配当金生活を目指して運用しているコア・ポートフォリオ。
せっかく先月下旬にようやくほぼ理想の比率になったのに、直後にロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)が衝撃の減配を発表。
参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2020年4月)
参考記事:配当金の記録(2020年4月)~衝撃のロイヤル・ダッチ・シェル減配
配当一時停止なら我慢はできたけど、1/3に減配になり、しかも原油需要回復にはかなり時間が掛かると予想。そうなると配当額が元の水準に戻るのにはやはり相当な時間が掛かるりそう。なのでシェルは一旦全部売却しました。下の表は売却前の4月下旬時点でのポートフォリオ。
それが2018年3月のこと。以来、株価はほぼ下がり続け、ナンピン買いを繰り返しながら株数を増やしていったものの、ついにコロナにとどめを刺されて買値の半値で売却。エクソンは今のところ配当維持なので完全に失敗でしたね。
で、この先この5%枠をどうするかといろいろ考えてみました。石油の需要は徐々に減っていくとは思うけど、この先もう何十年かは持つと思うし、オイルメジャーは何だかんだ言っても安泰じゃないかとは思う。
中でもロイヤル・ダッチ・シェルは早くから再生可能エネルギー分野にも力を入れており、期待していたのだけど。。。それはいいとして、やはりまず考えたのは別のオイルメジャーへの乗り換え。
あとはエクソンかBPか。やはりアメリカの会社のほうが連続増配へのこだわりは強そうだけど、BPの10%越えの配当利回りと現地非課税というのも非常に魅力的。やはり本命はBPか。しかし、夏ごろまでにある程度(40ドルくらい?)原油価格が戻ればいいのですが、そうならなければこの配当額を維持するのは非常に難しそう。エクソンにしても同じでしょう。
次に考えたのが、リスク分散のため4大メジャーを1社1.25%ずつ保有する案。これだと愛着のあるロイヤル・ダッチ・シェルも継続保有できるし、一気に配当が減るリスクも多少緩和されそう。しかし銘柄が増えすぎてメンテが大変というのがデメリット。
だったらいっそのことETFにすればいいんじゃないか。エネルギーセクターのETFはいくつかあり、バンガードのVDEやSPDRのXLEなどは経費も安いけど米国企業限定。なのでロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどには投資できない。
ということで候補はブラックロックのIXC(iシェアーズグローバルエネルギーETF)になるのだけど、これは経費が0.46%とかなり高いのが難点。それにETFの分配金は株価(評価額)によってかなり変動するので配当額があてにならないという、配当金生活を目指している私にとっては重大な欠点がある。
ETFは倒産して無価値になるリスクはないので安心感はあるけど、オイルメジャーの株を持つのに比べてシェール企業が足を引っ張りそうな気もする。あと、原油先物のETFも一瞬頭をよぎったけど、これは仕組みが複雑で基本的に減価していくものだし、そもそも分配金も出ないので短期でのキャピタルゲイン狙いにしか使えない。
こうなったら先の見えないエネルギーセクターには見切りをつけ、他のセクターに乗り換えるか。候補として考えたのはIYRなどのリートETF。ただ、リートもかなり高配当ではあるけど、ロイヤル・ダッチ・シェルからの乗り換えとなると物足りない。それにやはり経費が掛かるのと分配金が安定しないというETF特有の問題もある。
あと気になるのは金融セクター。こちらはS&P500指数が半値戻しの水準に来ている中、まだまだもたついている。特にウェルズファーゴ(WFC)は3月下旬にも底入れしておらず、未だに下がり続けている。配当利回りも8.5%と他の金融銘柄を圧倒。
しかし、、、この株価水準が続くとこの配当金を維持するのは非常に厳しそう。アメリカもゼロ金利になった今、金融セクターの先行きにも不安しかない。バフェット銘柄という安心感はあるけど。ということでいろいろ悩んだ結果、すでに答えは出しているのだけどそれはまた次回の投稿で。。。
せっかく先月下旬にようやくほぼ理想の比率になったのに、直後にロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)が衝撃の減配を発表。
