2020年9月10日木曜日

散々だった小又川~2020年山形遠征記2(9日目)

2020年8月25日(火)、もう本流ヤマメは諦めたのでゆっくり6時半ごろ起床。

朝食を済ませ、今日は真室川の上流部を釣ってみようと車を走らせるも、川沿いに道が走っている訳ではなく、入渓ポイントもわからず、かといって釣りたくなるような渓相でもないのですっかり釣る気がなくなった。


なので午後からでも行こうかとも思っていた近くの小又川という沢に行ってみることにした。まずは里川風の下流部を釣ってみる。


ここも岩盤底の流れであまり好みではないけどヤマメがいそうな雰囲気はある。とりあえず12番のドライフライで釣ってみることに。ポツポツと反応はあるもののなかなかフッキングせず、ようやく釣れたのはいつものチビヤマメ。


その後ほんのちょっとだけサイズアップ。


この辺りはこれで終了。上流部に向かう。奥に入る林道は思いの外細く、先の路面状況がわからないので入り口に車を停めて歩いていくことにした。林道はかなり川から離れており、なかなか入渓ポイントが見つからない中、ようやく降りられる場所に到着。


意外にフラットな流れなのでそのまま12番のドライフライで釣り上がる。しかしなかなか反応がなく、ウェットフライに変えてみようかと思い始めた頃ようやくヒット。

20cmくらいのイワナだったけど写真を撮る前に逃げられた。そのままドライフライで釣り上がると流れの分岐点に到着。枝沢なのか、上流で再び合流する中洲なのかわからないまま、とりあえず良さそうに見えた右側に行ってみる。


するとすぐにヒットしたもののバラシ。しばらくすると水量が減って釣りづらくなってきたので引き返して左側を釣り上がった。反応がないのでアントパラシュートに代えてみるもやはり反応なし。

しばらくすると再び流れが一つになった。どうやら中洲の分流だったようだ。水量が増えたのでウェットフライに代えてみるもさっぱり。こんな山奥なのになんでこんなに魚がいないんだろう?

まあ、私はわざわざ30分も歩いてきたけど、実際は車で簡単に入れる川なので釣り荒れているんだろう。それにしても今回は本当に釣れないなあ。昔フライフィッシングを始めた頃は1シーズンほぼ毎週末釣りに行っていたけど、8月でも結構釣れた記憶がある。

気候変動が原因なのか、それともたまたま天気が良すぎるだけなのか、あるいは先月の大水の影響なのか。わからないけど、はるばるこんなところまでやって来てこう釣れないとさすがに嫌になってくる。時刻は11時過ぎ、そろそろ上がろうかと脱出地点を探す。

もともと川通しで戻ろうと思っていたのだけど、傾斜が緩い場所を見つけたので一か八かで登ってみることに。しかし藪を漕ぎながら登っていくと異変が。羽音とともに体に激痛が走る。ヤバい、蜂の巣にさわってしまったのか。

急いで藪を駆け下った。途中フックキーパーに付けたままにしていたフライかリーダーが藪に引っ掛かってラインがリールからどんどん出ていくけどお構いなし。ようやく蜂を振りきることができたところでラインを引っ張って回収。

当然フライはドロッパー、リードともなくなったけど仕方ない。幸い耳、あご、腕など3、4箇所刺されただけで済んだ。それに小さめの蜂だったようでジンジン痛むだけで大したことはなさそう。

諦めて川通しで入渓地点まで戻ることにした。それにしても釣れないわ、蜂に刺されるわでひどい釣行となった。おまけに最初に川に降りるときのことだが、地面があるはずと思って踏み出した最後の一歩が空振りに終わり、バランスを崩して川の横で一回転。

幸い左手のひらに軽い打撲を負っただけで大した怪我もなく、ロッドもリールも無事だったものの、何やらいやな予感をさせるスタートだったのだった。しかしここまで酷いことになろうとは。。。車にたどり着いたときには心底ほっとした。小又川、もう2度と来ることはないだろう。

朝は木陰に停めていたいた車も、太陽の位置が変わってこんがり焼かれている。まずは木陰に移動して昼食にする。虫が多いので網戸をセットすると、ただでさえ風がないのに余計風が通らず猛烈に暑い。

大量の汗をかきながら味噌ラーメンを流し込む。それでもうまいんだよなあ、味噌ラーメンは。続いて今日は風呂の日なので近くの新真室川温泉に向かう。ここは日帰り入浴は200円の湯治宿なのだけど、行ってみるとまさかの休業中。

機械故障のためとのこと。いつ復旧するのかわからないので行こうと思っている人は注意してください(2020年8月25日現在)。仕方なく20kmほど離れた羽根沢温泉に向かった。


ここは山奥にあるちょっとした温泉街で、共同浴場は
200円で利用できる。受け付けはなく、200円を入れると解錠して中に入れるシステム。


入ってみると先客が2人いたものの、しばらくすると上がってくれてその後は一人でゆったり過ごせた。ここは3畳ほどの浴槽で、3人入れば満員といったところ。当然シャンプーやボディーソープはないので持参のこと。


ここは6月のサクラマス釣りの時に通った鮭川中流に近い。午後はお気に入りの日陰スポットでコーヒーを飲みながらのんびり過ごすことにした。そして迎えた夕方、上流域に戻るもの面倒なので、試しにこの辺りを釣ってみるか。


アユ師が入っている場所を避けて川に降りてみる。水温は23、4℃とほぼ絶望的。早い流れの瀬だったら可能性があるだろうか。釣り始めたもののやはり一切反応はなかった。まあ当然と言えば当然。それにしても酷い一日だった。


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