2日目の2020年10月29日(木)、明るくなってきた5時40分ごろ起き出して早速海に向かう。
お気に入りのポイントに行ってみると、係留されていた船は居なくなっており早速釣り開始。6番タックルにタイプ4のシューティングヘッド、昨日と同じ12番と14番のドロッパーシステムで攻めてみる。時おり水面が波立ち、何か魚の群れが回遊しているのがわかる。するとすぐにヒット!
やはりサバだった。ドロッパーの12番にきた。キープしたいところだけど、明日まで釣り続けるつもりなので泣く泣くリリース。しかしすぐにまたヒット。今度はかなりサイズアップか?
と思ったらリードとドロッパーにダブルヒットだった。20㎝クラスでも2本掛かると6番ロッドがバットから絞られる。
さらにダブルヒットが続く。表層を回遊しているようだが、30秒くらい沈めたほうがヒット率がいい気がした。しかし、しばらく釣れ続いたものの、やがて反応がなくなった。どうやら群れが去ってしまったようだ。
ほんの15分くらいが時合いだっただろうか。群れさえ廻ってくればフライの種類やサイズはそれほど重要ではないのかもしれない。逆に言うと群れの回遊次第ということか。また明日釣ればいいかと今回は全部リリースしたのだった。
一旦車に戻って朝食にし、場所を変えながら探っていくことに。全く反応が得られないまま、とある場所に来てみるとサヨリの大群が泳ぎ回っている。ここは前回の経験を生かして小さめにまとめてみた14番のシュリンプパターンを試してみる。
4番ロッドにフローティングライン、14番のシュリンプフライを2本結んで群れの中に投じてみる。すると数匹が興味をもって寄ってくるのだが、なかなか喰いつかない。喰ったか?と思って合わせてみると、
スレでヒット。スレなので釣ったとは言えないかもしれないけどフライではこれまた初めてのサヨリ。その後同じような感じでもう2匹追加したものの、やはりすべてスレ掛かり。残念ながらちゃんと口を使わせることはできなかった。もう一工夫必要か。
午後からは近くの別の漁港に行ってみたけどパッとせず、また戻ってきた。さらに場所を変えて探っていると何かが引っかかった。
よくわからないけど5㎝くらいのアジ科の幼魚。煮干しいりこに間違えて入っているような魚だった。そうして迎えた夕マヅメ、お気に入りの場所にはまたしても船が。この日は船が多くては入れる場所が少ない。薄暗くなってきて帰り始めたエサ師の後に何とか入ることができた。
しかしこの日は魚っ気がなく、タナを変えながら探ってみるも反応なし。17時ごろ、もう少し粘ろうと思っていたところ、ここにも船が入ってくるとのことで仕方なく納竿。いつものパーキングに移動して車中泊とした。
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3日目の2020年10月30日(金)、いつものように明るくなり始めた5時40分ごろ起床。サバの回遊を期待してお気に入りのポイントに向かった。しかしこの日も船が。。。わずかな隙間には先行者。仕方なく空いている場所を探して釣り始めた。
この日はどんよりとした曇り空で、雰囲気はいいのだが魚っ気がなく、周りの人にも釣れていない。一通り探って場所替え。しかしやはり反応なし。車に戻って朝食を食べていると雨が降り始めた。すぐ止むかなあと期待してしばらく待ってみたものの、本降りになってきたのでここで納竿することに。
後から思えば2日目にサバをキープしてそのまま帰ればよかったなあと思わずにいられない釣行になったしまったけど、少しはわかってきたこともあるので良しとするか。これまで、スレることはあっても比較的フライには無頓着なメッキやセイゴ、カマスなんかを釣ってきたけど、アジやサバはもう少しシビアな模様。
今回色違いは試せなかったけど、サイズ的にはこれまで使うことがなかったような小さなストリーマーが効いている。もう少し工夫してコンスタントに結果を出したいところ。あと、水深のある港ではタイプ4のラインでは効率悪すぎ。ラインシステムももう一工夫が必要か。