2020年2月20日木曜日

セミリタイア2年目の確定申告と住民税申告不要制度

先日早速確定申告に行き、無事書類を受領してもらいました。
会社員時代は確定申告というとすごく面倒なイメージがありましたが、昨年実際にやってみたところ意外と簡単でした。ということで今年も旅行から帰ると翌日にすぐに準備。

私は現在派遣社員という身分で収入は1か所からしかもらってないので至って簡単。昨年は相場が順調で確か損出しは一度もしなかったのですが、一昨年は結構荒れていたため、かなりの額の損出しを行いました。今回はそれを繰り越して税金を還付してもらうのが目的。準備した書類は下記の通り。

  • 給与の源泉徴収票(原本)
  • 国民健康保険税の納付済み確認書(原本)
  • 小規模企業共済等掛金払込証明書(原本)
  • 社会保険料控除証明書(今年はなし)
  • 証券口座の年間取引報告書(プリントアウト)

小規模企業共済等掛金払込証明書というのはiDeCoの掛金のことで、昨年は6万円拠出したのでその分は控除の対象となります。ただ今年から拠出を中止し、運用指示者になったので来年からはこの分はなくなります。

社会保険料控除証明書は国民年金の控除に必要な書類ですが、私は一昨年2年前納しており、昨年は支払いがなかったので今回はなし。退職初年度、会社員時代の給料がそれなりにある場合はできるだけ前納して控除額を増やしたほうが有利だと思います。

ただし、国民年金は今年も2年前納する予定ですが、確定申告では分割して申告できるようなので、来年は1年分だけ申告する予定。実際の作業は、国税庁のHPのフォーマットに上記の書類を見ながら数値を入力していくだけ。ものの1時間くらいで完了しました。


ただ、私の知識では総合課税がいいのか申告分離課税がいいのかよくわかりません。しかしその場合でも簡単に比較することができます。例えば一旦総合課税で入力を完了し、最初に戻って申告分離課税を選択し直すとすぐに結果が表示されます。国税庁のHPは意外とわかりやすく作られています。


この機能を使ってどちらが有利なのか比較してみました。私の場合、申告分離課税のほうが還付金は若干多くなりますが、翌年以降に繰り越せる損失額が大幅に減ってしまうため、来年以降を考えると総合課税のほうが有利と判断しました。

証券口座の取引報告書は今年から正式に原本は必要なくなり、プリントアウトしたものでOKになりました。私の場合はメインがSBI証券、少額のトレードにマネックス証券、つみたてNISAを楽天証券、個人向け国債を大手証券会社で保有しています。

全て特定口座なので申告するかしないかは口座ごとに決めることができます。個人向け国債10年を1年で売却した場合、少量の金利収入があるようで、申告すればほんの少し(数百円程度)還付金が増えるのですが、これも翌年以降に繰り越せる損金額に影響するので申告しないことにしました。

その結果、今回の還付予定額は21万円ほど、さらに今年の配当や売買益もおそらく所得税非課税にできるくらいの損金を繰り越すことができそうです。そして先日の2月17日(月)、天気も良かったので税部署に出向いて書類を提出してきました。

ちゃんと確認していなかったのですが、その日が確定申告の受付初日。結構混んでいましたが、待ち時間も含めて30分ほどで完了。その足で市役所にも行き、住民税申告不要の申請もしてきました。私の住む自治体でも今年からHPに選択課税方式の説明が掲載されていました。

担当職員によると、損失が出ている分は申告したほうが有利になることもあるとのことでしたが、私の場合そもそも給与収入が少ないので全額申告不要を選択。今年の住民税と国民健康保険料は最低額になるはずです。これで当面の雑事が完了してスッキリしました。