに向かう。こちらも入場料50ルピー。ラブデンツェは18世紀頃のシッキム王国の都だった場所とのこと。石畳の道をしばらく進むときれいに整備された公園のような所に出た。


これがラブデンツェのよう。それほど見応えがあるものでもなかった。ただ、この日は曇っていたけど、晴れていれば下に見える集落や棚田の眺めが良さそうではあった。


ここには鳥類園が併設されているので入ってみる。ゴルフの打ちっ放しのような緑のネットで囲まれてはいるけど、目に付くのは鳩だけ。


あとは遠くにいくつか鳥小屋があり、キジ類が飼われている模様。ただ遠すぎてよく見えない。たぶんラブデンツェだけではお金を取りにくいので併設したのだと思うけど、両方合わせても50ルピーは高いと思う。今のところ今回行ったところの中では行かなくてもいい観光地No.1。


ひとしきり観光したところでぶらぶらペリン方面に歩いていると、バイクのおっさんが停まって後ろに乗せてくれ、ペリンまであっという間に戻って来れた。すぐに間に去っていってしまったけど、ありがとうございました。


近くの商店でチャイ(10ルピー)を飲んでいると雨が降り出したので慌ててホテルに戻る。バケツのお湯をもらって水浴びと洗濯を済ませた。それにしても、この時期シッキムは寒いのでなかなか洗濯物が乾かないのが悩み。


19時前になったところで夕食に出かけた。今回はHotel Garuda横のファーストフード店に入ってみた。メニューはモモ、麺類やサンドイッチなど。チョーミンにしようかとも思ったけど、寒いのでやはりスープ物にする。ここの所変わり映えしないけどフライドモモ(80ルピー)とベジヌードルスープ(70ルピー)を注文した。


フライドモモは、シリグリで食べたようなものを期待したけど全く別物。文字通りモモをカリカリに揚げたもので、そのせいか、生地が多少ふっくらしてギョウザというよりもタコが入っていないたこ焼きを揚げたような感じ。まあおいしいけど80ルピーは高いかな。

ベジヌードルスープ、こちらは朝も食べたトゥクパじゃないものを期待したけど、期待通り、トゥクパというよりもあんかけそばのようなものだった。かなり辛めだけどおいしい。ただ、これまでのところシッキムのチベット料理は前回行ったスピティ・キナウルに比べると全体的に少し劣るかな。

関連記事:曇り空の西シッキム・ペリン~インド・バングラデシュ旅行25日目

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