2019年10月30日水曜日

江城から緑春へ~中国・ベトナム・ラオス旅行(14日目)

2019年10月16日(水)、今日は緑春(ルーチュン)という町に行ってみる。
バスは7:30発とのことだったので5時半に起きるつもりが、5:15に目が覚めた。荷物をまとめて5:50頃チェックアウト。


この時間はまだ真っ暗。足元に気を付けながら歩いてバスターミナルに向かった。チケット売り場に行くと、窓口の人は昨日と同じ人だった。一体何時間働いているのやら。


緑春行きのバスは7:30ではなく8:00発とのこと、料金は45元。まだだいぶ時間があるので朝食がてら市場見学に行く。来た道を戻って市場に来てみると、活気はあるものの、ごく普通の市場。そんなにおもしろいものはなかった。


飲食店もまだ準備中といった感じだったので、バスターミナルに戻りつつ探してみることに。するとちょっとした人だかりができているのを発見。おこわ屋さんのようだ。


私も寄っていって順番を待つ。おこわに、トッピングはソーセージ、ハム、漬け物などを選んで載せてもらうシステムのよう。私は漬け物2種類を乗せてもらった。値段はなんと2元。


バスターミナルに戻って早速食べてみると、これがめちゃくちゃうまい。漬け物は高菜のようなものと辛い豆。これが餅米に合って絶品。こういうふとしたものが時としてすごくおいしいんだよな~、2元だし。


バスに乗り込むと警察がやって来てパスポートを入念にチェックされた。パスポートの写真だけでなく、バスの前に立たされて私の写真も撮られた。そのため少し遅れて8:10頃江城を出発。


今回のバスはエアコンなしの普通バスだけど、江城は標高が高いようでかなり寒い。これまでの半袖半ズボンではとても過ごせず、長ズボンにウィンドシャツを着てもまだ寒いくらい。


今日も山の中の道を登ったり下ったりしながら進んでいく。しばらく進むと検問があり、ここでも入念にチェックされた。言葉が全く通じないので警察官のスマホの翻訳アプリで職質を受ける。ここもかなり時間が掛かってようやく解放された。やはりここは中国、それもかなりの辺境地帯。何かの間違いで身柄を拘束されても不思議ではないと思うとちょっと怖くなってくる


そしてさらに進むと未舗装道路に突入。中国でもまだこんな道があるんだ。どうやら途中に集落がない区間で、整備が後回しになっているんじゃないかと思う。


この道を延々と下っていくと川に到着。橋を渡ると舗装道路に戻った。ここから再び山を登っていく。途中の集落には民族服を着た人たちが普通に暮らしていた。


12時前に道端の小じんまりした食堂で昼食となった。ここはぶっかけご飯だけどお米が赤っぽいのが特徴。


おかず3品を乗せてもらって10元。味はなかなかおいしかった。


周りの景色は茶畑から棚田に変わってきた。途中道路工事で足止めされたりして14:30、ようやく緑春に到着。


緑春は山の上にビルが立ち並ぶ不思議な雰囲気の町だった。


バスターミナルを出て繁華街っぽい方面に進んでいく。建物の外観が統一されていて、最初は整った町並みに見とれてしまったけど、だんだんと何だか作り物っぽく見えてきた。


ここは高齢の女性はかなりの確率で民族服を身に付けていて、とても興味深いのだけど、何だか町がきれいすぎて生活感が希薄。それでも、掃除のオバサンや食堂の前で洗い物をするオバサン、バイクに乗るオバサンが民族衣装というのは私の感覚からするとなかなかシュール。何とも言えないけどとにかく不思議な雰囲気で違和感が拭えない。


もっと猥雑な雰囲気の場所に宿を取ろうと歩き回ってみるも、そんな場所は見つからず。ホテル(賓館)に入って聞いても断られたり、1泊60元とやや高めだったりで、結局バスターミナル近くまで戻ってきてしまった。


そこで目についた「福洪客館」に入ってみると、シングルルーム(単人間)が40元とのことで即決。明るくて悪くない部屋だった。


ちょっと歩き疲れたこともあってしばらく休憩したのち、シャワーを浴びて洗濯をする。ここはちゃんとお湯が出た。ここ緑春は昨日の江城よりも標高がさらに高いようで、気温は20℃ほど。涼しいというより寒いくらいなので助かった。


18時過ぎに散歩がてら町をぶらついて夕食にすることにした。また一通り歩いてみたけどやはり印象は変わらず。宿の近くの食堂に入り、面条を注文してみた。


出てきたのは沖縄そばの麺のように平たい麺(ビーフンではなく小麦粉ベースだと思う)に味噌ラーメンみたいなスープ。なかなかおいしいし、麺の量が半端なく多くてボリュームも十分。もう少し自分好みに味を整えたかったけど、調味料類が全くなかったのが残念。


この日もビールを買ってホテルに戻った。昨日と同じ燕京ビールだけど瓶のデザインが違う。今回は5元だった。

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