参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2020年4月)
参考記事:配当金の記録(2020年4月)~衝撃のロイヤル・ダッチ・シェル減配
配当一時停止なら我慢はできたけど、1/3に減配になり、しかも原油需要回復にはかなり時間が掛かると予想。そうなると配当額が元の水準に戻るのにはやはり相当な時間が掛かるりそう。なのでシェルは一旦全部売却しました。下の表は売却前の4月下旬時点でのポートフォリオ。
私のポートフォリオはエネルギーセクターに5%投資することにしており、当初はエクソンモービル(XOM)に投資していたのだけど、今後の大幅な増配は見込めないものの、そもそも高配当で配当金への現地課税もない英国株ADRのロイヤル・ダッチ・シェルに乗り換えたのでした。
それが2018年3月のこと。以来、株価はほぼ下がり続け、ナンピン買いを繰り返しながら株数を増やしていったものの、ついにコロナにとどめを刺されて買値の半値で売却。エクソンは今のところ配当維持なので完全に失敗でしたね。
で、この先この5%枠をどうするかといろいろ考えてみました。石油の需要は徐々に減っていくとは思うけど、この先もう何十年かは持つと思うし、オイルメジャーは何だかんだ言っても安泰じゃないかとは思う。
中でもロイヤル・ダッチ・シェルは早くから再生可能エネルギー分野にも力を入れており、期待していたのだけど。。。それはいいとして、やはりまず考えたのは別のオイルメジャーへの乗り換え。
1.別のオイルメジャーへの乗り換え
私がロイヤル・ダッチ・シェルの次に欲しかったのがシェブロン(CVX)。コロナの嵐が吹き荒れていた3月下旬、20ドルを割り込んだロイヤル・ダッチ・シェルを買い増す勇気はなかったけど、ちょっとでもリスク分散しようとシェブロンに指値を入れておいたのでした。
しかし刺さらず、その後急反転して手が届かないところに行ってしまいました。その後も他のオイルメジャーに比べて強く、ロイヤル・ダッチ・シェルから乗り換えるには割高感が否めません。それでも配当利回りは6%近くありますが。
2.5%を4分割で保有する
次に考えたのが、リスク分散のため4大メジャーを1社1.25%ずつ保有する案。これだと愛着のあるロイヤル・ダッチ・シェルも継続保有できるし、一気に配当が減るリスクも多少緩和されそう。しかし銘柄が増えすぎてメンテが大変というのがデメリット。
3.エネルギーETFへの乗り換え
だったらいっそのことETFにすればいいんじゃないか。エネルギーセクターのETFはいくつかあり、バンガードのVDEやSPDRのXLEなどは経費も安いけど米国企業限定。なのでロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどには投資できない。
ということで候補はブラックロックのIXC(iシェアーズグローバルエネルギーETF)になるのだけど、これは経費が0.46%とかなり高いのが難点。それにETFの分配金は株価(評価額)によってかなり変動するので配当額があてにならないという、配当金生活を目指している私にとっては重大な欠点がある。
ETFは倒産して無価値になるリスクはないので安心感はあるけど、オイルメジャーの株を持つのに比べてシェール企業が足を引っ張りそうな気もする。あと、原油先物のETFも一瞬頭をよぎったけど、これは仕組みが複雑で基本的に減価していくものだし、そもそも分配金も出ないので短期でのキャピタルゲイン狙いにしか使えない。
4.他のセクターへの乗り換え
こうなったら先の見えないエネルギーセクターには見切りをつけ、他のセクターに乗り換えるか。候補として考えたのはIYRなどのリートETF。ただ、リートもかなり高配当ではあるけど、ロイヤル・ダッチ・シェルからの乗り換えとなると物足りない。それにやはり経費が掛かるのと分配金が安定しないというETF特有の問題もある。
あと気になるのは金融セクター。こちらはS&P500指数が半値戻しの水準に来ている中、まだまだもたついている。特にウェルズファーゴ(WFC)は3月下旬にも底入れしておらず、未だに下がり続けている。配当利回りも8.5%と他の金融銘柄を圧倒。
しかし、、、この株価水準が続くとこの配当金を維持するのは非常に厳しそう。アメリカもゼロ金利になった今、金融セクターの先行きにも不安しかない。バフェット銘柄という安心感はあるけど。ということでいろいろ悩んだ結果、すでに答えは出しているのだけどそれはまた次回の投稿で。。。