2019年6月30日日曜日

パニタンキーカーカルビッタ国境を越えてインドからネパールへ~インド・ネパール旅行(9日目)

2019年6月27日(木)、昨日バングラデシュからインドに戻ったばかりだけど、今日は早速ネパールに向かう。
この旅の元々の趣旨からすると、1週間経ってようやくスタート地点のシリグリにたどり着いたところ。


ここシリグリは、バングラデシュ、ブータン、ネパールに囲まれていてネパールまでもすぐそこの立地なのだ。あいにくの雨の中、7時頃に起きて朝食に出かけた。露店でダルとチャパティを食べるものいいけど、今日は雨なので前にも来たことのある「Netaji Cabin」にやって来た。


ここはインド人のおっさんらが新聞を読みながら優雅に朝食を楽しんでいるようなところ。ミルクティーとトーストを注文した。


ミルクティーはそこら辺で出される煮出しのチャイではなく、風味豊かなドリップ式。ただ、値段は全部で25ルピーと庶民的。やや量的に物足りないものの、お腹の調子がいまいちなのでこれで我慢しておく。帰りに普通のチャイ(5ルピー)を飲んでホテルに戻った。


準備を整えて8:10頃ホテルを出発。まずはバスターミナル近辺に行ってネパール国境行きの乗り合いタクシーを探す。


いろいろ聞いて回ると、乗り合いタクシーはなく、貸し切りで1000ルピーだとか言われたけど、なんとか乗り合いジープ乗り場を見つけてジープに乗り込んだ。


しかしなかなか客が集まらず(Sumoというジープは10人くらいが定員)、4人集まったところで、小型車なら一人150ルピーで行く、という提案を受けてそれで出発することになった。


それでようやく10:10頃シリグリを出発。Asian HWYという立派な名前の道路を走ってネパール国境を目指す。


11:10頃、インド側の国境の町パニタンキに到着。私以外はネパール人なので車は国境のゲートまで行くようだけど、私は外国人なのでイミグレーション前で降ろされた。


イミグレーションでは順番待ちの外国人がちらほら。その中に日本人が一人いて、一緒にネパール側の国境の町、カーカルビッタまで行くことになった。彼はバンコクから入って東南アジアを回った後、ミャンマーを通ってインドに抜けてきたところとのこと。そう、1年ほど前からとうとうミャンマーーインド間の国境が開いて、陸路で東南アジアからインドまで繋がったらしいのだ。これは早速行かねば。


それはさておき、無事インドのイミグレを通過し、しばらく進んだ右手側の建物でパスポートと荷物の検査を受けて出国完了。


橋を渡ってネパールを目指す。門をくぐってネパール側に入り、左手にある荷物検査場をノーチェックで通ったところでイミグレーションはどこかと聞いてみると、通りすぎてしまっていたようだ。


だいぶ戻ってイミグレーションに向かう。危うくノーチェックで入国してしまうところだった。イミグレーションは道路の右手側。この国境はあまり外国人は多くないようで閑散としており、待ち時間なしで手続きできた。


写真1枚と25ドルで15日有効のアライバルビザが貰える。同行の彼は3000インドルピー(約3200円)払っていたけど、アメリカドルを準備した方が若干得。ネパールに入国完了したところで時計を15分進める。この時点で12時過ぎとなった。


ネパールに入ってからはおっさんが付きまとっていろいろ教えてくれるので、ネパールルピーを手に入れるのにATMがないか聞いてみると案内してくれた。しかし、MASTER CARDのマークが出ているものの、私のセディナカードは受け付けられず。


もう1台のATMでもダメで、仕方なく最初のATMに戻ってエポスのビザカードを使うことにした。とりあえず2000ルピーキャッシングした。おっさんによるとここのATMは1回につき500ルピーの手数料が取られるとのことだけど実際はどうだろうか。


ここから私はイラムという町に行くことにした。おっさんによると、イラムへはビルタモードという町までバスで行って、そこから乗り合いジープに乗り換えるとのこと。ここで夜行バスでカトマンズに向かうという彼と分かれることになった。おっさんにチップとかを要求されなければいいんだけど。


ビルタモード行きのバスはすぐに見つかり、12:40頃出発、30ルピー。13:10頃ビルタモードに到着。お腹は空かないけど、喉が乾いたのでネパールではチアと呼ばれるお茶を飲む。


カルダモンが効いたチャイ。15ルピーだった。1ネパールルピーのレートは約1円。物価感覚としては1ネパールルピー≒1インドルピーくらいかと思っていたけど、レート通り15ネパールルピー≒10インドルピーくらいか。


ここでイラム行きの乗り合いジープを探してみると、イラムまでは300ルピー。ここからイラムまではすぐと思っていたのに、時間も3時間くらい掛かるとのことで何となくイラムに行くのが面倒になってきた。


イラムは高原にあるお茶畑の町。コルカタからバングラデシュのボグラにかけて、暑さに参っていた私は、ネパールに入ったらまず涼しそうなイラムに行こうと思っていたのだった。しかし雨が多くて涼しい今となってはわざわざ茶畑を見に行くまでもないと思えた。それに高地というとこのあとヒレという町に行くつもりなのでそれでいいかと。


そこで急に思い立って目的地を変更し、ビラトナガルという、ここタライ平原の中心地に行くことにした。ビラトナガルは中心地と言うだけあってバスはすぐに捕まった。13:40頃ビルタモードを出発。料金は意外に高くて300ルピー。


時間も結構掛かって16:50頃ようやくビラトナガルに到着。今日も1日移動で終わった感じ。早速ホテル探しに歩き始めると、ここビラトナガルでは旅行者が珍しいのかネパール人姉弟に話しかけられた。記念に写真を撮る。


その後ホテルを探す。安そうな≒ボロいホテルを探しているとすぐに見つかった。ここもかなり場末感が漂うPabitra Guest Houseというホテル。また南京虫にやられそうな気がしないでもないけど、500ルピーという値段に負けて即決。


落ち着いたところでビラトナガルの町をぶらっと歩いてみる。やけに埃っぽい町だけど、それなりに活気がある。


ただ、屋台や露店は少なく、喉が乾いたのでフルーツジュースでも、と思って歩き回るも見つからず。軽食屋でチア(15ルピー)を飲んでホテルに戻った。


シャワーを浴び、洗濯を済ませて今度は夕食に出かけた。適当な食堂に入り、インドで言うところのターリ、ダルバートを注文してみた。


出てきたのはやはり北インドのベジターリに近いもの。おいしいし、お代わり自由なのもいい。これで100ルピーはかなり満足。また途中でチア(15ルピー)を飲んでこの日はホテルに戻った。

関連記事:ビラトナガルからヒレへ~インド・ネパール旅行(10日目)

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