2020年4月16日木曜日

暇なので家でそばを打ってみた

ここ最近はpaypay使用を優先していたため足が遠のいていたのだけど、久々に例の格安スーパーに行ってみると、そば粉を打っているのを発見。
値段は何と、1㎏で200円(税込み)。これはめちゃくちゃ安いんじゃないかと思う。

というのも、以前自分でそばを打ってみたいと思ってアマゾンで調べてみたことがあったのだけど、確か1㎏1000円とか2000円とかで、速攻で諦めたことがあったので。これは中国産だけど、それを差し引いてもかなりお買い得と思う。

そばというと昔サクラマス釣りで福井の九頭竜川に通っていた時には名物のおろしそばをよく食べていたし、東京勤務時代はよく富士そばのお世話になっていた。セミリタイアしてからはもっぱら乾麺タイプのものを昼食用に愛用。

ただ、非常事態宣言が出る直前、小池知事がロックダウンに言及してから近所のスーパーの品が激減、業務スーパーで買っていた乾麺のそばも入手困難になってしまっていたのだった。そんな折見つけたそば粉、活動自粛中でめちゃくちゃ暇なこともあって早速買ってきて作ってみることにした。


何か訳アリなのかもしれないけど、賞味期限も11月までで半年以上ある。うらに作り方が書いてあって、つなぎは強力粉、そば粉と半々が標準らしい。あこがれの十割そばもできそうだけど、初めてなので半々でいってみることに。


ただ強力粉は手持ちがないので中力粉で代用。1食分は1カップが適量とある。調べてみると1カップは小麦粉で110g、私はわりと大食いなので75gずつの150gでやってみることにした。普段は調味料とかも測ることはなく適当だけど、いずれ比率を変えて作ってみたいので今回はちゃんと測った。

昔バングラデシュで食べたルティー&サブジを再現したくて、小麦粉を練ってチャパティを作っていた時期もあったけど、粉をこねるのはその時以来、20年ぶりくらいか。少しずつ水を加えながらこねていると、思ったより少ない分量で粘りが出てきた。

小麦粉の生地だったらしばらく寝かせたほうがよさそうだけど、そんな記載はないのですぐにカットに掛かる。まな板が小さいのでまとまってきた生地を2等分にして伸ばす。麺棒は持ってないので木製の箸を転がしてなんとか代用。

やっぱりあんまり薄くならなかったけどまあいいかと、生地を4つ折りくらいにして包丁で切っていく。打ち粉が少なかったせいで1回目はくっついて固まってしまったりしてちょっと失敗。2回目は打ち粉多めで2つ折りで切ることにした。

茹で時間は、煮立ったら打ち水を加えて再び煮立ったらOKみたいな非科学的な記載しかない。そんなの鍋の大きさとか茹でるそばの量で全然変わってきそうだけど、一応その通りにやってみた。そしてできたのがこちら。


まあ言われればそばに見えなくはないといった感じの物体に仕上がった。私は盛りそばよりもぶっかけそばが好きなので、めんつゆと鰹節、それにたまたまあった梅肉をぶっかけて食べてみた。結果としては、まあまずくはないけど期待外れ。そばとはかけ離れた食べ物といった印象。

敗因はおそらくめんのカットの仕方。めんの太さなんて適当でいいと思って切ったのだけど、こしやのど越しが重要そうなうどんならともかく、そばの場合ある程度細くて、それに太さがそろってないとそばっぽい食感や歯ざわりが得られないと思った。

味もあんまりそば感がなかったので、次回は七割そばくらいにしてみようか。もともとそんなに品質のいいそば粉ではないとは思うけど。ただ、ゆで汁にめんつゆを加えてみると、意外にも普通のそば湯っぽかったのには驚いた。しばらくはおいしいそばの作り方でも研究してみようか。巣籠り中のいい暇つぶしになりそう。