2019年11月2日土曜日

元陽から孟拉へ~中国・ベトナム・ラオス旅行(16日目)

2019年10月18日(金)、早いもので今回の旅行も残すところ1週間となった。
今日は金平(ジンピン)、またはその少し奥の孟拉(モンラ、孟は孟の右に力)まで行く予定。昨日調べたところ、金平までの直行バスはなさそうだけど、バスターミナル前から乗り合いのバンが頻発してそうなので少しゆっくりできる。6時頃起きて7時前に朝食に出掛けた。


7時前でもこの暗さ。しかし町はもう動き出していた。市場近くまで行ってみると何やら道端が騒々しい。


近づいてみると、路上で盛大に市が開かれていた。



毎日やっているのか、たまたま定期市に当たったのかはわからなけどすごい賑わい。


まだ暗いので懐中電灯持参の人もいる。歩道から溢れて車道まで飛び出している。



一通りぶらついて堪能したあと、おこわや蒸しパンを売る店(というか売る人)で紫色のおこわを購入。高菜と辛そうな漬け物を乗せて2元。


部屋に戻って食べる。これもうまい。この辺りの料理は辛いもの好きにはたまらないものばかり。


荷物をまとめて7:30チェックアウト。明るくなったところでもう一度路上市場を覗いてみる。さっきより人通りは増えているけど、もう片付け始めているところも多く、プライムタイムは過ぎている模様。



一方で場内の常設市場はまだこれからといったところ。


バスターミナル前に行くと金平行きが客引きしており、乗り込んでしばらくすると出発、金平までは50元だった。



南沙からは紅河沿いをひた走る。


この車で金平まで行ってくれるものと思っていたけど、ほとんどの乗客が途中で降りてしまい、1時間くらい走ったところで車を乗り換える。



さらに走って9時半頃蛮耗と思われるところで停車。金平行きはあれだ、とバスを指差され、さらに乗り換えることに。


蒙自発金平行きのバス。どうやら運転手同士で携帯でやり取りしながら、無駄走りすることなく効率的に乗客を運んでいる模様。料金は最初に払った50元以外に請求されることはなかった。


9:40蛮耗を出発。ここからは再び山を登っていく。それに従いバナナ畑だった景色が棚田へと変わっていった。すると山の窪地にビルの林が現れ、


予想よりも早く11:00金平に到着。金平は思いの外大きな町。しかも寒い。あまりおもしろくなさそうなのでバスターミナルの窓口で孟拉行きを聞いてみると、11:30発とのこと。今日は孟拉まで行くことに決定。



11:30金平のバスターミナルを出発。南科行きのバスで途中下車すると教えられた。孟拉までは運賃17元、保険2元の19元だった。



ここからはまた山を下っていき、だんだん暑くなってきた。程なく、12:30孟拉に到着。


ここは着いたとたんに気に入った。小じんまりとしていて雑然とした町並み。ベトナムに程近いだけあって中国というよりもう東南アジアの雰囲気。少し歩くとパラソルの群れが見えてきた。


どこの国に行ってもこういうカラフルなパラソルを見るとテンションが上がってくる。賑やかな露店が連なっていて好きな雰囲気。ここ孟拉は定期市が開かれる町だけど、これは定期市ではなさそう。


それでも温かい気候とこの賑わいだけで来てよかったと思わせるには十分だった。一通り歩き回ったところで、春巻きのようなものを出す屋台で昼食にした。


もろきゅうの味に近い濃厚な付けダレを作ってもらい、それに浸けながら食べる。ほぼタレの味しかしないけどそれなりにうまい。5元。


少し食べたりない気もしたけど、とりあえず宿を探す。露店の通りから路地に入ったところにあった客館は60元と高くて却下。しばらく探し回って見つけた遵叉旅館はシングルルーム30元。ただ、「要登記派出所」のようなことを言われ、というか書かれ、荷物を置いて宿のオバサンと一緒に派出所に行くことになった。


派出所では例によってスマホの翻訳で2、30分にわたっていろいろと聞かれた末に開放。宿に戻ってようやくチェックインとなった。受け付けの料金表にはよく見ると20元の部屋もあったけど、最初に30元を指差してしまったので諦める。


しかしこの部屋はなかなかよかった。シングルだけど窓が大きくて明るく、清潔。網戸がないのに窓開けっぱなしだったので蚊が心配だけど、夜は蚊取りマットを点ければ大丈夫そう。


部屋で寛いでいるとドアがノックされ、先ほどの警察官がやって来た。まだ調べ足りなかったのか、ひとしきり質問があってようやくOKとなった。そのうち外はスコールが降り始めたので先にシャワーと洗濯を済ますことに。


30元だけどここもちゃんとお湯が出た。雨が止んだのを見計らって町の散策に出掛けた。といっても、先ほどぶらついたあたりが町の中心で、それ以外に特におもしろそうなものはなし。



しかしこのコンパクトさが中国っぽくなくてグッド。雨上がりに降り注ぐ強烈な日差し、熱帯っぽくてこれもいい。揚げ物屋台で揚げドーナツを1個買い(1元)、食べながら宿に戻った。


恒例の午後のコーヒータイムを楽しみ、19時頃夕食へ。昼間賑わっていた市場付近はもう片付けモードで閑散としている。快餐を求めてとぼとぼと歩き回ったけど見つからず、入った飯店。


ここはメニューなどなく、早口の中国語で捲し立てられる。苦し紛れに唯一知っているチャーハンを頼もうと、「チャオファン」と言ったつもりが、


出てきたのはキャベツともやし、それに豚肉を炒めた野菜炒めがご飯に乗ったもの。味は唐辛子が効いたピリ辛の野菜炒め。いたって普通、12元。


なんとなく物足りず、帰りにスーパーでビールのほかにスナック菓子(5.5元)も買った。そして330mlの大理ビールを2缶買ってみたところ、1缶2元と格安だった。うれしいおどろきで気分よく帰路に就いた。

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