2020年10月8日木曜日

甲武信ヶ岳から金峰山を経て大日岩へ~甲武信ヶ岳・金峰山縦走記2020年9月(2日目)

 2020年9月29日(火)、明るくなってきた5時半に起床。

朝の気温は5℃くらいで寒くもなく快適。夜半にはタープが結露して、風が吹くと水しぶきが顔に掛かるほどだったけど、朝にはすっかり乾いていた。


トイレを借りに上の甲武信小屋に行くと、きれいな雲海が広がっていた。


テント場に戻って朝食にする。


今回の朝食はカレーうどん。体が温まるので山の朝食に最適。


食後はハイキング用の食料袋の中から見つかった、去年の夏ミャンマーで買ったインスタントのミャンマーティー。賞味期限はとうに切れていると思うけどたぶん問題なし。


荷物をまとめて7:04甲武信小屋を出発。今日は金峰山を超えて大日岩の避難小屋まで行きたい。無理っぽかったら手前の大弛小屋。甲武信小屋から金峰山方面へは一旦甲武信ヶ岳を登り返すことになる。


おっ、今日は富士山がくっきり!そういえば昨日初冠雪したとか言ってたな。今朝は雲が低くて空気が澄んでいるので遠くまでよく見えた。


写真ではよくわからないけど北アルプスまで見えた。


ここから国師ヶ岳までは今回一番楽しみにしている区間。どんな道が続いているんだろうか。


それなりにアップダウンはあるけど、昨日の十文字峠から甲武信に比べるとかなりましで、歩いていて気持ちのいい樹林帯の道が続く。


ただ展望がほとんどないのでやっぱりだんだん飽きてくる。


8:11富士見に到着。名前とは裏腹に、樹木に囲まれていて全く展望はない。


しばらく進むとようやく開けた場所にたどり着いた。こちらは甲武信方面。


そしてこれから向かう国師方面。


しかしまたすぐに展望はなくなる。


それでも天気がいいので気分はいい。


9:12東梓に到着。ここから国師のタルまで下り、そこから400mほど登り返すことになる。


途中でシャリバテ気味になってきたのでクリームオーでエネルギー補給。近くのスーパーで2袋入りが88円だったけど、山でも食べやすくてなかなかいい。



しかしハードな登りが続いて、まだ午前中なのにかなりバテ気味。


歩きながら業務スーパーで買ったキャラメルを食べつつだましだまし登っていく。こちらも食料袋の中から見つかった賞味期限切れのツイスターズチョコバーは午後遅くのピンチのときのために取っておく。


11:16国師ヶ岳に到着。


ここまでくると南アルプスがグッと近づいてくる。


国師ヶ岳から大弛峠までは9割がた木道や木の階段を歩くことになる。


これから向かう金峰山が見えてきた。


11:48大弛小屋に到着。


小屋の水場は有料だったので外の沢で水を汲んだ。


ここは車道が通っていて車がいっぱい停まっている。ここで休憩しようと思っていたけどあまり雰囲気がよくないのでサクッと進むことに。


ここから再び登り基調。


最後のガレ場を登って、


12:47朝日岳に到着。ここは展望抜群で、


富士山や、


南アルプスをバックにした金峰山を眺めながらゆっくり休憩にした。クリームオーを2袋食べて金峰山登頂に備える。


ここからは見晴らしのいい道が続く。


こちらは八ヶ岳方面。


休養十分、エネルギーも十分。景色を満喫しながら軽快に進んでいく。


すると13:49あっけなく金峰山に到着。


雲が増えてきたけどなかなかの眺め。


今歩いてきた朝日岳方面。


そしてこれから下る大日岩方面。なかなか面白そうな尾根道が続いていていテンションが上がる。


まだ富士山も拝めた。


ここからは雲間に浮かぶ八ヶ岳方面に向かってどんどん下っていく。


傾斜はきついけど今回一番の尾根道。下りなので楽。


金峰山を振り返る。


こちらは金峰山小屋方面の眺め。


随分低いけど、右に見える岩山が瑞牆山なんだろうか?


どんどん尾根を下っていく。やっぱりこういう開けた尾根歩きが好き。


ガスが増える中、やがて樹林帯に入ってさらに下っていった。


もう金峰山方面の展望はほとんどない。


15:04大日岩に到着。大日岩避難小屋はもう少し下る。


すると突然開けた場所に出た。


そこから少し下ると大日岩避難小屋。15:26、ちょうどいい時間に到着。あまり状態は良くなさそうで、扉は半開き。


どうやらテント場はさっきの開けた場所のよう。避難小屋はいまいちだけどすぐ前に水場があり、テント場としては最高!テント場も水もタダなのがいい!


テント場から大日岩の眺め。ここは瑞牆山と金峰山の登山基地、富士見平小屋に近いので人通りは多いけど、あまり人工的な雰囲気もなく、この辺りではここが最高のテント場かも。


夕食前にミャンマーティーで一服。


夕食はこの日も天かす入り辛ラーメン。この日は避難小屋もテント場も他に人はおらず、静かな時間を満喫。


夜中に小用で目が覚めると、満月に近い月が輝いていた。