2019年11月3日日曜日

孟拉から硯山へ~中国・ベトナム・ラオス旅行(17日目)

2019年10月19日(土)、現在中国の雲南省南部を香港に向けて東に旅しているところ。
今はベトナム国境にほど近い孟拉という町に来ている。


この先も幹線道路を離れて屏辺、馬関と進んでいこうと考えていたのだけど、残りの時間を考えると少し厳しそう。なのであまり面白みはないけど、とりあえず大都市を経由して距離を稼ぐことにする。孟拉には次回、定期市の日程に合わせてまた来るとしよう。

そして次なる目的地は八宝(パーバオ)。ここは日曜日に定期市が開かれるという古いネット情報を発見したので行ってみたい。場所は雲南省の東の端、富寧より少し手前。明日午前中に八宝に着くために今日はできるだけ近くまで行きたい。とりあえずこの辺りの中心地っぽい蒙自(モンツィー)を目指す。


そんなことを考えつつも、起きたら6:50分。雲南省は夜明けが遅いので油断すると遅起きになってしまう。さっさと準備して朝食に出掛ける。市場を覗いてみると、まだ準備中といったところ。路上市場の方に行ってみると、こちらは結構賑わっている。


犬の胴体半分をお買い上げ。この辺りはベトナム北部と文化的にはほとんど同じなんだろう。


特に奥の生鮮品売り場は盛況。



一通り見て回って、朝食は包子にしようかと思ったけど、あまり見かけないちまきのような、葉っぱで包んで焼いているご飯を見つけたので買ってみた。


どうやら種類が違うものがあるようなので2個買ったところ4元だった。部屋に戻って食べてみる。


しかし、どちらも脂身の多い小さな肉片が入っていただけ。味付けもほとんどなく、これはちょっとハズレだった。ただ、ボリュームは満点で、2個食べるとお腹がいっぱいになった。8時にホテルをチェックアウトして出発。乗り合いバンが停まっている一角にいくと、金平行きはちょうど私が乗ったところで出発となった。金平までは20元。


8:55金平のバスターミナルに到着。昨日とは違うバスターミナルだった。急いで窓口に向かうと、次の目的地蒙自行きのバスは8:50とあった。ちょっと遅かったか、と思っていると、なぜかそのバスのチケットが買えて、すぐにバスに案内された。


出発時間は過ぎているのに席番は1番。蒙自までは60元。



そして9時、まさかの乗客私1人の状態で出発するではないか!


こんなのでやっていけるのかなあ、などと思っているのもつかの間、しばらく走って昨日バスに乗った金平北旅客駅に停まり、そこで乗客を乗せて再び出発したのだった。


それでも、定員30人くらいのバスに10人ほど。基本的に中国、というか私が利用した雲南省のバスは乗車率低め。採算は取れているのだろうか。


それはさておき、バスは濃霧のなか山を下っていき、10:45蛮耗に到着。



ここでしばらく休憩し、11:00発。ここにはチケットカウンターがあり、蛮耗からは文山のほか、南寧、広東、深センにまで行けるっぽい。


ここからは高速に乗って12:15蒙自のバスターミナルに到着した。ここまでは至極順調だったものの、ここから苦戦することに。


蒙自からは文山方面のバスは頻発しているものと思っていたのに、このバスターミナルからは出ておらず、いろいろと聞いて回ったところ、窓口の優しいお姉さんが私が書いた「汽車站」という文字の前に「北」と書いてくれた。どうやら北バスターミナルから出ているらしい。

一旦バスターミナルを出てみたものの、今度はその北バスターミナルへの行き方がわからない。再びさっきのお姉さんに助けを求めると、「2」と書いて微笑んでくれた。2番の路線バスで行ける模様。そこで停まっていた2番のバスの運転手にメモを見せると、


と文章(写真の上)を書いてくれたけど理解不能。次に来たバスでも聞いてみると、ほぼ同じことが書かれ(写真の下)、このバスでいいこと、運賃は1元とジェスチャーで教えてくれた。これで北バスターミナルに行けそうだと思い、運転席近くで待機してると、運転手が交代して出発。


何とか政局で降りればよさそうな雰囲気だけど、2という数字が気になる。2駅目ということなのか。ただ、2駅目は何とか政務中心というちょっと違う名前だったのでそのまま乗り過ごす。


しかしかなり走っても何とか政局という停留所はなく、やはり2駅目で降りなければいけなかったのかと思ってとりあえず次の停留所で降りようとしたところ、運転手から待ったがかかった。どうやら前の運転手がちゃんと言付けてくれていたのか。間もなく何とか政局に到着、運転手はあっちだ、と方向を指差してくれたのだった。そして最初の運転手が書いてくれた500米というのがここからの距離だとようやく理解できた。


しばらく歩くと小さくて目立たなかったけど何とか蒙自北旅客駅を発見。中国は外国人と見ると全く相手にしてくれなかったり、がんがん中国語で捲し立てるばかりでらちがあかないことも多いけど、基本的には親切な人が多くて何とかなるもんですね。


途中で見かけた民族服の老夫婦。奥さんのほうもかっこいいけど、旦那さんの刺しゅう入りベストも決まっている。これが普段着だったら凄いけど、どうなんだろう。



ほっとしたところで遅めの昼食。適当な食堂に入り、看板にあった小鍋米線を注文。


これもボリュームたっぷりだけど、私的にはちょっと味が薄くていまいち。オプションの調味料が塩、唐辛子、味の素だけで全然足りない。今日はハズレてばかりだな。値段は10元。



バスターミナルで次なる目的地硯山(ヤンシャン)行きについて聞いてみると、「文山で乗り換え」っぽいメモが返ってきたので文山(ウェンシャン)行きのチケットを購入、49元。こんなことなら蛮耗で乗り換えたほうがよかったかな。


14:05蒙自北ターミナルを出発。しばらく下道を走ったあと高速に乗って15:45文山着。次の硯山行きは16:00発、13元。チケットを買った後でここからも八宝行きがあることに気づいた。今日はここで泊まってもよかったかも。


とはいえチケットを買ってしまったので今日は硯山まで行く。定刻の16:00文山を出発。



文山から硯山までは高速道路も通っているけどこのバスは下道(老路?)経由の各駅停車。時間は掛かりそうだけど、牛車も通るなかなか雰囲気のいい道を走って行った。


17:40ようやく硯山に到着。



硯山もけっこう大きな町で、道路も建物も大きくて中国的。



ちょっとがっかり。明日も朝から移動なので近場で宿を探すことにし、酒店だけど安そうな棕林商務酒店に入ってみた。


単人間の値段を聞いたところ50元。そこを40元に値切って決定。酒店だけあって、古いけどちょっと豪華な造り。



窓からは隣のバスターミナルが一望できる。



少し早いけど、陽のあるうちに少し町をぶらついて夕食にする。この町は大味なうえに閑散としていて味気ない。たぶんどこかに繁華街はあるんだろうけど、近場は歩きまわって楽しいようなところではなかった。


宿の近くの快餐で夕食にし、ビールを買って部屋に戻った。快餐はおかず4品を取って10元。味は普通においしいけど特別よかったものはなし。


今日は大理ビールの瓶ビールを買ってみた。というかそれしか選択肢がなかった。しかし1本4元と安価。今日も2本買って帰った。

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